野球審判用品専門店 伊達なアンパイア
上手くなる「野球審判テクニック」の公開マガジンです。
初めまして。アマチュア野球審判員歴30年目のアベです。 今回30年かけて蓄積された「野球審判」のノウハウを公表することにいたしました。このことは、自分自身の整理にもなり、読者の皆様への情報提供と野球審判員としてのエピソードも伝えられるかな?という、小さな思い付きです。 不定期になるかとは思いますが、発行を続けていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 まずは【自己紹介】から・・・ 僕は、20代から始めた「野球審判」にその魅力を感じこれまで何の迷いもなく続けてきまし
今日は「好きこそものの上手なれ!」から書き出します。 「好きこそものの上手なれ」は、興味や情熱を持つことが、何事においても上達への近道であることを示すことわざです。 好きなものに対しては、自然と集中力が高まり、努力を惜しまずに取り組むことができます。楽しみながら学習や練習を続けることで、創意工夫も生まれ、より効率的な成長を促すのです。 これは、心理学的な研究でも裏付けられているそうで、人は興味のある事柄には脳内の報酬系が活性化し、ドーパミンが分泌されます。ドーパミン
先日の宮城は大雪になりました。 前日はコートなしでも春を感じられる日和でしたが、この2日間は「雪だるま」さんが天気予報にぴったりと張り付いていますw さすがにまだ2月。このまま野球シーズン突入!とはいかないですねw 新しい役 ところで先日、(一社)宮城県野球連盟審判部の通常総会が開催され「審判部長」に選任されました。 任期は2年ですが、2代前の審判部長から「改革と安定」をテーマに事務局として共に歩んできた8年間。 事務局としてもとても長く険しい道のりでしたが、よ
2月に入りプロ野球のみならず、社会人、大学野球を始めとしたアマチュア野球も各地でキャンプインですね。 我々審判員も2月下旬から「講習会」がスタートします。 私が住む宮城県の2023-24シーズンは例年にないほど降雪が少なく、いわゆる「雪かき」も1回だけで過ごした冬でした。 今日は春のような暖かい気候で過ごしています。 もちろん、グラウンドにも雪は無く、小学生や中学生のオープン戦の便りもチラホラ聞こえています。 講習会もスタート! 先日「BFJ実技試験と講習会」
先日「BFJ都道府県審判指導員研修会」が開催されました。 僕はスーパーバイザーの1期目を終え、2期目4年任期の更新のための研修会でした。 地方で審判員活動をしていると、最新情報の入手に困ることが多々あります。 今回は中央のインストラクターが講師として、直接指導して頂ける貴重な研修会です。 案の定、新しいメカニクスや様々な変更点など、最新のテクニックを入手することが出来ました。 改めて、審判歴を振り返ってみると長いですね(笑) 1991年4月 宮城県野球連盟審判員登
ここ数年で、球審用マスクの色が多様化しています。 MLB、NPBのアンパイアを見ていると、フレームは「ブラック」、「シルバー」が主流ですね。 またマスクパッドは「ブラック」、「タン」などが多いようです。 私が審判を始めたはるか昔は、フレームもパッドも何故か「ネイビー」が主流でした。 野球規則では「マスクの色」についての規定はありませんので、「何色でも良い!」となりそうですが、メーカー既成の「審判用マスク」は「ブラック」、「シルバー」、「ネイビー」に限定されているよう
今日は野球審判員の「あるある」をご紹介します。当たっても誰も来てくれない・・・ 宝くじやロトに当たった! と知られてしまうと急に親せきや友だちが増えそうですが、同じ「当たる」でも野球の審判員はそうではないですね。 特に球審(キャッチャーの後ろに位置し、ストライクやボールを判定する役割)の時、ファールチップやワイルドピッチで被弾しても、誰も来てくれません・・・ 選手が同じ状況になると、大急ぎでコールドスプレーを持参し「シュー」と看護してくれるのに・・・ 多分周囲の
5月以降、野球審判をする機会が増えてきました。 ほぼ毎週土日、平日の審判要請もあります。 「第2波襲来」とのニュースも見聞きしますが、主催者や関係者の「感染予防対策」が功を奏しているようで、現在のところこれまで通り進められています。 球審用の「マスクシェード」は必須で、「上手くなれる野球審判テクニック【#003】-白い〇〇、黒い〇〇-で記載しましたが、夏場の衛生マスクは、球審を務めるうえで「厄介」です。 こまめな水分補給はもちろん必須ですが、例年以上に「体力消耗」が
