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023.運動のこと
これまで食事のことばかり書いてきましたが、ここからは運動の話です。
運動だけでは体重を減らすことはできない
まず、運動だけしていても体重は減りません!
外来でも、「運動しているのですがやせません」というような方がたくさんいらっしゃいます。運動量を増やしていっても体重は減らなかったという研究データもあります。その理由は、運動で消費した分、食事を増やしてしまうからだと考えられています。
それでも運動をして筋肉を維持するために、運動はとても重要です。
「体重は減ったけれど、筋肉も落ちてしまった。」と言うことは必ず避けなければなりません。あくまでも減らすべきは体の脂肪です。
“食事を十分コントロールできた上で、運動が意味を持ってくる”のです。食事管理というしっかりとした土台の上に、運動が乗っているようなイメージです。“と言うように説明させてもらいました。
運動を取り入れるモチベーション
体重を減らすために運動を取り入れていただくイメージは次のような流れです。
このような感じで、食事でやせる環境が整った上に、運動を取り入れるモチベーションが生まれ、運動を始めると更なる体重減少の効果が得られ、よい循環に入っていくのです。
私は運動を指導する専門家ではありませんので、どのような運動がいいかについて、専門的に説明することはできません。ですが私は、以前自衛隊に所属していたことがあり、学生時代から、自分や周りが筋トレするのが当たり前の環境に身を置いてきました。自分自身は筋トレが苦手であり、頑張ろうと初めても何度も挫折を繰り返してきました。そして現在多くの患者さんの運動習慣を見てきた経験から、私なりの“長期継続するための運動”について述べさせていただきたいと思います。
食事のことでも述べましたが、ダイエットとしての食事について、最も重要なことは、どのダイエットがいい、と言うよりは、どの方法を長期的に、(10-20年を見据えて)継続できるかが重要です。
長期的に継続可能な運動
これから説明していく運動は以下のような内容です。