見出し画像

赤ちゃん2ヵ月予防接種の不安①~同時接種~

先日、2ヵ月予防接種の案内を受け取り、こんなにも多くの予防接種をたった2か月の赤ちゃんに打つなんて本当に大丈夫?と不安に思ったので、備忘録として自分なりに調べた事を残します。

はじめに

私個人の備忘録のため、どうしても私の主観が入ります。この記事を根拠にお子さんに打つ打たないを決めず、この記事にあるリンク先の情報やご自身で情報収集しパートナーと相談して決めてください。

下記の備忘録では話題の秋定期接種が開始したレプリコンについて審査結果報告書を調べた結果、市場に出回る変異種株(JN.1)のレプリコンワクチンについては審査時点で治験の情報がないまま承認していた事がわかりました。この事や昨今コロナでの国の対応を見る限り、何を根拠に”安全なワクチン”であるのか、自分で調べる必要があると強く感じたため、子供の予防接種についても調べる事にしました。

日本での赤ちゃんの予防接種事情

まず赤ちゃんの予防接種には定期予防接種任意予防接種の2種類あり、予防接種法のA類疾病を予防するため定期予防接種があります。

(定義)
第二条この法律において「予防接種」とは、疾病に対して免疫の効果を得させるため、疾病の予防に有効であることが確認されているワクチンを、人体に注射し、又は接種することをいう。
2この法律において「A類疾病」とは、次に掲げる疾病をいう。
一ジフテリア
二百日せき
三急性灰白髄炎
四麻しん
五風しん
六日本脳炎
七破傷風
八結核
九Hib感染症
十肺炎球菌感染症(小児がかかるものに限る。)
十一ヒトパピローマウイルス感染症
十二新型インフルエンザ等感染症
(予防接種法)

https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000068/

下記の予防接種法第9条の2にある通り、赤ちゃんの定期予防接種は強制ではなく、親が受けるよう努める努力義務のため、親の判断で打つ打たないを決める事ができます。なので赤ちゃんの定期予防接種の際に親の同意書が必要となります。
定期予防接種と任意予防接種の違いは定期では指定期間内であれば公費で受けれるが、任意は自己負担という違いがあります。

(予防接種を受ける努力義務)
第九条 定期の予防接種であってA類疾病に係るもの又は臨時の予防接種(B類疾病のうち当該疾病にかかった場合の病状の程度を考慮して厚生労働大臣が定めるもの(第二十四条第六号及び第二十八条において「特定B類疾病」という。)に係るものを除く。次項及び次条において同じ。)の対象者は、これらの予防接種を受けるよう努めなければならない。
2前項の対象者が十六歳未満の者又は成年被後見人であるときは、その保護者は、その者に定期の予防接種であってA類疾病に係るもの又は臨時の予防接種を受けさせるため必要な措置を講ずるよう努めなければならない。(予防接種法)

https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000068/

また、下記の予防接種法第8条の2と日本小児科学会の公表している資料のP3を見ると予防接種を推奨するよう記載があるので、予防接種を受けていない場合には市町村や小児科、保育園等から打つように勧められます。

(予防接種の勧奨)
第八条 市町村長又は都道府県知事は、定期の予防接種であってA類疾病に係るもの又は臨時の予防接種の対象者に対し、これらの予防接種を受けることを勧奨するものとする。
2市町村長又は都道府県知事は、前項の対象者が十六歳未満の者又は成年被後見人であるときは、その保護者に対し、その者に定期の予防接種であってA類疾病に係るもの又は臨時の予防接種を受けさせることを勧奨するものとする。(予防接種法)

https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000068/

また、感染発生時に迅速な対応ができるよう、職員および子どもたちの予防接種歴および疾患歴を把握し、記録を保管する事が重要である。ワクチン未接種の子どもには接種を勧める。(学校、幼稚園、認定こども園、保育所において予防すべき感染症の解説(2024年5月改訂版)、P3, 予防接種)

http://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20240513_yobo_kansensho.pdf

つまり定期・任意に関わらず赤ちゃんの予防接種の最終選択権は親にあります。そして仕組み上、予防接種を受けていない場合には役所、病院、学校等から立場上、予防接種推奨のお話がでます。

同時接種についての不安

2024年現在、生後2か月からスタートする予防接種には5種混合(ジフテリア(D)、破傷風(T)、百日咳(P)、ポリオ(IPV)、Hib)、小児肺炎球菌、ロタ、B型肝炎の計4つのワクチンの同時接種を基本としています。