3月になり春の息吹が感じられるようになりました。 と、同時に「球春到来!」です! 僕は3つの審判組織に加入していますので、それぞれが「春の講習会」を開催します。 その目的は・・・ ・改正された規則の確認 ・メカニクス(審判員の動き方)の変更点の確認 などです。 例年この時期は、前のシーズンからのブランクがあり、シーズン中と違ってすぐにゲームに対応できるわけではありません。 野球審判員として「感性と感覚」をトップスピードまでアップしなければいけません。 「感性と
先日、久々の「プロアマ戦」に参戦してきました。 地元に本拠地を置く「プロ」と、社会人野球の企業チームのオープン戦。 プロとアマが試合をするので「プロアマ戦」と呼んでいます。 また以前は「4人制(※1)」で行っていましたが、プロの側の意向で昨シーズンから「3人制」で行われています。 プロ野球の2軍(ファーム)の公式戦は通常「3人制」で行われており、オープン戦はその延長線上に捉えているようで、プロ側の要望もあったようです。 「アマチュアのゲーム」でも年に数回しか行って
何事も「足場」がしっかりしていると『安定感』が増し、継続することが容易になりますね。 野球審判員にも同じことが言えます。 球審でも塁審でも自分が立つ位置の足場を整えておくと、スムーズな動作の助けになります。 塁審は、 1日に複数ゲームを行う「ダート(土や砂)グラウンド」では特に「整備不良」の箇所がゲーム数に応じて目立ってきます。その点人工芝のグラウンドは、ダートほどではありませんね。 さらに、塁審が立つべき位置は、どうしても整備の手が行き届かず不充分になりがちです
皆様、仕事でも家庭でもそれぞれにメモ用紙は必要ですね。 野球審判員にもメモが必要です。 30年前から試行錯誤して僕がまとめた「ゲームメモ」のご紹介です。 そういえば前の記事でも予告してました(笑) 上から順に ・大会名-「○○○○大会(2日目)」 ・月日-20/6/17 ・場所-▲▼球場 ・試合時間-開始時刻と終了時刻、試合時間 ・今シーズンの通算回数-ご自分の試合数をカウント ・イニングスコア-スコアボードを記載。必要に応じ「経過時間」なども記入して振り返りに役
こんにちは。伊達なアンパイアのアベです。 読者の皆さんは普段、どんな方とクルーを組みますか? ・いつも、ほぼ同じメンバー ・所属組織内の先輩や後輩 ・交流がある他組織との交流 ・いつも違うメンバー などなど、いくつものパターンがあると思います。 気を付けたいのは「初めてのメンバー」です。 正直相手のことが殆どわかりません。 ≪分からないこと≫ ・名前(ゲーム中、声に出して呼べない) ・技量(レベル、知識) ・経験値(キャリア) 分からないのは、こちらだけでなく相手
皆さん、唐突ですがソックスは何色ですか? もちろん、審判をする時のソックスの色です。 黒系か、紺系の方が多いのではないでしょうか? 逆に白系のソックスを履いてグラウンドに行って「注意された」ことはないでしょうか? 「選手がボール(球)と見間違えるから、白ソックスはダメ!」って。 僕も過去にそんな経験をした一人です。 その後、「白いソックス」は一切購入しなくなりました(笑) 先日ニュースで見たオリックスバッファローズの紅白戦で球審が「黒いフィットマスク」を着用してい
こんにちは。伊達なアンパイアのアベです。 今シーズン未だに、審判活動「0(ゼロ)」の日が続いています。 このままシーズンが終わるとは思いたくありませんが、スタートがいつになるのか目途がつかず、途方に暮れる毎日です。 「審判殺すにゃ 刃物はいらぬ 雨の三日も降れば良い」と先輩が言った一言がやけに頭をよぎっています。 ところで通常だとアマチュア野球の試合はほとんどが「土日祝日」ですね。 稀に「雨天順延」で大会が平日まで食い込んで、月曜の朝に急遽「年休」を取ったり(笑)
こんにちは。伊達なアンパイアのアベです。 ゴールデンウイークとは言え、巷は新型コロナウィルス拡大防止のための「STAYHOME」が続いていますね。 例年のゴールデンウイークは、小、中学生や大学生、社会人野球の大会や試合でほとんどグラウンドで過ごす毎日でした。 宮城県の野球シーズンは、ゴールデンウイークから本格的にスタートしています。が、しかし、今年は宮城県だけでなく全国的に「活動自粛」が続き、未だスタートが切れません。 とは言え、審判活動の開始のために「STAYHO