ずり這いが始まり、娘の世界は外へと広がる 生後6か月の記録 #育児日記
私は「映え写真」に興味がない。例えば、赤ちゃんの「ちぎりパン」写真のためにシールを買うとか、キューピーハーフの衣装を作るとか、そういうの。親の楽しみのために子どもを付き合わせている気がしてしまうから。だったら、その時間と労力とお金で、子どもと遊んであげたり、何か役立つものを買ってあげた方がいいのではないか。
ただ、いざ自分の娘のハーフバースデーとなると、少しは飾り付けた方がいいのではと思ってしまった。娘が大きくなった時に「お母さん、何もしてくれなかったの」と悲しむんじゃないか、と。父母が“映え”に疎い昭和生まれでも、娘の世代は“映え”にうるさいはずだ。
ということで、生後6か月の記念日は、私たちなりに豪勢にお祝いした。100均に行ってそれっぽい風船とガーランドを買い、ネットで拾ってきた無料テンプレの画像を印刷して額縁に飾った。少しはそれっぽくなったはず(自信はない)。
生後6カ月目、娘はさまざまな“初めて”を体験した。ベビースイミングに通い、初めての旅行に出かけ、いよいよ保育園も始まった。その1つ1つについては、時間があれば別記事で詳細をまとめられればと思うけど、ざっくり一言でいうと、どれもこのタイミングでよかったと思っている。
この1か月間、私は娘の見つめる世界が急に開けたのを目の当たりにした。短い距離ながらずり這いができるようになり、見るもの聞くもの、すべてに興味津々で、遠くの本棚に突進したり、お風呂上がりに保湿剤を近くに置くと、手を伸ばしてどこまでも追いかけてくる。
そんな様子を見ていると、その好奇心をどんどん伸ばしてあげたいと思う。視線を外へ、外へと向けて、いろいろな感情を味わってほしい。保育園や習い事、旅行といった経験が、きっとその一助になるはずだ。