⑤転職失敗。売り手市場で転職時代と言われてますがやはり転職は博打。私の実体験をお話します。五章目
というわけで五章目です。
初めて読みに来ていただいた方は大変お手数をおかけしますが、この前の激動の一章目~四章目をお楽しみに頂いてから、本章を読み進めていただけますと幸いです。小説風に営業ストーリーを描いてます。
また別で有料記事になりますが転職失敗についての本編記事もありますので、良ければご購入頂きお読み頂けると嬉しいです。
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初めての訪問販売営業は真夏の炎天下の中、2時間程度で終わり初めての体験で嫌な思いもしたが、それなりに充実感を感じた。
モミヤマ氏「今日チラシを入れた数軒のお客さんは今度、次の土日どこかで行こう。俺ももちろんまた来るから続きを教えるわ。」
上司&ワイ「わかりました。」
というものの、会社は土日は休みであるため急な訪問販売に手法が代わってしまうことで、少し不満というかこれからやっていけるかどうか思ってしまったのは言うまでもない。実際に訪問販売に切り替わっていったのだが土日の代わりに平日が休みになってしまった。
その後、少しラップアップを行い、モミヤマ氏と上司とで3人で飲みに行った。(部長たちは既にどこかに行っていて別で)色々と仕事のこと含め、雑談をしていると当時抱いていたモミヤマ氏への印象が変わっていき、
結構、楽しい人で色々ジョークが出てきたり、話しやすいことが分かった。
ここで思ったのは人生経験上、第一印象が無茶苦茶悪い人というのは、その後意外性があったり、印象が変わる出来事を感じると、何か心を許してしまうことが多い気がするということだ。
逆に、第一印象が良すぎる人というのは、付き合ってみると本当に良い人であることもあるが、やっぱりどこか心から信用できないというか。その後、悪い意味で意外性があったり、同じく印象が変わることが起きると、更に自身の心が傷つけられるような、失ってしまった感じがする。
第一印象は大事なことだし、印象が悪いことでメリットはないということは百も承知だが、逆に私は穿ってしまうのか印象が良い人は今でも経験上、やっぱり後から「こんな人だったのか…」と感じてしまうことが多いような気がする。
モミヤマ氏「じゃあ、もう今日はお開きにしてまた今度、土日回るか~。」
ワイ&上司「師匠、よろしくお願いいたします。」
と、この日は解散となり、次の土日同じ住宅街で・・・
モミヤマ「以前回った時にチラシを入れたところは地図にチェックしたと思うけど、そこ優先的に回って、その後、同じように40-50件程度回りまひょか。チラシ入れた後どう話するか見せるわな。」
ワイ「わかりました」
そして、チラシを入れた何軒かを回り始めて不在が続き、数軒後
ピンポーン!!
お客さん「はい?」
いた!
ちなみにこのお宅は私がピンポンを押しチラシを入れた1軒であった。
モミヤマ氏「こんにちは~!!先日チラシを入れさせて頂いた〇〇(株)のモミヤマです!見て頂けましたか!??」
お客さん「・・・見たんですけどやっぱり高そうだしいいかなと思って。」
モミヤマ氏「そうなんですね!高い安いというのは皆さま色々感じられるところかと思います。もちろんお客様にとって高いか安いかどう感じるか今の状態では判断できないのですが、ただこれだけ日本国内で普及しているというのは皆さま一旦商談をさせていただき、【導入メリットがある】と思っていただいて導入されているので、一度、お客様の状況でどうなるかだけでも見て頂けませんか!?」
お客さん「~ん、でも主人とも話をしたんですけど今は難しいかな~と」
モミヤマ氏「ありがとうございます!ちなみに、ご主人様は今日いらっしゃいますか?」
お客さん「…ちょっと待ってくださいね。」
ガチャッ
なんと怪しさ満点のオッサン2人のために、夫婦で出てきてくれたのだ。
モミヤマ氏が以前、1回目の訪問で話をしたことをご主人の方に再度熱を入れてかなり伝えている。
後からモミヤマ氏に聞いた話だと、どうやらこれが大事らしく、改めて一回目の情報を旦那さんに伝えることが大事だそうだ。このチラシを入れた後の2回目訪問時の大体の第一反応は、奥さんが旦那さんに伝えた内容はほとんど【こちらが一言も言ってもいない”値段”に着陸し高い】という反応が非常に多いらしい。
話を聞いていたご主人が
ご主人さん「・・・わかりました。ちょっとお待ちくださいね。」
と夫婦二人が少し距離を離れて話しだして、
しばらくすると
ご主人「わかりました。じゃあ、提案資料を今度いつでも良いので、
もってきていただけますか?」
モミヤマ氏「ありがとうございます!では色々と資料を作るのに確認をさせていただきたいところがあって。」
そしてその後、提案資料を作るため、状況や情報をもらえることになったのです。
モミヤマ氏「ちなみに明日日曜日ってどうですか?」
ご主人「明日の朝ならいいですが、資料は間に合いますか?」
モミヤマ氏「大丈夫です!任せてください。」
(ワイ将:ファッ!?俺が作らなあかんけど大丈夫かいな。)
ご主人「では、お願いいたします。」
そしてその後、アポを取りその場から解散し…
モミヤマ氏「初めてアポ取れてよかったな!もぺもぺさん。これから50軒回ろうとおもたけど今日はほかのチラシを入れたところを回って事務所に帰って資料を一緒に作ろうか。」
ということで、その後数軒回ったがその後は不在が続いたが、何とかアポを1軒取れたことで、少し気分が上向いていた。
事務所に戻り、モミヤマ氏とともに資料を作り始めたのであった。
【第6章に続く】
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