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ブックオフへ母と兄妹3人で行った。 中村文則さんのその道の先に消えるが去年の8月発売の第1版なのに110円だった。 読んでみたら傷も汚れもひとつもなく完全な新品だった。 これはラッキーな買い物🤞🏼 それと、母に薦められてファッションデザイナーになるにはという本を買った。 ちょうどファッションについての小説を書いているところだったのでこれも運がいい。 イモリが1匹だけになった。 今日はトータルでいい1日だった。 何かの歯車が回り始めているのかもしれないと直感的に
文学と向き合う 最近は小説を書くことをお休みしています。書くことが思い浮かばないこともありますししばしの間休息期間を設けようと思ったことも理由の一つです。2021年は小説を文字通り死に物狂いで書きました。習作をいくつも積み重ねて文学というものの恐ろしい一面を知りました。去年を一言で表すなら失敗という言葉がしっくりくるかもしれません。自意識過剰になって自分をコントロールできないほどまで追い詰めていました。洋服屋さんで働くことも神経をすり減らすのにそこにさらに本物の小説を書くん
明日から新人賞に応募する小説を書こうと思っている。 約二ヶ月ぶりに筆を執るのでしっかりとコンセプトから考えていこうと思っている。 SNSを更新しなかった期間に色々と深く自分と向き合うことができた。 それはとても自分にとっていい効果があった。 自分の中で何か焦りがあってうまくいかないことに自暴自棄になっていたのだと思う。 今は誤解や偏見で凝り固まっていた部分は無くなってフラットに向き合える自分になった。 今まで趣味で小説を書いていたが完成しないことに不安感を覚えてな
グローバル・イノベーター 木下 雄飛 序幕 母の声 子宮にいるころからCDで聴かされていた音楽は、母の録音した声だった。胎教という単純な言葉で説明すればそれまでかもしれないが、彼女の肉声を聞いていたという事にもっと重要な意味があるような気がしていた。その声の音色は人々の運命を繋ぎ合わせ、新世界の鋭い息吹を光らせ続けていた。 第1章 彼が目を覚ました瞬間、すべてが変わっていた。世界がどうにも変質したようなのだ。なにが変わったかは、まだわからないが今までとは感覚や手応えが
第一話 ゴミ捨て場で恋は生まれるの 『2013年夏』テレビの画面上にポップな文字が浮かび上がりドラマが始まる。 女性のナレーターが淡々と喋り始める。 『私は東京の大学に合格して一人暮らしを始めた。中央線沿線のアパートを借りて武蔵境方面まで週五日通った。高校を卒業して親元を離れれば自由になると思ってたけれど現実は違った。洋服に興味があって始めたアパレルのバイトでは怒られてばかりだったし恋人も全然できなかった。食事はコンビニの弁当ばかりで想像していたキラキラな毎日とは程遠かっ
今私の人生はすべてストップしている。 仕事もしていないし、学校にも行っていない。一応所属先はあるけれど、特に仕事は来ない。小説は書いていても趣味みたいなものだ。これからどうするのかまったく決まっていない。家にいて散歩して小説書いてインスタとTwitter更新してテレビ見て寝る。それの繰り返しだけの毎日だ。 端的に言ってこれは地獄だ。私の自己管理ができていないのがそうなった原因ではあるし、誰も責められないのが辛いのだけれど、青春を奪われたような感覚だ。 26歳の人生なんて
『小説《午前》』木下雄飛 僕の思う村上春樹を小説にしてみました!ちょっとでもいいので読んでみてよかったら感想くれるとうれしいです★ 小説家をめざしてまいにち文章を書いています! 好きなものはファッションと文学と映画です! #お洒落さんと繋がりたい #映画好きな人と繋がりたい #読書垢 午前 木下雄飛 贅沢に慣れた人間は貧乏でいる事を退屈に感じると僕の隣人は応えた。僕は事実としてその言葉を受け止め、彼女のリップにキスしてみた。甘く煮たイチゴを食べるかのような3分間は僕
本物の表現を見つけたら記号は卒業できるか? パンケーキを食べていてふと思った 自分がここで食事をした感想をどうやって人に伝えよう? 手段としては電話やSNS、人に会う、手紙、メールなど色々あるかもしれない 感想として言うなら『美味しかった』『フワフワしてた』『甘かった』とか幾らでも思い浮かぶ でも果たしてそれは本当に正しい手段で実際に自分が人に伝えたい言葉なのだろうか? もっと自分が伝えるべきなのはパンケーキ自身の事でそんな手身近な方法ではなく真実を伝えられる方法
淡い味付けのスープを飲む。 僕は、今、心ここにあらず、と いった無明の タイム を過ごしていた。 テレビ は、面白くないので、 ミシン を用意した。 そして、休みの日に茉莉花と買いに行った 服屋 で、気に入って買った黒い スーツ パンツ の裾を2回分織って、糸 を機械に通し、針 を通過させ、電源をONにして、縫い始める。 雑念が消え、心 が 無 になる。 ただ 僕 と 服 がそこにあるだけだ。 部屋の中は、ダンダンダンと、針が動く音しかしない。 他は、雨 が外
このまま生きていたら、一生社会で必要とされない人間のまま自殺する事になるかもしれないと大分真剣に思い詰めている。 本気で生きているのに18歳からどんどん社会に疎外されている。 何も業績がないし、能力もない。 クズ中のクズだと思われているし、否定も肯定もできない。 実際文学の才能があるのかないのかそれでご飯食べていけるのかとか何の保証も無 正直、自分の言っている事はダサいし、狂っていると思う。 本物のスターを見た時、心臓が止まるぐらい美しくて涙が溢れて止まらなかった
すりーぴーす 音が欠けていた私の人生にあの日から光が差したんだ。 2021年5月25日。私はこの街にやって来た。東京都内の住みやすい場所で、スーパーとか、中華料理店とか、お洒落なカフェとか、必要なスポットがほとんど揃っている居心地は申し分ない絵に描いたような暮らしができる都会だった。引っ越しは、午前中にはほぼほぼ終わって、業者の人たちは料金を支払ったらすぐにトラックで帰って行った。2DKのそれなりに広い部屋で、収納スペースも多いし、現代的なポップに彩られたキッチンがお気に
太宰治と三島由紀夫と村上春樹と平野啓一郎あと木下雄飛と言われたら 僕は作家の中で最も偉大だったのは太宰治だと思っている。自分自身を文学に仕立て上げ、最後の死までそのまま文学にした。 三島由紀夫が次にすごい作家だと思う。 文学に学歴は関係ない。 文字が使えて言葉がわかれば誰でも参加できる。 僕は文学者じゃない。 作家でもないし、モデルでもない。 ただ木下雄飛という人間だ。 この世界には、肩書きで埋め尽くされた人が沢山いる。 そして、肩書きの多さは年収に比例する
天酒 いつも不機嫌そうなその人は私にとって父親という存在以上で、何十年も経った今も彼の思い出が毎日頭の中をよぎってどうしようもないのでした。 「ヒロミツ、おい酒もってこい」 「お父さん、もうすごい飲んでいるよ」 「るせぇ。酒もってこいって言われたら酒もってくりゃいいんだ」 「はい。わかりました」 その人は酒乱で酔うと暴れまわって手がつけられないのです。 私が酒を運ぶ係でいつもこき使って私に酒をもってこさせます。 とても苦痛でいつ拳が飛んでくるかと冷や冷やしなが