箸箱(弁当の箸ケース)のデザイン
おおむね、家庭で作ったお弁当🍱を携える際に添えるもの、という役割でしょうか、つまり自宅での食卓にはのらないアイテム。
往年のスタンダードなものよりスタイリッシュになっている気がします。と言っても、👆の画像のようなタイプはかなり前から発売されていて、当方が実際に手にするのも今回が初めてだというわけではない(先代もこのタイプだった)のですが😅
実はこれまで、気にしていなかったというか、これの〔工夫仕様〕というものに興味関心を持たず、充分な観察をする機会もなく過ごしてきたわけですが、今更ながら、の考察をしてみました🔎
どのような〔特長〕について、でしょうか🤔
そもそも当方は、このタイプ/形式の箸ケースに対し、デザインの有意性を見い出せていなかったのです。「収めていて使用しない間」に安定感がない💢という歯切れの悪さ(◎_◎;)
使用者としては【蓋をパカッと開けることなく、端から引き抜いたり、使用後は同じ端方からブスッと差し込んだり】という動作になるのですが、「収まりが悪い」と感じていました。中にしまっても「簡単に滑り出してしまう」という評価を抱いていたのです😵💫
~蓋を開く場面というのは、使用時ではなくて洗浄の際 との認識
そもそも「当方の扱い方がマズかった」のですね…(◎_◎;)
【単に出し入れする際には、蓋を開く必要が無い】とは合っていました。ただ、【しまう際の押し込み】が弱かったようです💧
デザインに則って行えば、キチンと安定状況に落ち着くのだということを知らずにいました。
👆画像を撮るために蓋を開けた状態にしていますが、閉じた状態で(右方から)箸を真っすぐ押し込むことで、2本をセパレートすべく中央に設置された柔らかい素材が奥側(=左方)へとしなやかに湾曲し、両側の箸を固定するように作用するような機構になっている💡
どうやら当方は、この”しなり”が生じるほどの力を込めずに緩く差し込んだだけの状態で〔完了〕だとみなしてしまっていたようです😅 これだと定位置まで入らずに/固定機構が作用せず、少し傾けるだけでスライド放出されてしまう…
「力を込めて強引に行なうと、部材を壊してしまうのではないか」などという妙な遠慮や過剰配慮は不適切だということです☝
折角の”発明的”デザイン。『箸が安定するところ(奥)まで、グイッと差し込む』というお作法について、漏れなく利用者に的確に伝わるような仕組みだったとは言えず、その点の工夫があった方が、同様の「使いこなせていない人」を極少化できるような気がします。
◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆
ところで、このタイプのデザインの効用のうち大きなものに貴方は気付いていますか?
鞄に入れたり持ち運びの際、古いタイプのものだと揺れに応じてカタカタ音が発生して気になることがありましたね!
容器の内側で箸が固定されるため、その騒音防止効果を生み出した、という好デザイン事例です👍
#デザイン思考 #本質 #合理化 #業務改善 #デザイン #コラム #この経験に学べ #このデザインが好き #買ったわけ #毎日note #工夫 #生活 #箸箱 #箸入れ #箸ケース #騒音 #カタカタ #固定