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#奈良

異なるフォントを混ぜ合わせたチョコレートファクトリー「Many Cacaos, Many Minds.」のロゴデザイン

異なるフォントを混ぜ合わせたチョコレートファクトリー「Many Cacaos, Many Minds.」のロゴデザイン

大阪の東側、生駒山を挟んだ反対側にある街、生駒の駅前に誕生した新たなコンセプトの“BEAN to BAR(*)”のチョコレートファクトリーショップ「Many Cacaos, Many Minds.(メニーカカオス、メニーマインズ)」。

なぜ、このロゴには大文字と小文字が混ざっているのか。なぜ、セリフ体とサンセリフ体が混ざっているのか。この今回はそのお話を少しさせてください。

(*)BEAN t

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標高1150mのキャンプ場/宿泊施設「WASAMATA HUTTE」のロゴシンボルデザイン。

標高1150mのキャンプ場/宿泊施設「WASAMATA HUTTE」のロゴシンボルデザイン。

紀伊山地(奈良〜三重〜和歌山あたり)を縦断する大峰山脈と台高山脈に囲まれた、標高1150mにあるキャンプ場兼山小屋宿泊施設「WASAMATA HUTTE 和佐又ヒュッテ」。

どのような、歴史を辿りキャンプ場になったのか。なぜ、この施設のシンボルが凸凹とラフな線で作られているのか。今回はそのお話を少しさせてください。

四季の変化が美しい大自然に囲まれたロケーションは、キャンパーはもちろん、大峰山

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「あおに」のロゴデザインは、すみっこに位置させることがブランドのアイデンティティ。

「あおに」のロゴデザインは、すみっこに位置させることがブランドのアイデンティティ。

デジタルマーケティングやクラウドファンディング支援など、コミュニケーションデザインを伴走する会社「合同会社あおに」。あおにのアイデンティティは隅に置くべきだとルールを定めました。

なぜ、封筒や名刺といったツールに、自身のアイデンティティを、すみっこに載せなければならなかったのか。今回はそんなお話を少しさせてください。

意味をデザインで接続する

「あおに」の由来は、代表の堀川さんが奈良で事業を

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フォントを木塊に彫った「木版」から、インクを刷り作った、靴ブランド「TOUN」のロゴデザイン。

フォントを木塊に彫った「木版」から、インクを刷り作った、靴ブランド「TOUN」のロゴデザイン。

このロゴタイプ、拡大してアウトラインをよく見るとガビガビしている。なぜかというと、彫刻刀で木塊を削って作った木版だから。「木版」とは印刷技法の一種で、小学校のころ一度はやったことのあるあの「木版画」と大体同じような技法です。
なぜ、ロゴタイプをつくるのにわざわざ木版をつくらないといけなかったのか。今回はそのお話を少しさせてください。

奈良でつくられているスニーカーブランド

TOUN(トウン)は

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3年かかって勝手につくった「豊永林業」ロゴマーク。

3年かかって勝手につくった「豊永林業」ロゴマーク。

山の男たちはかっこいい。それは自分たちの職種から遠すぎるゆえの、はたまた「手に職」という言葉が似合うゆえの、憧れのようなものかもしれない。
知り合って3年たってロゴを勝手につくった。依頼があったわけではないのですが、気がつけば作っていました。打ち合わせはいつも飲みの席か、山の中。なぜ、甚だお節介にも勝手にロゴをつくったのか。今回はそんな話を少しさせてください。

自分の代では完結できない生業、林業

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