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「音楽家である前に、人間であれ!」

私が先日参加した石田組長と石田組のことはもう書いたのですが、
その時に買って読んだ本の感想について、改めて書いてみようと思います。
 先日の投稿と重なる部分があるのはご了解を。

目次
・音楽家である前に・・・
・組長の音楽への道
・個性的な服は著感で選ぶ
・目標の立て方
・エクスタシーとグルーヴ
・最後に

音楽家である前に・・・


 そのコンサートの物販のところに、CDと一緒に組長の本が売っていました。タイトルが『音楽家である前に、人間であれ!』
 もう、即買い!でした。



 この言葉は、私の好きな岡本太郎の言葉、
「職業?人間だ!」を思い出させるではありませんか。

 昨日読み終わりました。すぐ読める本です。
音楽の友社のWeb ONTOMOの連載をまとめたものでした。

 コンテンツディレクターの能勢邦子さんが取材し、文を書いています。写真もたくさん。アイドル本のよう。
 では、タイトルは誰が考えたのでしょうね。私はてっきり本人の言葉と思ったのですが、取材の中で本人が言ったことにしよう。ま、内容をひと言で言うと、それです。

組長の音楽への道


 あまり組長組長というとなんなんで、(何?)石田さんということにします。
 石田さんは3歳でバイオリンを始めたものの、早くから「この道で行く」と決めていたわけではありませんでした。高校3年の時に、「音楽で行く」と決めてそれから猛勉強。音楽大学に合格します。

  本当に優秀だったらしいです。在学中も卒業後も。オーケストラに呼ばれたり、すぐにコンサートマスターになったり。才能があったのでしょうが、そこには人には負けない努力があります。  
「絶対に手を抜かない 常に全力」とありました。しっかり練習時間をとっているそうですが、量より質とも言っています。集中力ありそうです。 
 卓越した実力芸術性があるからこそ、奇抜な格好をしていても、何も言われない。誰も言わないけど。

個性的な服は直感で選ぶ


 奇抜な格好」ではない?そうでしたね。「個性的な装い」でした。
何事にも迷わないそうですが、服を買うときも自分の直感で即決。似合っています。バイオリニストとは思えません。これ、褒め言葉です。
 「みんなと同じものは嫌だ、個性的なものに惹かれる」と書いてありました。


 先日も書きましたが、石田さんはまっすぐです。進路の選び方、服の選び方に表われています。優柔不断の私にしたら、なんともうらやましいです。
 周りに感謝を忘れない謙虚さも持っています。「若者にもの申す、礼儀を忘れるな、がむしゃらにいけ」そう言うところは組長ですね。そして、石田さんはシャイだと思います。ゆかしさを持っている。サングラスしているし。

目標の立て方


 そして、私がなにより見習いたいなと思うこと。それは目標の立て方です。「具体的な目標を言葉にして、それを叶える。達成したらまた目標を立てる」
 これは介護保険のケアプランと同じじゃないですか!目標を言葉にする。具体的な達成可能な目標を立てる。実現したら次の目標へ。
 世の中の原理というのは案外同じなのでしょうね。
 

エクスタシーとグルーヴ


 それから、なんともうらやましいのは、音楽の道を楽しんでおられるところでしょうか。楽しむというのではないな。道を極める。音楽の素晴らしさなのでしょう。至高の瞬間があるそうです。
  ここは引用してみます。
「僕もメンバーものびのびと自由に演奏ができて、お客さんも集中して、それが一体になって高まっていく空気感。(中略)エクスタシーと言っていいのかもしれません」

 エレファントカシマシの宮本さんが、過去のあるコンサートのことを「自分もメンバーもスタッフも、お客さんも、誰ひとりも置いていかれていなかった」そんなコンサートだったと言っておられました。ロックやバンドでは、「グルーヴ感」という言葉もあります。ここもジャンルは違えど原理は同じなのでしょうね。
  

最後に


 さてさて、そうです。私が訂正したいこと。
それは、石田組長は横浜銀蠅ではありません。ご本人が敬愛する、そう長渕剛さんです!
 そう、あの歩き方、醸し出す雰囲気。そうだわ。長渕剛です。似ている。

 なんで、抱えているのが、ギターじゃなくてバイオリンなんだろう。だからカッコいいんか。

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