ファーストフード店での注文の取り方の工夫デザイン・後編
『買うために行列に並ばされて、客を待たせることが平気?な店🍩』の販売形式に対して、半ば願望的な考察を続けましょう。
昨日の『前編』をご覧になっていない方は、
まずコチラから是非どうぞ🙇
《対策案》
もっと売上増の実現が可能なはずであるような様子が感じ取れるのに、現在の手法では(店員がサボっているわけではなく)仕組み上できない、とてもまどろっこしい状態にあります🥴
これらから脱するために、「注文の取り方」を変えてみてはどうでしょうか💡
例えば、(混雑時には)来店者に商品リスト兼注文書📝を渡して、それぞれの購入個数のみを記入してもらうようにするのです。前もって一覧表になっていれば、一個ずつ注文を聞くのと比較して、商品を集めて包装するまでの所要時間が大幅に短縮されますし、自分が注文票を渡す順番が来るまで少し時間がありますので、どれにしようかと悩んでいる時間をほどよく保てそうです👍
元の仕組みだと、いざ自分の番になっても(優柔不断気味な人は)”間”が空いてスムーズではなく、列の後ろの人の待ち時間を長くする要因になっている実態がありますので、その点でも有効と言えそうです。
その他にも、ショウケースに近づきすぎると商品が見にくかったり、後ろで待っている間には前にいる人が邪魔になって商品が見えずに選んでおけなかったり、様々な不便を感じる経験はありませんか?
⇒全て解消しそうです(^^♪
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一部のマクドナルド🍔のドライブスルーでは、混雑時において、通常の注文口のマイクを通して会話する形にこだわらず、それより手前の位置でお客さんにメニューを渡して、注文内容が決まった後、任意の地点で聴き取って、リモート端末に入力する、という体制を取ることで、円滑性を実現していましたね👍
※いまや利用者端末が拡充しているし『モバイルオーダー』という選択肢もあり♫
より多くを売りたい店側と、車列の後方にいる順番待ちの別の客との双方においてメリットがある工夫です。
⇒道路の本線にまで溢れることがありましたので、混雑の緩和は社会的波及効果(=客以外の人にも好影響)もありです🙌
マクドナルドでは一般的に”品切れ”がありません。
前述のファーストフード店では、各店舗で仕上げ製造しているものの、注文数が偏ったりした時等、タイミングによっては一時的に欠品状態になるようです。そのことを鑑みると、上記案の注文票策を導入しづらいとの話もあるのかも知れません。
でも仮にそれが理由だとしたら、欠品にならないような努力、管理方法の工夫をもっとすればよいだけなのではないでしょうか😏
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《異なるスタイルの店舗もある》
当該チェーン店は、店舗によっては、前述のような「一個ずつ注文聴き」のスタイルとは異なり、言わばカフェテリア方式で、お客さんがトレーを手にして商品棚沿いに順路を進みながら思い思いに選んでいく形式となっているところもあります。こうすると待ち時間は多少短縮されそうです。店側もその違いを知っているから、現存しているのだと推測できます。
ただ、あまり好ましいとは思えません。
やはり優柔不断な人がいると停滞しますし、例えば、「五個買おう」と決めている時等、三個まで選んだものの、順路の終わりの方には欲しい種類がもう無いということを悟った時、後方に連なった人の流れがあるので残る二個を選び直すために逆戻りしにくい、という要素があるからです🙄
このようなカフェテリア方式の店舗がある以上、上記の注文票案が、「お客さんとの対面受注(というカタチ)を大切にしたい」との企業理念的理由によって不採用とされることはない、と判断できます。
そうなってくると、長時間待たされたり買うのを諦めて帰ってしまったりするお客さんのことを大事にする気持ちが本当にあるのか、という話になってきます。
同時に、(既述のように、非効率性から)営利企業としての戦略という点でも「それでいいのか」との”お節介な”疑問が生じます。
※本質的には、ただお節介なだけではなく、”芳しくない”状況の店舗がその場所から撤退してしまうと、私たちは「買えなくなる」ので困ります😚
~そのような副次的な要素も含んでいる、というところまで想像できますでしょうか?
その他、どのような”事情”があるか、想像してみてください。
現状の方式にこだわる理由は何か分かりますか?
気付いた点があればさらに吟味したいですね🙋
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