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25時ごろ、待ち合わせ。

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今日はどんな日でしたか。 25時頃、大切な今日を想って書く文章です。 2019.7.8〜2019.12.31
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#夜

#14 夜を歩く

#14 夜を歩く

決定的な言葉を避け続けている。

向かい合ったあなたを、傷つける言葉を私はいくつももっている。
あなたの傷つけ方を知っている。

だけどその言葉を私は絶対に選ばない。
喉元まででかけても、
心がぐちゃぐちゃに荒れ狂っても、
絶対にその言葉を選ばない。

あなたが簡単にその言葉を選んで、私に投げつけてきたとしても。
私は絶対に選ばない。

傷つけてしまった罪悪感に苛まれたくないから。
言葉が口をつい

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#162

#162

宅急便が来るのをすっかり忘れて遠回りして帰った。
月が綺麗だった。

近くでお祭りをやっていた。

借りていた本を、一冊読み終えた。
読後感、少々暗い気持ち。

毎日あっという間に時間が過ぎる。
日々が回っている感覚はどこかへ失せた。

自分がここに居るのか居ないのか、
考えるのもなんだか面倒くさいな。

太陽に憧れても、月は月でしかない。

初めから太陽になりたいなんて、思ってもいないけど。

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#136

#136

今夜はなんだか生温い空気。

11月も終わりに向かっているけど、
心地いい温かさと静寂に包まれて 見慣れた景色の中を歩いています。

PM 23:37

大切な景色に出会った、いつかの夜と似ているな。

退廃的な景色がとても好きなので、
作業がストップしている夜の間の解体現場などぼんやり眺めているのが好きです。
(そんなやつ、夜中に会ったらこわいやろな…)

***

昨日考えていたことを書いて

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#98

#98

雨の音を聞いていたら、
いつの間にかうとうとして眠ってしまった。

雨の夜はなんだか落ち着く。
とても静かで、ささやかな夜。

明日の台風が少し心配だけど。
どうか誰も傷つきませんように。

また、目を閉じる。
#日記 #夜 #雨

#58

#58

日曜日の24時。
眠っている街の、静かな呼吸をなでるように歩く夜。

不安定な心を埋めるために浪費する言葉。
その弱さや狡さを自分自身だけは知っている。
私はわたしに嘘をつけないルール。

怖がっているばかりでは、
誰とも何とも繋がれないわ。

本当のことを思い出して。
交わしたはずの約束を思い出して。
きっと覚えている。
私の前に使命を持った、あなたが現れたのだから。
#25時ごろ待ちあわせ

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#51

#51

焼け爛れてしまいそうな暑さはどこかへ。
日陰はもうだいぶ涼しくなってきた。

お気に入りのシャツ。
よくかぶる帽子。
大切な夏を彩っていた音楽。

それらを連れて、大好きな路地裏散策。

約束まで少し時間がある。

太陽って温かいな。
照らし出された路地の、電柱や電線の影。

古民家のような和菓子屋さん。
手を繋いで歩く老夫婦。
通りを過ぎていくまだらの猫。

私の目の中に、魔法がある。
心の中

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#14

#14

ついさっき帰宅しました。

休みをもらえるのに誕生日も働いて過ごした私に、
同僚友達がラーメンを奢ってくれました。
その後ファミレスで語り合い、無事に終電を逃して
滅多に乗らないタクシーで帰宅。
懐かしい道をずっと走っていた。

寒いくらいに涼しい車内。

金曜日の夜だけど、外は静かで車内は呼吸の音すら聞こえないほどの静寂。
白髪の優しげな老紳士。

ずっと窓の外を眺めている私に、気を配ってくれて

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#7

#7

車窓の向こうに広がる景色を、今日は丁寧に眺めた。
BGMは昨日と同じだった。
見慣れた景色でも、音楽と心がリンクすると
また違う側面が現れる。

今日はお隣のフルーツ屋さんから、桃とアボカドを頂いた。
アボカドってそういえばフルーツの括りなんだよなぁとぼんやり思った。
冷蔵庫を開けたらまた違うお菓子が入っている。
私は誰とも仲良くないけれど、頂いてばかりでなんだか悪いなぁ。

この前のお休みに、

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