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とにかくヤンキーに絡まれる人生パート2

俺たちの前に立ちはだかるように、その男——ゴリが現れたのだ。

「オメーらさっき俺の事見て、なんか言ってたべ?」
突然の問いかけに、緊張が走る。Kは一瞬躊躇しながらも、咄嗟に答えた。
「いや、あなたの奥に可愛いコが居たから友達に教えてただけっすよ。」
その言葉に、俺は胸がざわめいた。女の子なんて見ていなかったし、何も話していなかった。でも、Kは自信たっぷりだった。

ゴリは眉をひそめ、周囲を見渡す。「女なんか居なかったべ?」
その言葉に、俺は内心で思った。やっぱり女の子なんていなかったのか…。Kの嘘がバレるのは時間の問題だ。

「オメーら、どこ高だよ?」ゴリは問い詰めるように言った。
Kはすぐに答えた。「N高っす。」
俺は心の中で思わず叫んだ。「めっちゃ嘘やん…!」ゴリが疑い深く目を細める。
「嘘つけや!どーせFかT高だろ?」ゴリの鋭い推理に、俺は驚いた。このゴリラ、意外と頭いいじゃん、と。

緊張感が高まる中、ふいに車掌が姿を現した。
「どうされました?」その声は、俺たちに一筋の希望を与えた。これでこの緊張感から解放される…そんな期待が胸に浮かんだ。
Kはすかさず訴えた。「なんかこの人勘違いしててぇっ!めっちゃ絡んできてるんすよぉ!」
だが、その言葉はゴリの怒りに火を注いだだけだった。「んだど!ゴラァ!何が勘違いだ!」ゴリはKの胸ぐらを掴み、激しく揺らし始めた。Kの体は地面から少し浮き、窓にガンガンとぶつけられた。
俺は、ただ祈るしかなかった。「K、余計なこと言わないで…お願い(涙)」
恐怖で体が震え、少しチビりそうだった。でも、実際にはもう少し漏れていた。

そして、車掌は無言のまま立ち去った。俺たちは助けを期待していたが、その期待は無惨にも裏切られたのだ。

物語は、まだ終わっていない——

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