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ぬるい=ホワイトではない

記事の長さはおよそ1,000文字。1〜2分程度で読めます。

【暮らしナビ 生活】
ホワイトすぎ 若手が離職
負担足りず成長できない

2022/12/15(木)日本経済新聞 夕刊

記事の概要

  • 「配属された後もお客さん扱いされている感覚があった。
     短時間で終わる仕事しか与えられていないことも嫌だった」。

  • 今年春に大手金融機関に就職した男性は、入社7ヶ月で転職を決めた。
    「このままでは外で通用しなくなる」との危機感から見切りをつけた。

  • 2015年以降、労働に関する法律が整備され、
    入社1年目のときの1週間の残業時間は1994~2004年の9.6時間から19〜21年は4.4時間と半減した。

  • 職場を「ぬるい」と感じるとした若手社員の16%が「すぐにでも退職したい」と回答
    ゆるい職場にずっととどまるイメージを持てないでいる。

  • 若手の職場への失望感を強めているのが上司のコミニケーション不足

  • 上司の及び腰に加え、職場の「ゆるさ」に拍車をかけたのがコロナ禍。

  • 方針を180度転換してきつい仕事を振ればいいというわけではない。

  • きつい職場で働く新入社員の30%が「すぐにでも退職したい」と答えた。

  • 若手が現在の職場で成長できないと感じる原因は、
    究極的には「仕事の全体像が見えていないことにある」とみる。

  • 「社の理念に賛同しても、現在いる部署で同じような意欲が湧くとは限らない」

  • 企業はホワイトかそうでないかで悩む前に、このギャップを埋める必要がある。


こんなふうに考えた

「職場がホワイトすぎて辞めたい」
仕事の「ゆるさ」に失望し、離職する若手社会人が増えているそうです。

わかる気がしますね。


ぼくの愛読書の1冊、石井遼介 著『心理的安全性のつくりかた』。
その中に「心理的安全性」と「仕事の基準」の4章限の図があります。

 37ページの図を元に作成


「ホワイトすぎる職場」はこの図でいうと左上の象限にあたります。
仕事は楽だけど仕事の基準が低い職場ですね。

それに対してこの図の右上、
「心理的安全性」も「仕事の基準」のどちらも高い職場が「学習する職場」です。


日本では「働き方改革」が叫ばれて久しいですね。

休日出勤をなくす。
残業を減らす。
福利厚生を充実させる。
無理のない仕事をさせる・・・。

「働きやすい」職場を目指して改革を進めています。

もちろん「働きやすさ」を求めることも大切です。

でも多くの若手社会人が求めているのは
「働きやすい」だけの「ぬるい」職場ではなく、

仕事の基準は高いけど成長を実感できる
「学習する職場」=「働きがいのある」職場だ。

この記事から、そんな事実が見えたように思います。

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本投稿は日経新聞に記載された記事を読んで、
私が感じたこと、考えたことについて記載しています。

みなさんの考えるヒントになれば嬉しいです。
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ディアログ合同会社 小川剛司(つよし)
「学びをよろこびに、人生にリーダシップを」




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美味しいものを食べて、次回の投稿に向けて英気を養います(笑)。

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