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量産戦略から厳選戦略への転換 ~えにから2021の奮闘~
『手厚く抜け目ない』2021年の新人 前回の『セレ女』デビューから約1年もの期間を置いて、2021年7月にデビューが発表された『エデン組』。前回と同じく同期5人体制となった彼らは、しかし前年と異なる様相をもってデビューを果たすこととなった。
揃って5人のキャラクター新造ではなく、オリバーは募集段階で事前公開していたキャラクターデザインである。また、アクシアとローレンの衣装を見れば気づくだろうが
にじさんじには『人狼』がよく馴染む
『汝は人狼なりや?』というテーブルトークゲームをご存じだろうか。簡単に説明すると、人狼と呼ばれる鬼役を推理し、全員が倒されるよりも先に鬼を見つけ出す遊びである。
このゲームでは鬼以外にも役割が宛がわれており、それぞれできる行動が決まっている。相手が鬼かどうかを知ったり、鬼の行動を阻害することができるため、駆け引きにおいては重要となる要素である。しかし、自身以外の役割はわからないため、必ずしも出
運営会社はライバーをどこまで管理できるか
金魚坂めいろの引退(契約解除)をきっかけとして、大きな炎上騒ぎが起きている。
個人VTuberからの告発と称する動画投稿やにじさんじ公式からの詳細な経緯説明、利害関係者である夢月ロアからの情報提示など、様々な立場にあるものから多くの情報が提示され、混乱をきたしている。十分に事態を理解しないまま自身の感情を剥き出しにしたり、関係者に対して心ない言葉を浴びせるような動きも見られ、まさに一触即発の様
ホロライブ『清掃員事件』は何故炎上したのか ~印象から生じる批判論~
バーチャルYouTuber事務所、ホロライブ所属の5期生『ほろふぁいぶ』のコラボ配信中の発言が取り沙汰され、炎上騒ぎになっている。これまでも数多くのトラブルが生じ、各界から批判の目が向けられる中での事件ということで、批判の声も一段と強い。
どんな発言があり、何が問題視されたのか 彼女らが何をしでかしたかについては、配信のアーカイブを見てもらうと良いだろう。
問題の発言がなされたのは、雪花ラ
エンターテイナーとストリーマーの境界 にじさんじライバーの二極性
公式登録の配信者が累計で100人を超える大所帯となったにじさんじ。海外で活動するNIJISANJI IDやNIJISANJI KR、NIJISANJI ENなどを含めれば、常に100人以上が現役活動中である。
このような一大プロジェクトとなった現在、各ライバーの活動分野やスタイルは実に多種多様なものとなっている。その一方で、同系統の事務所によるマネジメントという共通前提を持った集団でもある。
Minecraftの人気が根強い理由
配信者がプレイするゲームタイトルの代表格となっているサンドボックスゲーム、『Minecraft(マインクラフト)』。YouTubeやニコニコ動画など、動画共有サイトには数多くの実況プレイ動画が投稿され人気を博している。
原形となるベータ版が登場してから既に9年以上が経っているタイトルだが、運営・開発がマイクロソフト社に移管され、Windowsのアプリストアで販売されるなど、未だ根強い人気を誇
にじさんじ2020年組レビュー
8月に世怜音女学院の5人がデビューを果たし、はや1ヶ月が経過した。彼女達を含め、2020年に活動を開始したにじさんじライバーは13人となり、各々が得意とする方面での配信や動画公開、企画への参加などを行っている状況である。
9月に入りイベント等が一段落したということで、今回は2020年デビューのライバー達について簡単にレビューしていこう。
メイフ(2020年1月期デビュー)ジャンル・性格ともに
『ARKにじさんじ鯖チーム対抗戦』はエンタメの到達点となるか
お祭りイベントとして編成された3度目の『にじさんじARK』 8月23日から始まった、にじさんじ所属のバーチャルライバー21人による合同企画『ARKにじさんじ鯖チーム対抗戦』。2月から3月頃にかけて話題となってきた恐竜ゲーム『ARK』の新マップを舞台に、チーム戦と銘打って行われている今回の企画だが、その様相は今までと大きく異なっている。
最初に開設されたアイランドや、戦争後に追加されたラグナロクと