20年で得た知見
今日誕生日を迎え、晴れて21歳になった。
私が生まれたことを喜んでくれる人間が沢山いることに本当に心から感謝している。今年は人生で初めて1人で誕生日の夜を過ごす。少し心細いし去年までのキラキラした誕生日会が嘘みたいだけど、これからの長い人生で1回くらいはこんな年があってもいいと思った。
ちょうど20年間生きてきた私は、これからの人生でも必要となる知見をたくさん得た。それを今回は貴方と未来の私のためにここに残しておこうと思う。
①友人を持ち大切にすること
私の人生は友人無しには語れない。夜星を見ながら喋り倒した帰り道、一緒に行った旅行の数々、みんなで毎年見る初日の出、ただ会いたいだけのドライブ、浴びるほど飲んで吐いた飲み会、400kmをもろともせず月1で会いに行くフッ軽さ、お腹がちぎれるくらい笑ったたくさんの夜。
全部何回でも何周でも思い出せる楽しい記憶を、私に与えてくれて、どれだけ辛く苦しい夜があっても寄り添ってくれる友人を、心から誇りに思い感謝する。友達は多いと楽しいけれど、別に少なくてもいい。心から許しあえて、出会えてよかったとまっすぐ目を見て言える人間がいるのならば。
②踏み出すことは怖くない
今年は編入学にコンペ、陶芸やnote、新しいバイト等沢山のことを新たに始めた。昔から何事にも興味があったが、失敗を恐れやらないことが多かった。
でも1歩踏み出して、ぎゅっと閉じていた目を開けるとそこは案外怖くなくてやってよかったなと思うことが多い。私たちはいつだって何だってやれるのに、ストッパーを自らかけるのは余りにも勿体ない。
③趣味は一生の宝
これは何回でも言いたい。昔は趣味も1つもなくて1人だった私。音楽を知って、何かを作る楽しさを知って、それを共有する人がいる喜びを知った。世界が広がる幸福を知った。趣味があると、人生に選択肢が増える。私にはこんなことも出来るんだっていう自信にも繋がる。世界を広げることを恐れないで。趣味は一生貴方の宝物になると思う。
④お礼、謝罪
これは人間として生きる上で最も重要なことだと思う。ありがとう、ごめんなさい。このたった一言で人の印象は大きく変わる。あなたが悪いなら謝りなさい。嬉しいと思ったなら感謝しなさい。他人なんて、思ってるだけじゃ伝わらない。言葉で態度で示して初めて他人と繋がれるんだと思う。これをおざなりにして溝を深めている人を何人も知っている。妙なプライドや恥は捨てて、素直な気持ちで生きるのがいい。
⑤1人は限界がある
最近までほとんどのことを1人でやれると思っていたけれど、それは大きな間違いだった。
今まで育ててくれた親がいて、辛い時声をかけてくれる友人や恋人がいて、嬉しい時は一緒に喜んでくれる人がいる。人間は1人では生きて行けない。いつも何処かで支えられていて、それに気づいてないだけだ。誰かから貴方への、もしくは、貴方から誰かへの想いがないと、足は動かない。
あと、課題やコンペ等学業面についても、1人では限界があるな、と思った。自分だけの世界ではアイデアに限りがある。誰かと考えを共有すると、それが化学反応を起こしてまた新たな世界を作る。アイデアは人と、人の作ったものと、あるいは神が創ったものと触れ合うことで無限になる。
⑥人間は平面ではなく立面
人間は裏表だけじゃなくて、もっと複数面を持っている。
幻影旅団は人殺しの盗賊団だけど、仲間思いだし、初めはただ欲しかっただけ。
ナナはサバサバしてるように見えるけど、本当は母親からの愛が欲しかった。それを友人やハチ、レンに求めるようになる。
私の友人は優しくて人気者で面白くて非の打ち所が無いけれど、本当は心の底で私だけを愛してくれる人が欲しいと思っていると時々夜になると教えてくれる。
私たちは見える面しか見ないことが多いけれど、自分だけじゃなくて、みんながみんな複雑な感情と付き合い、飼い慣らし、生活していることを忘れてはならないなと思う。誰かにとってどうでも良いことが、誰かにとって死ぬほど大切だったりするんだし。
⑦衣食住は高くても良いものの方が良い
私はいつも安いものを買ってしまうのだが、本当は生活に直結するものは良いものを買った方がいい。
ペラペラの服を買うよりも1枚の良い服を買う方が本当はいいし、安いチーズよりもちょっと高いチーズの方が良く溶けて美味しい。家賃が高くてもトイレとお風呂は別の方がいいし、独立洗面台と広いキッチンは間違いなくあった方がいい。
毎日触れる物は毎日触れて嬉しいものがいい。
あ、でも、食べ物はちょっとばかし安くてもいいと思う。時々贅沢に外食に行ったりするのも楽しいし。
今までで1番のnote文字数だが、読んでくれた人はいるだろうか。今年もいっそう気を引き締めて、私が私であるために、生きるために、頑張っていきたいと思う。目指せ、花まる人生!