苦労人で、ただの凡人が《覚醒》に至った最大の「氣付き」
私たちはほとんど無意識に生きています。つまり無意識状態で動いているので、自分を生きてはいないのです。
受動的であり、能動的ではないので、そうなると自分にとっての良い思考を生み出せない方も多く、自分の人生を創造することが難しくて当然なのです。
気が付けば惰性で動くことも多くなり、そこに自分の意思がないので自分を描けないのです。受動的とは“自分の意志からではなく、他に動かされている様”のことになります。
ここで言う他に動かされるというのは思考のことです。
自分の意思とは関係なく自動操縦の思考によって、他人や自分の言いなりになる自分に対して否定が多くなることやヤキモキすることも増えます。
思考の「奴隷」のように、「聞かなければいけない」「嫌われたら生きていけない」「この人が言うことは絶対」「従う」などと思考の言いなり、他人に従い気が付けば惰性で動いてしまっていることにも気付かないのです。
そのため自信のない自分の言いなりとなり、出来ないことばかりに目が向く自分の言いなりになり、自分は可愛くない、カッコよくないなどと比較する自分の言いなりや、幸せになってはいけないと、そんな自分の言いなりになってしまうのです。
私自身も以前はそうでした。
ずっと哀しみの中に人生があるような、ですが、どこかで無意識に、そんな自分を望んでいた自分がいました。
その方が悲劇的で可哀想な自分を誰かに慰めてほしかったからなんです。「そんな中がんばってる私を見て!認めて!私に気付いて!」と自分で私を演じていた映画の中の悲劇的ヒロインです。
しかし、ある日思ったんです。
今のままで自分が本当に望んでいる世界に行けるのか?実は幸せにならないようにと、いつまでも幸せを追いかけてないか?
と自分に問いかけたとき、あることに気付いたのです。
それは、、、
「今幸せになること」ではなくて、「未来に希望を持つこと」を目的にしていたことにです。
「未来に希望を持つこと」が目的になっていた私は、希望を持つ自分であれることに安心感を抱いていたことで、今変わることではなく、いつか変われる自分を生きることに安心感を握りしめていたのです。
すると自分の魂が、「もうそろそろ止めない?違う世界も見たいよ」と心からの叫びとして出てきたのです。そこでやっと悲劇のヒロインを演じることで自分という思考の「奴隷」になっていたことに気付いたのです。
その瞬間から自分を認める人生がはじまり悲劇的な世界の主人公から、愛されている自分の人生の主人公へ「思いの入れ替え」が起き、人生がみるみる変わって変化していったという経緯があります。
〆では、この自動思考の奴隷から抜けていくには、どうすればいいのか?についてです。
「聞かなければいけない」「嫌われたら生きていけない」「この人が言うことは絶対」などと湧き上がってくる思考の自動操縦である、思考の「奴隷」を止めることです。
私たちの思考は常に湧いており、それそのものになっています。思考と一体化し思考に染まっているので自分が何を考えてるかさえ、あまり気づいてないのです。つまり私たちはほとんど無意識に生きているのです。
この思考は、パターン化されているので自動操縦のように同じようなことを考えるというクセがついています。悲劇のヒロインは悲劇のヒロインの思考パターンです。
さらにネガティブなことが気になるように脳にはバイアスがあるので、 「できてないこと」「できなかったこと」や否定されたことや、批判されたことなどが気になってしまうという性質があります。
妄想です。
その、ずっと妄想し続けている脳の働きを止めて、自分が今どんなことを考えているのかを観察し、どういう思考パターンや心の癖があるのか偏りが歪みがあるのかを見るのです。
それを可能にすることが出来るのが、日常からマインドフルネス状態にすることです。
マインドフルネスはわざわざ時間をとって取り組む実践だけではありません。日常生活のなにげない行動に対して少しだけ注意を払うことで、マインドフルネスを持続的に実践することができるのです。
先ほどの「今のままで自分が本当に望んでいる世界に行けるのか?
