コーピング10か条 第5回(全5回)
おくらほま。
みかわんわんです。
冒頭の「おくらほま」は挨拶として使っています。
今回も、ストレスの対処行動である「コーピング」について書いていきたいと思います。
問題焦点型コーピングと認知的再評価型コーピング
これまで、わりと気晴らし方向のコーピングを挙げてきましたが、今日はストレッサーそのものに関わるコーピングです。
「問題焦点型コーピング」とは、ストレッサーそのものを変化させたり、取り除いたりして解決を図る方法で、ストレッサーそのものをなくしたい場合に有効です。問題焦点型コーピングには二種類あって、「接近型」と「回避型」とあります。
「認知的再評価型コーピング」とは、ストレッサーに対し見方を変えて前向きにとらえる「ポジティブシンキング」でストレスを軽減させる方法です。例えば、厳しい目標にストレスを感じたとき「周囲から期待されている」とポジティブに受け止める、といった方法です。
コーピング⑨ 分解してハードルを下げる
問題焦点型コーピングの接近型で、大きな仕事を任せられたときに使うセルフトークです。
数学の授業で「困難は分割せよ」って聞いたことはありませんか?あれですあれ。
例えば「授業料の納入通知を出す」というタスクがあるとします。
これ単体では何をやったらいいかわからず、不安や焦りが出てきますので、
・まず就学支援金の支給決定通知を見る
・次に授業料の自己負担額を計算する
・最後に納入通知を作成して通知する
(実際にはもっと小さく分解します)
といったように、小さく小さく、自分でもできそうだと思えるまで分解し、取り組む心理的ハードルを下げます。
メモに小さく分解したタスクを書いておき、完了したタスクに線を引いて消していくと、仕事の進み具合を可視化できていい感じです。
コーピング⑩ 質問・依頼したら今日の仕事は終わり
認知的再評価型コーピング…だとみかわんわんは捉えているのですが、どうでしょうか。情動焦点型かもしれません。
質問・依頼といった相談事がみかわんわんは苦手です。
逆に言うと、質問・依頼したら結構タスクが進みます。ボトルネックというやつですね。
ですので、セルフトークとして「質問・依頼さえできればいいんだぞ~」と自分に言い聞かせることによって、質問・依頼を「ちょっと頑張る」メンタルにもっていきます。
※実際に仕事を終わりにするわけではありません(笑)
全5回を終えて
この「コーピング10か条」は6年前に作成したものを原型にしました。
書いてみて気づいたのは、結構忘れてしまっているコーピングが多いな…ということでした(^^;)
また、読者さんに向けて説明するつもりで書くことで、理解が深まった項目もありました。
今後も、こういった記事を折に触れて書ければよいなと思います。
今日は以上です。
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