100字物語「少年のさがしもの」#第34話
少年はドラマを探していた。湖のキャンプ場。漆黒から紺青のグラデーションを描く天。雲が墨を流したように透け、星が動く。南の宙で天狼が目を光らせている。コッヘルでコーヒーを沸かした。猫が焚火の傍らで蹲る。
(to be continued)
毎回、ぴったり100字で1枚のフォトジェニックなショート・ショート風ストーリーを連載。100話完結をめざし、物語をつなげていきます。テーマは、少年のさがしもの。何がみつかるかは、お楽しみに。
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