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発酵食品、食物繊維... 健康的な食事をしているのにあまり食欲が湧かない人は腸を疑え
脱疲労コンサルタント・川上おとじです。
✔ あまり食欲があるほうではない
✔ 健康に気をつかった食事をしている(発酵食品や食物繊維を意識している)
✔ 便秘(または下痢)
✔ 一日一食や夕飯断食に憧れがある(食欲がないから)
✔ 肌が繊細、肌トラブルがある
✔ 炭酸を飲んだわけでもないのに小さなゲップがでる
✔ 胃の内容物が食道まで逆流することがある(食べ過ぎていないのに)
健康意識が高いがゆえに、逆に腸に負担がかかる結果を招いているかもしれません。
発酵食品や食物繊維が推奨されているのは、腸にいいから。でもこの時の腸って「大腸」を指しているのです。
食べたモノが大腸に到達する手前に、「小腸」があります。
大腸によかれと思って食べているモノが、小腸で消費されてしまったらどうでしょう? 実は健康には逆効果になります。
人間は口から肛門までが一本の管になっています。消化管にフォーカスして考えると、人間はちくわのようなものです。
なので、ちくわの内側と外側は同じ素材。腸壁も肌も同じ素材なので、腸の調子とお肌の調子はリンクするのです。化粧品に投資するよりも(投資するな、というわけではないです)先に、腸に着目してみてもいいのでは、と思っています。
小腸にはがんもなく、内視鏡でも胃まで、もしくは大腸までしか見ないので、あまり注目されないのですが、今、SIBO(小腸細菌異常増殖症)が注目されつつあります。
口から肛門まで一本の管なので、その管のどこにでも腸内細菌(場所によっては口腔内細菌)がいるにはいるのですが、本来は、胃で胃酸の強烈なpHで殺菌され、さらに胆汁でも殺菌され、小腸にたどりつく頃には、細菌の繁殖はそんなに多いものではありません。
そして、大腸に行き着くと、200種類100兆個と言われる腸内細菌のお花畑が待ち受けています。
これが、どういうワケか、小腸で細菌が異常に増殖してしまったのがSIBOです。
この状態で、せっせと大腸に良いと言われる食材(例えば、発酵食品や食物繊維など)を食べても、大腸まで届かず、小腸で消費されてしまいます。
発展途上国に寄付をしようとしたら、中間業者に搾取されてしまったイメージです。
「私、健康に気をつかってます!」ってドヤ顔で言ってるわりに、イマイチ健康そうに見えない人、周りにいらっしゃいませんか? (何を隠そう、私もそうなのですがw)
SIBOを引き起こすメカニズムや、対策について、脱疲労あるあるお茶会のミニ講義で解説します。
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脱疲労コンサルタント・川上おとじ
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