実は幸せにならないようにと、いつまでも幸せを追いかけてないか?」と言う私が自分にした問いかけが、自分が今どんなことを考えているのかに気付くきっかけを与えたマインドフルなのです。
すると「思考は私の本質ではない」と、脳の分泌物の現象として見ることができる、つまりマインドのもう1人の自分として見ることができるようになります 。
人間には、過去のことを思い出して頭の中で 「あ〜だったな」「あの道はこうだったな」と思い出したりすることが出来る記憶する力、覚えておく力、そしてそれを思い出す力というものがあります。
このようにニュートラルな状態であれば良いのですが、記憶の中で「あの時こうすればよかった」「あれができなかった自分は何て駄目なんだ」などといった、もうすでに終わった変えられない過去のことで、苦しい気持ちがどんよりと立ち込めてしまい苦しくなるのです。
今を生きられない過去にとらわれているのです。
過去を思い出して「じゃあ次はこうならないようにこうしよう」と未来や今に意識をつなげられるように、記憶というか経験を思い出して、そして改善していく、っていう使い方はすごく有益です。
けれど、もう変えられないことに対して意識が向かってしまう思考の癖が、私たち無意識に生きていると、このパターンが染みついていますので、気づいていくことが大事です。
例えば、将来こうだったら嫌だなと思う事もありますよね。 もちろんこれもある程度必要です。
「こうなったら嫌だな、じゃあ、どうしたら良いかな、もしくは、そうなった時のために、こういう風にしておこう」と計画することができるからです。 ただ、「このまま、ずっとこうなるかもしれない」といったことや、「私は愛されない」「これからもっと悪くなっていくだろう」という妄想、将来への不安に押しつぶされてしまうと苦しくなってしまいますよね。
そのようなとき自分への気づきを与えていくには、「私は、このことについて、すごく不安を感じていて、こういう風になったら嫌だと感じているんだな」ということに向き合い気づき、それを自覚していくことです。
すると「では、どうなったら私はいいのだろう」と考えてみることや、あるいは、「こうも考えられるかもしれないし、こんなことも考えられるかもしれない」と、多角的に色んな角度から見て思考を柔軟にしていくことが出来るようになります。
これがマインドフルの「気付き」です。
その他、過剰にネガティブな方向にばっかり意識が向かっているとしたら、この出来事に対する良かったことなど書き出してバランスをとってくことも大事です。
これは本来、分けられない裏表のものなので、ネガティブな方向に意識が向かう私たちの心の性質に気づき、心のバランスを取っていくことだからです。
ポジティブに持って行きましょうと言うことではなく、ネガティブに気づいてポジティブにも気づいて、そして、それをどうしたらいいのか、より良い未来、最高の人生を選択していくというイメージです。
「今こういう考えや習慣があるけれど、本当はどうなりたいんだろう」と考えることで、自分の習慣や思考の癖や行動、これを選択することができるのです。
無意識の自動操縦状態パターンに気づいていくことがマインドフルネスです。
「あー、また、こういうことやってるな、こういう風に思ってるな、こんな風にイライラしてるな、自分を責めてるなー」などと、リアルタイムに気づくことや、 例え、リアルタイムでなくとも振り返ってみて、少し気づいてみて、自分の中に「こういう苦しみがある、こういうパターンがある」ということを『意識して理解して受容していく』 プロセスによって 、性格が変わっていきます。
すると否定的な自分を責めるような、思考の頻度や影響力が少しずつ和らいでいき、そして今自分ができること、自分が変えられること、今この瞬間に意識を向けて味わい、そのプロセスを一歩一歩楽しむ、こういう選択が少しずつできるようになっていきます。
変えられないものは他人です。
すでに起こったことや他人のことは変えられないですよね。そうです、変えられないのは他人や過去。すでに起こったことです。変えられることは自分と未来と、そのために今何をしていくかというということ。
これは変えられます。
自分の行動、思考、言葉に対して、どのように意識を向けて生きていくかということは変えられます。
その積み重ねで未来というものも変えることができます。自分自身今何をするかということは選択ができます、変えることができるのです。
今あなたができる最善のこと、あなたが与えられている目の前のことに意識を向けてマインドフルに取り組んでいくことです。その時間をちょっとでも増やしていくということが、これからはもっと大事になってくるのです。
自分を責めたり、心配になって過剰にストレスを感じていたら深呼吸をして、今この瞬間、確かに存在する体と呼吸の感覚に意識を向けて落ち着き安定させてあげてみてください。
心を安定させて今にある時、頭の中がすっきりされていきます。整理されていくような状態になります。そういう状態を作ってから多角的な考え方をしてみると、あなたの中になかった新しい視点が入ってくるようになります。
ですが誰でも、 嫌なこととか思いどおりにならないことが起こったりすると、またすぐに、そのような自信や安定、繋がりみたいなものも吹き飛んでしまうものなので、繰り返し繰り返し実践しながら、染み込ませていくことをやっていけばいいのです。
もちろん、「なかなかそこまで感じられないです」と言う方もいらっしゃると思います。そんな考えが湧いてきても全然いいです。
ただ気づくだけでいいのです。気づくだけでその思考に振り回されることが減っていきます。思考と自分の距離がちょっと取れるだけでもすごく楽になってくるはずです。もし自分に厳しくダメ出しをしていたら自分自身に優しい言葉 思いやりをかけてあげてください。
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