六本木 蔦屋店は有料の図書館だ。
『六本木 蔦屋』は書店というよりは、有料図書館のように感じた。
六本木ヒルズのHPには書店を書いている。
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「STARBUCKS COFFEE」と「TSUTAYA」のコラボレーションで誕生したブック&カフェ。幅広いジャンルを取り揃えた書籍や雑誌は、コーヒーを片手に試し読みすることも可能。日本でも珍しい360度の円形カウンターのほか、余裕を持って配したゆったりシート、窓の外に広がる緑なども、くつろぎの時間を演出する。限定店舗だけで販売するスペシャリティコーヒー「スターバックス リザーブ®」の取り扱いや六本木ヒルズ限定ドリンクの提供もあり。
この書店での一番の目玉はここだ。↓
幅広いジャンルを取り揃えた書籍や雑誌は、コーヒーを片手に試し読みすることも可能。
書店内にスタバがあり、そのカウンターを中心に店内のいたるところに机が存在するのだ。
その数トータル177席!!
(座席数店内:97席 テラス:80席)
本棚の隙間に座席があり、思わず驚いた。
コーヒー代600円程度使うと、座席を使う権利が発生し、新刊の本を無料で座り読みできるのに驚いた。
(本当の使い方は、蔦屋で買ってその場で読むという仕組みだと思うが)
古くに刊行されて、今も読まれている読書も素晴らしいが、ほとんどの人は最近話題の本を読みたいはずだ。
たった600円で、1,000円以上する本を試し読みできるのは本当にお得だ。
この自由さ、寛容さはまさに有料の図書館である。
この仕組み、サービスは他の街ではできないだろう。
本を汚したり、コーヒ一1杯で丸一日座席を占有したり、おしゃべりで他の人を不快にするなど、色々問題が出てくる。
六本木ヒルズという、いわゆるこの街、利用する人の余裕さ、リテラシーの高さがあってこそできるサービス、お店なのだ。
安全な家を建てるには、家の構造より前に、建てる地盤(土壌)が重要だ。
理想のお店は、理想の街、環境が必要だと、六本木蔦屋店を訪れて感じた。