計4のワクチンをたった2か月の赤ちゃんに同時接種して本当に大丈夫なのでしょうか。複数の小児科クリニックのホームページを確認すると赤ちゃんの予防接種について、NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会のリンクが記載されていたので同時接種に関してこちらを参考にしました。

同時接種のデメリットはありません。世界中のあらゆる人種や民族の子ども達に対して、10年以上前から行われていますが、何も問題は起こっていません。1回の受診で注射の本数が増えますので、保護者の方々にとっては辛いと感じられることがあるようです。しかし、単独接種であっても受ける注射の回数は結局同じですから、デメリットではありません。(同時接種のデメリットを教えてください。の回答)

https://www.know-vpd.jp/vc/vc_dj_safe.htm

副反応が出やすくなったり、特別な副反応が出たりすることもありません。
(同時接種にすると、ワクチンの効果は減りませんか。同時接種で副反応が出やすくなったり、同時接種特有の副反応がでたりすることはありませんか。の回答)

https://www.know-vpd.jp/vc/vc_dj_safe.htm

親としては何か起こってからでは取り返しがつかないので、同時接種で何も問題が起こってないのであれば安心材料になります。これを確認するために下記の厚生労働省から出ている直近1年のワクチンに関する死亡一覧を確認しました。

2023/10/27 ワクチンに関する死亡報告一覧2024/4/15 ワクチンに関する死亡報告一覧2024/7/29 ワクチンに関する死亡報告一覧

この直近1年の厚生労働省のワクチンに関する死亡報告一覧で赤ちゃんの同時接種(1歳以下でワクチン欄に製品名が複数あるもの)に絞って確認すると複数件の赤ちゃんの死亡報告が確認できます。そして、ほとんどが調査中または因果関係評価不能となっています。赤ちゃんの場合、乳幼児突然死症候群(SIDS)というものがあるため、生後数ヶ月の赤ちゃんが予防接種後に亡くなってもワクチンまたは同時接種が死亡に関係するのか調査するのはコロナの時以上に難しいと想像します。下記のNPO法人VPDを知って、子どもを守ろうからも原因特定は難しい事がわかります。

....このようにワクチンによる重大な副反応が起こる確率は極めて低いのです。
たとえ起こっても、ほとんどの場合、どのワクチンによるものか区別できません。しかし、ワクチンによる健康被害救済制度では、どのワクチンによるものかは問題にしないで救済対象としてくれることになっています。安心して同時接種を受けてください。(万が一、同時接種で重大な副反応がおこったらどうしたらよいですか。の回答)

https://www.know-vpd.jp/vc/vc_dj_safe.htm

また厚生労働省の「予防接種法施行規則等の一部を改正する省令案」に関する御意見募集の結果について を確認しても同時接種により副反応(ここでは発熱)が強くでることがあり得るとあります。(ここでは5種混合の発熱頻度が高いという指摘の回答に同時接種が要因である可能性をあげています...)

5種混合ワクチンの臨床試験における発熱の頻度が他のワクチンより高い数値となっていることについては、審議会において、他のワクチンとの同時接種の影響があり得る等の指摘があり、必要に応じて情報提供していくことにしています...(P1,御意見に対する考え方)

https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000272453

赤ちゃんのワクチン後の死亡一覧からは同時接種が原因なのか、同時接種したワクチン中の1つまたは複数のワクチンが原因なのか、またワクチンとは関係ない事が原因なのか、因果関係がはっきりしないのが現状です。たった2か月の赤ちゃんに同時接種は本当に”安全な予防接種”の方法なのでしょうか。親としては不安が残ります。

まとめ

赤ちゃんの予防接種には定期・任意の2種類あり、どちらも親の同意がない限り予防接種はできません。つまり定期予防接種は強制ではありません。しかし、定期接種を受けていない場合は仕組み上、役所や病院、学校等から打つまで受けるように勧められます。
現在、赤ちゃんの予防接種は同時接種を基本としていますが、直近1年でも赤ちゃんのワクチン同時接種後の死亡報告が複数件あります。またそのどれもが調査中や因果関係の評価が難しいとされている現状です。

次回は5種混合ワクチンについて調べてまとめようと思います。

参考リンク

予防接種法
日本小児科学会
NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会
厚生労働省 2023/10/27 ワクチンに関する死亡報告一覧
厚生労働省 2024/4/15 ワクチンに関する死亡報告一覧
厚生労働省 2024/7/29 ワクチンに関する死亡報告一覧
厚生労働省 「予防接種法施行規則等の一部を改正する省令案」に関する御意見募集の結果について


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集