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いつか「読書が趣味」と 言うまでの記録【本屋の雑談会でよせてゆく。】

” みうらじゅん ” が言っていた。
「好きなことなんてたくさんあるはずがない。ましてそれが偶然やってくるなんてない。好きになろうと思って好きになっている。」

この note は
「趣味」と言える何かがあったことがないibitsuが、 必要に迫られ5年前に始めた読書が習慣になり
「嫌い」から「できる」に変化してきたことに気が付いたことから
いつか趣味と言えるまで、読書に自らを寄せてゆく記録的マガジンである。


【雑談会】仕事の夜話

【日程】2024年9月4日

【会場】ほんとひとやすみ 甲羅文庫(千葉県)


甲羅文庫の店主は、もともと千葉県で「kamebooks」という本屋を運営していた。
JR市川駅から徒歩約20分の場所にある、古いビルの4階。

わたしがこの店を知ったきっかけは、自宅近くに小さな貸店舗を見つけたことだった。
幼いころからお店というものに憧れを持っていたわたしは、時々ネットで近所の空き店舗を検索しては妄想を膨らませていた。

ある日自宅から徒歩15分程度にある古いビルに、1坪家賃3万円の貸店舗を見つけた。
単なる妄想がほんの1mm程度現実味を増したものの
「さて、ここで何を売ろうかしら?」←長らく妄想していた割にそこから・・。
と考え「本屋はどうか」と思いついた。

そして「狭い」「本屋」と入力してPC画面に映し出されたのが、このページだった。

こうして数年前に「kamebooks」の存在を知った。

早速偵察に行ってみたいところだったけれど、我が家から市川まで、そこから更に駅から徒歩20分という距離に、出不精の腰はなかなか持ち上がらなかった。
それからしばらく「kamebooks」の運営はそのままに、同じ千葉県内松戸市の古いアパートに「甲羅文庫」を開くという情報を入手した。
今度は駅からも近いという。

それならばとオープン当日出掛け、それから何度か足を運んだ。
店といっても6畳の和室と、玄関横に小さなキッチンがある普通の家。隣の部屋には一般の方が住んでいた。
押し入れといくつかの棚に本が並んでいて、本の品揃えが・・というよりは店主のユニークな思い付きやご夫婦の佇まいに、居心地の良さを感じていた。
それはわたしがいつかしてみたいことのもうひとつ、理想の「住み開き」にも通じている感じがした。

その「甲羅文庫」が今年6月、市川市の駅から徒歩5分程度の平屋に移転。ようやくおじゃますることができた。
本屋を知ったきっかけが長くなったけれど・・



今回出かけたのは

「仕事の夜話」の会。

SNSの発信には「仕事の話をする場を開きます。仕事の愚痴やら、不安やら、そもそも働きたくない等といった事をだらだらと話します。だらだらと話すだけですが、社労士も参加予定なので相談できるかもしれません。」
と書いてあった。
社労士は店主の本業。


17時、仕事を終えて市川へ向かう。
途中持ち寄りのお菓子(駄菓子いろいろ)を調達。
店に到着すると、店主と女性が一人ちゃぶ台に座っていた。

店主はマスクをしているわたしを見て、それでも「あ、お久しぶりです!」と言ってくれた。
座布団に座り、本を見たり先客の女性と話したりする。
店主が麦茶を入れてくれて、会費と持ち寄りのお菓子と渡す。

その後店主の古くからの友人である女性と、イベントサイトを見て・・今日初めて甲羅文庫を知ったという女性がやってきて、店主夫婦以外の参加者は4名。

仕事の話というテーマだったのだけど
7割は別の話・・
芋煮、祭り、各々の趣味、経歴や互いの今の暮らし方などで盛り上がり
(そういえば本の話は一切出なかった。)ふとスマホの時計を見ると終了予定の21時を過ぎていた。
いつもと同じ毎日の中で、出会うはずのない人たちが「はじめまして」からおしゃべりするのは、とても楽しい。

みなさんとても行動的な方で、すっかり刺激を受けたわたしは翌日の有給休暇に(水曜日開催で帰宅が遅くなると思われたため、翌日は有給休暇を取得していた。)朝からお出かけをした。


【交通費】往復約1000円(一部定期券利用)

【参加費】500円+持ち寄りのお菓子代

【滞在時間】約3時間


甲羅文庫ではほかに「読書会」「トークショー」「亀ノ講」「本と珈琲」「酒と本」「介護夜話」などなどを開催し、また棚貸しも行っている。


このところ「本に関するイベント」にいくつか参加してみて(今月もうひとつ予約あり)
買う、借りる、読む、では得られなかった・・
「読書が趣味」感と呼べそうなものが、自分の中にわいていることに気が付いた。
キーワードは「イベント」か「外に出る」か「人に会う」か、それとも「新しいこと」か。
己を観察する、はまだまだ続く。



いつか「読書が趣味」と 言うまでの記録。はこちらから。




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