「株式会社サイバーコア」を知る #2 ~CEOインタビューから読み解くサイバーコア~
こんにちは!電気興業 公式noteです。
前回に引き続き、サイバーコア紹介です!
今回は、AI開発企業としてのサイバーコアの凄みを探るべく、
サイバーコアCEOの玉木さんにお話を伺いました。
前回記事はこちらからどうぞ。
学びと成長が根付く職場
AI分野に限らず技術の世界では、先進的な立場を確立しようと、日々企業がしのぎをけずっているものですが、
そんな中で、サイバーコアが世界に通用する技術力を示し続けることができる理由はどこにあるのか ―― 。
その答えを、玉木さんは「サイバーコアの生い立ちと企業風土にある」
と言います。
前回記事で少し触れましたが、サイバーコアは、岩手大学の研究室にルーツがあります。
だからこそ、個々人の意識としてはもちろん、自ら学び、成長につなげる
アカデミックな精神が会社内の風土として強く根付いているのです!
また、毎月開催される全社員参加の「全社会議」も企業風土の醸成に大きな役割を果たしています。
この会議では、案件の受注状況や開発状況、事務連絡といった社内の状況報告が行われるだけでなく、玉木さんが直接社員の皆さんへ、会社のビジョンを語る場でもあります。
しかし、ただ伝えるだけではだめで、そこには社員皆さんからの「賛同」が必要だと玉木さんは言います。
その理由は、賛同が無ければ(会社の)”成長”につながっていかないからです。
一方的に方向転換を強いることもできますが、示した会社の方向性を、自分事として捉えて社員が自らの意志で成し遂げていこうとしなければ、真に一人ひとりの行動にはつながりません。
とはいえ、賛成なのか反対なのか、全社員の前で社長に意見を述べることの心理的なハードルは決して低くないということも事実です。
そこで、社員の皆さんを対象にしたアンケートを通して「理解」「納得」「賛同」のスコア化をすることで意識調査を行うなど、小さな声も拾い上げようと取り組みがなされています。
玉木さんの社員に対する一途でひたむきな想いが、会社としての成長につながっているわけなんですね。
必要なのは「市場のニーズと技術を繋ぐ」こと
もともと研究開発にウエイトをおいていたため、世界に通用する技術力を手にしたサイバーコア。
とはいえ、”技術があるだけ”では世の中の課題解決にはつながらない ―――
お客様が求めるのは、抱える課題の解決や期待する結果を出せるような課題解決策=ソリューションであって、技術そのものではありません。
これまで培ってきた世界に通用する「AI」開発技術
そのAI技術を軽量化し、デバイスや機器へ組み込む=「HI」
それら全体として機能させるためのシステム構築=「SI」
この3つの「I」があってこそソリューションとなる…
この気づきから、「世界に通用する技術力」を使えるかたちにして提供する「ソリューションプロバイダー」への転身を図っていきました。
そして、そんな矢先に盛岡の案件で、電気興業と出会うこととなります。
電気興業もこれまで培ってきた無線技術をどうソリューションに展開していこうかと模索していたタイミングでの出会いで、運命ともいえるものでした。
グループ化以降、積極的な交流・連携が図られ、さまざまなシナジーが生まれています。
「市場ニーズと無線・AI技術をつなぐこと」を大切にして、両社のソリューション事業の展開がより加速されていく予定です!
そんなサイバーコアのミッションとは?
取材の最後に、玉木さんはこのようにおっしゃっていました。
今の日本社会は人口減少に加え、高齢化が進み、各所で人材不足の影響が出ています。
そんな中で、この先の未来も人々のくらしを維持していくとなると、生産性の向上や価値の創出、人間に代わって生活インフラを機能させていく技術が求められるのは必然です。
「人の眼の代わりになれる技術」(画像AI)をはじめとするサイバーコアの技術は、自動運転などの交通インフラやスマート工場と言われるような製造業分野、リテール分野などにおいて、この先に待ち受けている社会に変革をもたらし、人類のくらしをゆたかにしていくことができるのです。
この技術を社会に役立てていくことこそ、サイバーコアのミッションであるというわけです。
この言葉からは、玉木さんの想いや使命が軸となり今の「株式会社サイバーコア」がかたち作られているのだと、そう強く感じられました。
最後に
以上、2回にわたってサイバーコアの紹介をしました。
まだまだご紹介したいサイバーコアのことや「電気興業×サイバーコア」の取り組みがたくさんあります!
引き続き、この電気興業 公式noteを通じて情報発信していく予定です!
次回も楽しみにしていてくださいね!