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2022よ、よくやった。

2022年はスタートの年

今年は自分の人生を総括する年だった。楽しいことと苦しいことを比較すれば苦しいことの方が多かった。それでも一歩か二歩だけでも成長できたと思う。初めて小説を一本書き上げることができた。来年に向けて気持ち新たに小説や芸能活動に取り組んでいきたい。以前ほど頭から湧き出るインスピレーションは減ったけどその分構築的にロジックを積み重ねて考えられるようになってきたように思う。まだ小説の書き方はわからないし上手くも書けない。ただ小説を書く環境は整ってきた。ある日本の説話を元にした文学を書こうと思う。一年でできるかはわからない。二年三年かかるかもしれない。フリーインプロビゼーションの手法を用いながら何度も推敲を重ねて書くつもりだ。今年小説—そう呼べるかはわからない—を書いてから書き直しと読み直しの大切さに気がついた。どれだけ確認してもミスは出るし今年文学賞に応募したものでは料理の作り方を表現する難しさに直面し応募後に確認したら間違えていた。あとふるえるほどのリアルさを出すのは難しい。今年は加藤シゲアキさんの小説をチュベローズで待ってるとオルタネート以外全て読む機会に恵まれたが彼の小説は妙にリアルだ。渋谷の描き方、青春の群像、自己の投影など全てが完璧だった。自分が書いてるのは純文学的なものでジャンルは若干違うものの参考になった。いまは騎士団長殺しを読んでいる。あと音楽もたくさん聴いた。今年のマイベストはジャニーズばかりで恐縮だがKing & Princeのツキヨミだ。今年見たドラマは朝ドラとクロサギだけだった。映画はドライブマイカーがマイベスト。SEXシーンやメタフィクションのような構造が素晴らしかった。エロティックな感じではなくポエムのようにSEXが描かれているのがよかった。ずっと避けてきたがSEXと暴力が小説には必要な意味がやっとわかった。人間の本質はSEXと暴力にあるし戦争側に行くか平和側に行くかで捉え方が変わるこの二つは小説の要素として盛り込むべきだと思う。ギリシャ神話や日本の古典を読んでいてもSEXと暴力は必ず出てくる。人間が熱烈に興奮するのはその二つなのだろう。今年の終わりから来年にかけて書く小説では蛇にピアスまではいかなくてもそれに匹敵するぐらいグロテスクな小説を書きたい。バイオレンスものが苦手で鬼滅の刃さえ見れなかった。アパレルショップで勤めていた時無限列車編のCMがずっと流れていてその年は忙しくて見にいけなかった。この間テレビでやっていた映画鬼滅の刃を見たら面白かった。鬼というのは現代日本人が持っている病的なまでの体制迎合と政治的不安定さで自分にも鬼の一面と炭治郎の一面はあると思ったし、善良な心で人を救い続ければ柱になれるとも思った。ストーリーの内容がナルトにちょっと似てた。ダークサイドに堕ちる人と報恩の道に生きる人、あとその他の一般の人達がいると思う。そう考えるとハリーポッターにも似ているかもしれない。現代は単純な勧善懲悪では割り切れない。善悪を飲み込んでその上で真っ当に生きることが必要だと2022年の結論として思った。そう言えばかがみの孤城の試写会にも行った。これも現代日本を表していて素晴らしかった。ストーリーや伏線をバラしても面白くないので辻村深月さん最高とだけ言っておこう。ウチのオオカミちゃん月くんも元気に育っていて嬉しい。五年経ってやっとボーダーコリーの月くんが可愛い我が家の末っ子だと思うようになってきた。最初は自分が飼いたくて買ったわけじゃないのになんで世話しなきゃいけないんだと思っていた。最初は僕も不安定な時期で五時間も六時間も二人で窓の外を眺めていた。そのうち働き出してあまり触れ合わなくなった。今年はたくさん遊ぶ中で愛おしく思えるようになってきた。月ちゃんは必然的に飼うことになった僕の犬だと思えてきた。僕には恋人も結婚する予定もないけどあと五年間は月ちゃんがいる。それまでちゃんと育てよう。それまでにはお金を稼げるようになろう。そう考えるようになってきた。妹も弟も外に出て兄妹はボーダーコリーだけになった。これでひとりぼっちだったら寂しいと思って神様が月をくれたんだと思う。月の時代がくればいいな。来年はいよいよ就職に向けて動き出す。長い格闘の一年だった。しっかり心を安定させて素晴らしい一年にしよう。一日一日の寿命を大切に生きよう。今年もありがとうございました。来年も各種SNSよろしくお願いします。

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木下雄飛
noteは毎月更新しています。東京を歩くたびに僕の世界はアップデートされています。その日本一の都市で日々起こる日々の現象を描いていきます。お気に入りの記事があったらいいねコメントしてください。

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