佐藤 遊

秋田の田舎に住むアラフォー三児の父がこれまでに経験したこと。 趣味の写真やファッションについて記載していきたいと思っています。よろしくお願いします。

佐藤 遊

秋田の田舎に住むアラフォー三児の父がこれまでに経験したこと。 趣味の写真やファッションについて記載していきたいと思っています。よろしくお願いします。

最近の記事

とにかくヤンキーに絡まれる人生FINAL

「ほら、行くぞ!」T駅に着くと、ゴリはまたKの胸ぐらを掴み、猛烈な勢いで電車から引きずり下ろそうとしていた。まるで綱引きの最終決戦で、体格の良い選手が全力で綱を引いているようだった。 心の中の悪魔が囁く。「Kはもう助からない。お前はまだ捕まってないんだから、T駅で降りる必要はないぞ。」天使も囁く。「これはKが招いたこと。責任を感じる必要はないわ。見捨てましょう。」 「ごめん、K!明日、朝一でお前の骨拾いに来るわ!」と言おうとした瞬間、Kが出入口の手すりにしがみつき、ゴリは

    • とにかくヤンキーに絡まれる人生Part3

      ゴリラ「じゃあオメーらのバック、誰だ?」 俺とKは沈黙する。 ゴリラ「まあ、いい。どうせ暇だろ?T駅で降りろよ?」 Kは慌てて口を開く。「暇じゃないっす!おばあちゃんとご飯を食べる約束があるんすよ!」 俺(さすがに、その言い訳は無理だろ…笑) その一言に、ゴリラも俺も思わず黙り込んだ。だが、無情にも電車はT駅に到着してしまう――。 次回予告 やめて!田舎のDQN特有の「仲間呼び」スキルで、T駅に増援を呼ばれたら、おばあちゃんとのご飯を理由に抵抗しているKの精神ま

      • とにかくヤンキーに絡まれる人生パート2

        俺たちの前に立ちはだかるように、その男——ゴリが現れたのだ。 「オメーらさっき俺の事見て、なんか言ってたべ?」 突然の問いかけに、緊張が走る。Kは一瞬躊躇しながらも、咄嗟に答えた。 「いや、あなたの奥に可愛いコが居たから友達に教えてただけっすよ。」 その言葉に、俺は胸がざわめいた。女の子なんて見ていなかったし、何も話していなかった。でも、Kは自信たっぷりだった。 ゴリは眉をひそめ、周囲を見渡す。「女なんか居なかったべ?」 その言葉に、俺は内心で思った。やっぱり女の子なんて

        • とにかくヤンキーに絡まられる人生パート1

          今日は友人Kと電車に揺られ、50分ほどかけて買い物に出かけていた。俺たちはリサイクルショップで掘り出し物を見つけ、帰りの電車で早速スラムダンクの1巻を読み始めた。だが、ふとKの視線が気になり、そちらに目をやると――。 そこには、とんでもない存在感を放つ男が一人。普通に10人は座れるであろう長い座席を、一人で独占。身につけているのは、豪華なベロアのセットアップと、足元にはガッチリしたティンバーランドのブーツ。その体格は、まさにゴリラの如く。もしも「お洒落の合言葉は2XL、態度

          陰キャな僕がファッションに目覚めたきっかけ

          私はとにかく人付き合いが苦手な子供でした。 大人になってから母が「あんた小さい頃友達居ないんじゃないかとずっと心配だった」と話してくれました(笑) そんな僕がファッションに目覚めたきっかけは中学1年生の時です。 バレー部に入部し暫くたった頃バレー部の子二人が隣町まで電車で遊びに行こうと誘ってくれたのです。 僕は何して遊ぶのかな?ゲーセンで格ゲーとか? と思っていました。 お出かけ当日の朝も母がジャスコで買ってくれた量産型の服に身を包み駅に着くと、一人は赤のボンテージパンツ(両

          陰キャな僕がファッションに目覚めたきっかけ

          自己紹介⁠|初めてのNOTE

          :こんにちは!初めまして、佐藤 遊です。 インスタグラムにて主に活動しておりましたが、今回初めてNOTEに記事を載せてみました。 https://www.instagram.com/zadozyyyy/profilecard/?igsh=NWhoeHR3cThqc3Vl 私は写真とファッションが大好きで、いつも自分の視点を通して世界を切り取るのが楽しいと感じています。カメラを手に取ると、日常の何気ない瞬間が特別に見えたり、自分の気持ちを色や構図に込められるのが魅力です。

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