はじめに
今回引用された聖師アーシュマトラ大師について言及した文章をみつけたので下記にてご参照ください。
シャンカラ註解『ブラフマ・スートラ』第一篇第二章二十九節
29節 アーシュマトラによれば、(神が空間的に限定されていると言われるのは)顕現の観点からである。
至高の主があらゆる制限を超越しているとしても、(主の)顕現のためには空間的な制限があり得る。なぜなら、至高の主は、崇拝者(worshippers)のために(その威厳を)顕現されるからです。あるいは、心臓のような特定の場所で特別に顕現されるのであり、それは主の啓示のための場所(pradesa)であるから、顕現の観点からは、至高の主の場合であっても、空間的な制限についてのテキストは正当である。これがアーシュマトラの考え方である。
最後に
今回の二十九節を要約すると
その顕現の仕方からしてもヴァイシュヴァーナラはブラーフマンであると、聖師アーシュマトラ大師もおっしゃっている。