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哲学・サイエンス・アートvol2

22
哲学やサイエンスやアートの記事をまとめています。各マガジン毎に記事20本程度まとめたものになります。オリジナルソースがある場合も画像等を含む様々な追加情報やコメントを加えています。
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#ART

生き延びること=核戦争『死に急ぐ鯨たち』by 安部 公房 9.11以後 予感の実現

Reviewed in Japan on August 7, 2003 Amazon  もうかなり前に書かれた本書で、安部公房は…

南部陽一郎氏を讃えて 南部ゴールドストーンボソンと一顆明珠

南部陽一郎氏はいわば宇宙創成の神のポジションで「対称性の自発的破れ」を語った。南部氏に…

底の無い淫靡さ F・カフカ『城』『訴訟』『変身』

『城』の一節  「それは、きわめて隠微にほのめかしてあって、胸に不安をいだいた者……不安…

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE / S.A.K.U.R.A.に寄せて 過去ツイート

2016年05月07日(一部改変) 侍SAMURAIたちの戦い=殺戮の時空をカバーする『般若心経Prajñ…

哲学と科学④ <力>とダイアグラム

Introduction ニュートンと光の粒子説(と光の波動性)   ニュートンは史上はじめてプリズ…

200

哲学的探究のデッドライン 『アウグスティヌス <私>のはじまり』by 富松 保文 レビ…

Reviewed in Japan on August 8, 2004 Amazon(一部改変) 筆者は、それがいつかはわからない…

安倍公房『他人の顔』 & ドゥルーズ+ガタリ 『千のプラトー』

ドゥルーズ+ガタリは、1980年出版の『千のプラトー』において次のように書いている。 「顔を解体すること、これは決してささいなことではない。狂気に陥る危険も多分にある。精神分裂病者(ママ)が自分の顔についても他人の顔についても等しく、顔の感覚をなくすと同時に、風景の感覚、言語と支配的な意味作用の感覚を失うのは偶然だろうか。つまり、顔とは一つの強力な組織作用なのだ」(訳書p.213-214 原書p.230.)  一方、『他人の顔』のラストはこうである。 「ともあれ、こうす

賭・広場・貨幣

version1 二人の者が出逢い 牛と馬を交換する いつの日か 彼らはある開かれた 約束された場…

天才たちの華麗な破滅の系譜 誰もが幼年期の状態のまま死んだ

人に本物の趣味があるかどうかは---こうした系譜学を一気に記述できるかどうかにもよるが、そ…

AIは乱流を克服できるのか? ベイジアンネットワークの起源 系譜 未来 増補改…

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黒沢 清監督 『CURE』 鮮烈なラストシーン

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末期にて(Another Version)――下町の記憶の底から

詩誌「潮流詩派」掲載作品(改変版) 街角の舗道の上 固く閉じられた店の 錆び付いたシャッタ…