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スマホを変えただけなのに。

やっぱり気分転換は大切だな、と。

先日、数年ぶりに携帯電話を機種変更したのだが、これがまた絶妙に楽しくて仕方ない。最新機種とはいえベースはスマホなので使い方そのものはほんのちょっとした変化でしかないのだが、そのちょっとした変化がいい刺激になっている。

前ページに戻るのもタップだったのがスライドのみになり、ユーザー辞書の文字数も増え、写真とスクリーンショットが勝手に分別され、画像も若干綺麗で見やすくなっている。たったこれだけの変化だけでモチベーションが上がっているのだ。

ちなみに母親もスマホなのだが、もう10年くらい変えてない。理由は「めんどくさいから」だそうだ。

人間はあらゆる変化を嫌うらしく、各研究結果いわく生活が変化するとストレスを感じるという。配偶者が亡くなった、引っ越しすることになった、転職した等々。
僕たちが現状維持を保とうとするのは単純に変化した環境に適応することによって受けるストレスを避ける本能によるもの、というのが研究者たちの見解らしい。

確かに、僕もいろいろと環境を変えてきたがその時々に「めんどくせえな」という感情がわいてくる。めんどくさいからこのままでいいかな、と思うのは僕だけじゃないだろう。
しかし、一歩踏み出して環境を変えてみると、慣れるまではストレスだが慣れてくると楽しくなってくる。まるでゲームを攻略した時のように、今まで出来なかったことができるようになると自身の成長をダイレクトに感じることができ、新たな挑戦をしたくなるのだ。

人間には必要なストレスがある、というのはご存知の方も多いと思うが、なにも害悪なストレスだけではない。むしろ、なんの変化もない生活を続ける方が最終的に害悪なストレスになりかねないらしい。

なるほど。これは一理あるな。

そんな、10年近く機種変更すらしない母親もよく「なんの変化もない毎日が退屈だ」と愚痴をこぼしているらしいが、それはそうだろう。変化を嫌い、新たな挑戦もしない現状維持の生活が楽しいわけがないのだ。

ということで、使い慣れないスマホを片手に一部バックアップをし損ねたサービスの再ログインにあくせくしてみたり、お気に入りグラビアコレクションが戻らなくて馬鹿野郎それはおれの大事な目の保養セレクションなんだぞとブチギレそうになっているが、これらを攻略するたびに自らの脳汁でぶっ飛び続けている次第であります。

少しずつ環境を変化させ、それを攻略していこう。それが続く限り人生は楽しいものであり続ける、ということを再確認できたので今日もまた新たな挑戦をしていきます。

やっぱり、2年置きくらいにスマホは機種変更した方がいいな。

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