見出し画像

自然栽培とほっぽらかしの間②〜実践編 其の壱〜

少し前のうちの畑。
これでも草刈り後です(^_^;)
こんなんでも野菜が育ちますよー、と聞くとだいぶ気が楽になるんじゃないかと思います。

そして少し告知を。
8月1日(日)に出店します。
路地裏ガレージマーケット289 
お時間あればぜひおいでください。


今回は前回に引き続き畑についてのお話。
とかくハードルの高い畑。
しかも無肥料無農薬となると「サッパリわからーん!」という方は多いのでは?
そこでそのハードルを最大限下げつつしっかり収穫もする、超独断と偏見に満ちた方法論をお伝えしたいと思います。

①野菜の種類
なんとなく分かると思いますが、野菜の種類によって育てやすさが全然違います。
そこで私がオススメする野菜のTOP3を発表したいと思います。

オススメの野菜第3位は…「シソ」
種をパラパラ蒔いたら勝手に芽が出て気が付いたら大きくなっています。
けっこう虫に食われやすいですが、沢山できるので食べる分くらいは十分取れます。
畑というより庭やプランターで育てると「ちょっと薬味に欲しい」って時にとても役に立ちます。
売っているシソは農薬たっぷりです。
こんなにカンタンに育てられることが分かると買ってくるのがバカバカしくなりますよ。


そして第2位は…「大豆」
大豆もすごく簡単。
ただ豆を蒔くだけです。
ある程度草を刈ったり土寄せした方がいいですが、ほとんどほっぽらかしでも育ちます。
緑のままで収穫すると「枝豆」。
採れたてを茹でた枝豆は最高です!
そのまま枯れるまで放っておくと大豆になります。
サヤをパカッと開いて大豆を取る作業もなかなか楽しいですよ。
あのサヤがクルクルっと巻く様子は種取りする人しか見られないかもしれません。
保存できるのもうれしいポイントです。


そして映えある第一位は…「オクラ」!
種蒔いて放っておいたらいつの間にやらできています。
そして、取っても取っても次々実がなります。
少しずつ取れるので食べきれないこともありません。
そしてムコ多糖類を始めとした栄養価がバツグン!
種取りもとってもカンタン。
枯れるまで放っておいてパカッと開くだけです。
こんなお得な野菜はないと思いますね。
スタンダードなオクラだけでなく星型の種類もあって、いろいろ選んでみると楽しいですよ。


…というわけでオススメ野菜ランキングをお伝えしましたが、そもそも自分が育てたことのある野菜しか書けないのでとんでもなく偏っています(^_^;)
ジャガイモやサツマイモなどもカンタンですしモロヘイヤもいいですね。

②種
そして大事なのは種!
前回も書いた通り、断然固定種・在来種がオススメです。
(詳しくは自然栽培とほっぽらかしの間②をご参照ください。)
やはり少しずつ取れること、種取りできることが魅力ですね。
家庭菜園では一気に取れると食べきれずに困ってしまうので、種に個性があって成長にばらつきのある固定種が合っています。
そして種取りしていくと、その土地になじんでいくんですよね。
私はミニトマトの種を5年取り続けていますが、だんだん逞しくなってきています。
何より愛着が湧くんですよね。
毎年どうやって成長するか楽しみになります。

ちなみに、固定種はその辺のお店ではまず売っていません。
なのでネットショップがオススメ。
一番有名なのが「野口のタネ」
野口のタネ オンラインショップ


私もお世話になっています。
シーズンになると配送に時間がかかるので早めに注文した方がいいですね。
届いてから振込み、というスタイルがこのご時世にほっこりしたものを感じさせてくれます✨
他にもいくつかあるので探してみてください。


③土
畑初心者には土も悩ましいもの。
どんな肥料をどれだけ用意するか、追肥のタイミングは、ウネの高さ・幅は…とそれだけでも混乱してきます。
私は肥料を使いません。
化学肥料も有機肥料も土のミネラルバランスを崩すと考えるからです。
(プロは絶妙に調整するんでしょうが、モノグサな自分には無理です…)
ですが、野草を堆肥化した「雑草堆肥」は使います。
作り方はとてもカンタン。
野草を刈って放置しておくだけです。
そこに米ぬか、炭、籾殻などで更にグレードアップさせるのもいいんですが雑草堆肥だけでもだいぶ効果があります。

そして適度に草を抜いて耕します。
「不耕起栽培」という耕さない方法もありますが、初心者には難しいと思います。
うまくやらないと根が張っていかないんですよね。
細かいことを言うとウネの幅は90cmくらいがオススメ。
それくらいだといろいろ使い勝手が良いです。
深さは適当です(笑)
厳密に言うと野菜の種類によって変えるんですが、そんなに気にしなくていいかなーと思います。


だいぶ長くなってきたので今回はこの辺にしておきます。
とにかく気楽にテキトーに始めることをオススメします。
やってみたら案外できるもんです。
アレコレ悩んでやらないよりエイヤっと始めたほうが絶対いい。
これは万事に通じることですね。
私の座右の銘は「迷ったらGO!」です(^^ゞ

次回は必要な道具などを書きたいと思います。
何を買ったらいいのか分からず、とりあえずホームセンターへ行ってあれやこれや買ったらメチャお金がかかった…というのはよくある話。
最低限これだけは!というポイントをお伝えします。
皆さんもぜひぜひ畑で「let's earthing!!」
(アーシングの綴りが合っているのか自信なし…)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?