治療院経営者が詐欺みたいなHP作成業者にだまされないための基礎知識①
ホームページ作成といいながら枠だけ渡されて、ほとんど自作なのに、月に1万円とか3万円とか管理費払ってる。
しかも、3年とか5年契約。
自作の場合、PCの操作に慣れていても時間かかるしね。
うまく行っていればいいかもしれないけど、こういう自作の場合、成功している人をほとんど見たことない。
ホームページは集客の要にしたいからこそ大金を払ってでも作成したはずなのに、できないって地獄。
月に3万として5年契約でトータル180万円。それ、もっとましな使い方できる。
そうなってしまっている人は、もしかすると違約金払ってでも乗り換えた方がいいこともあるかも。もしくは、勉強して自作でやって反応だせるようにするという方法もある。
基礎的な考えから勉強しましょう。
ホームページがあるだけで安心してしまうのは、次のような考え持ってない?
やりがちなのが、「〇〇市 腰痛 整骨院」という検索キーワードで上位表示されると潜在顧客者がガンガンアクセスしてきて、集客できるという勘違い。だから、できるだけHPを検索上位にもって来なきゃ!って必死になる。
HPの運営としては間違っていないけど、そこだけに執着しちゃうのは間違い。なぜなら、他のキーワードでは上がらない可能性が高いから。
まず、理解しないといけないのはキーワード。
多くのアクセスを求めたい一心でみんなが使うようなKW(もしくは経営者が検索すると思い込んでいるKW)での上位表示を狙う。
狙えばいいんですが、そういう大きなキーワードはライバルが多い。例えば「東京 腰痛」で検索をかけると権威性、信頼性、専門性が高く評価される病院や整形外科のサイトが上位表示される。整体院のサイトなどは逆に、権威性や信頼性、専門性に欠けるので、上がりにくい。
他の狭い地域でも同じことが起こる。
そこへ、新参でわざわざ競合がひしめくキーワードを狙うのは大変な作業です。
そこで、考え方を少し変えて、ニッチなキーワードを使う方法があります。
HPへのアクセスだけに頼らずに、他のページ(コンテンツ)からアクセスを集めてHPへ誘導して予約に繋げる。
有効なのが症状ページやブログになります。
症状ページの方が理解しやすいかもしれません。例えばひざ痛の患者を集めたいときに「〇〇市 ひざ痛 整体」というキーワードを設定する。そうすればトップページが「腰痛」でしか表示されないので、ひざ痛の人を集められないけど、症状ページを作ることで「ひざ痛」で検索した人もアクセスしてもらえるということ。
ただし、症状ページは腰、膝、肩などのよくある悩みの場合は、トップページと同じことで、他にもたくさんの競合が存在するということを理解しないといけない。
なので、症状ページも作成するべきなんですが、それだけではまだ競合と同じことをやっているだけ、病院の権威性には勝てないということにもなります。
そこで、ブログを書け!ということになります。
集客のイメージはこんな感じ。分散型。
ブログを書くときの注意点を簡単にまとめると
コピぺはだめ
ロングテールキーワードの使用
注目を引くタイトル
読みたい内容であること
記事の長さ
頻繁に書く、更新する
記事をシリーズ化する
検索者の質問の先読みをする
内部リンク
コピペはダメ
他人の記事をコピペすることは著作権の問題にもなりますし、グーグルからも評価されないどころかペナルティを課せられて表示されなくなってしまいます。
キーワードの選び方
検索数の多いキーワードを使いたい気持ちはわかりますし、そういう記事も必要ではあります。しかし、検索数が多いということはライバルも多いので、検索数が少なくても検索者がよく使うであろうキーワードを探し出してブログ記事にする方が検索順位が上がりやすくなります。
1記事に対して3語でキーワードを狙うと検索上位に表示されやすくなります。
タイトルを決める
タイトルだけでも1記事は余裕で書けるほどの情報量がありますが、ここでは要点だけ。
① 選んだキーワードを使ってタイトルを作る
② 文字数は28文字以上〜32文字以内にまとめる
③ インパクトのある目の引くタイトルにする
④ 数字を入れて具体性を高める
⑤ キーワードを左に詰めて構成する
読みたい内容であること
検索者がどういう目的で「キーワード」を使って検索しているかを考えないといけません。おなじ腰痛でもキーワードが「腰痛 改善 体操」と場合と「腰痛 悪化 体操」では内容は違います。
前者では腰痛を改善するための体操の方法を知りたがっています。後者では腰痛の原因としての体操となり、真逆になります。
特に、治療院のブログでは、どんなタイトルやキーワードでも自身の技術の高さや実績を説明したり、ひどいときには自慢していることがあります。これでは、検索者がもつ疑問に対する答えになっていません。なので離脱率があがります。
さらに、悪いことに、専門用語を使って説明してしまい、理解しづらく読みづらくしていることも多い。
記事の文字数、長さ
SEOに最適な文字数というのはありませんが、少なくとも2000文字はほしいです。500文字程度のブログをよく見かけますが、これではSEO的にも読み手としても情報が少なすぎます。検索上位に上がることはほとんどないです。
文字数が多すぎるというのもSEO的にも逆効果です。まとまっていないもしくは情報が多すぎる記事は読み手にとっても優しいものではありません。
頻繁に書く、更新する
グーグルは更新頻度があるものを、上位に表示しやすいという傾向があります。それだけ、情報が新しいという判断をされます。
なので、ブログは週に1、2本は書いて更新。過去の記事もできれば定期的に修正や更新はするべきです。
記事をシリーズ化する
腰痛を改善するための生活習慣として、体操やストレッチを説明する記事を連続のシリーズとして書けば、一度読んでくれた人が次の記事も続けて読んでもらえる可能性も高くなります。
検索者の質問の先読みをする
検索者は質問や疑問を持っているからこそ、なにかしらの「答え」を求めて検索しています。タイトルに惹かれてアクセスしたブログに答えが簡潔にまとめられていることはもちろんのこと、さらに続いて起こるであろう質問に対する答えも用意しておくことも大事です。
腰痛の原因が知りたくて、理解した後に、改善方法を知りたくなるように。
ブログでは売り込まない
ついやってしまうのですが、ブログの記事のところどころに院の宣伝をしてしまうこと。これは、読みやすさを損ねるだけでありません。
検索する時の広告の多さにうんざりしていますので、せっかくいい内容のブログでも離脱してしまいかねません。
内部リンクを貼る
そのブログでは売り込まなくても、予約獲得のページへのリンクを貼っておくことを忘れないでください。
たとえば、『もっと詳しく知りたい方はこちら>>』『ホームページはこちら』などとテキストにURLをリンクするなどの方法があります。
ホームページのことをもっと知ろう!
HPを作成する際にはそのページからだけで集めようとするのではなく、ブログなどのコンテンツを増やして行くことも重要。
ブログはもっとも有効な手段の一つ。きちんと設計した上で、ルールを守って書いておくことで、集客する際の強い武器になります。
さらに、ブログを書き溜めておくことは、集客のための資産になります。ブログさえあれば、SNSやマイビジネスなどにも簡単に応用できます。
まとめ
集客の全体像をイメージしてタスクを組む。
ホームページは集客のための1つのツールに過ぎません。それあえあれば!と言うものではありませんし、お金をかければ良いと言うものでもありません。
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