オーディブルの倍速再生で「時短読書」を試した結果をシェアしたい
オーディブルは再生速度を自由に調整できることをご存じですか?
活字の本を読むのが大切だろうけど
読むのが遅くて時間がかかってしまう
忙しくて読書がてきない
こんな悩みのために読書が遠ざかっていませんか?僕はまさに本には興味があるけど、できない、やらないタイプでした。
この記事ではオーディブルならではの機能「再生スピードの調整」を活用して良かったよという体験談を書きます。とても簡単に再生スピードの調整ができるので、読書の時間を短くしたい人は是非読んでください。
たくさんのメリットや、おすすめの使い方も紹介するので、あなたももっと知識を吸収できるようになりますよ。
オーディブルの倍速再生とは?
倍速再生とは、動画や音声コンテンツを通常の倍のスピードで再生することです。
毎日やることが多くて大変。でも1日が24時間しかないのは変わらないまま。この問題を解決するために生み出された方法が「倍速再生」です。
オーディブルの再生スピード調整は、通常の0.5から3.5倍で音声を再生できます。紙の本にはない機能で、1冊の本を読み切るまでの時間が大幅に短縮できるのはオーディブルを利用する人の特権です。このように聞くと
「倍の速度でもちゃんと聴き取れるの?」
「読み終わった後に頭の中に入っているの?」
こんな心配をするがもいるかもしれません。確かに「情報を詰め込もう」と再生スピードにこだわっていると肝心の本の内容は置き去りになります。
まずどうやってスピードを調節するか見てみましょう。
オーディブルの再生スピードを調整する方法
オーディブルの再生スピードを変更する3つのステップはiPhone、Android、パソコンによって少しずつ操作方法が違いますが操作は簡単です。
オーディブルのアプリを開く
再生プレーヤーを開く
速度調節ボタンで調整する
まずはいろんな速度で試して、自分が心地いい速度を探すことから始めてみてください。オーディブルのナレーターは全体的にゆっくりと朗読しているので、少し再生スピードを上げて聴くのがおすすめです。
本のジャンルによっておすすめの速度があるので下で紹介しています。
ちなみに僕は早い再生スピードに慣れてきたので、普段から2倍ぐらいで聴けるようになりました。その経験から色々なメリットを感じたので紹介しますね。
オーディブルで再生スピードを調整する5つのメリット
ここではオーディブルの再生速度を調整して聴くメリットを5つ紹介します。
本を聴く時間を短縮
再生スピードを上げて時短になるのは最初に思いつくメリットですよね?倍速になれば本を読み切るまでの時間は半分で済みます。
冒頭でも書きましたが僕はオーディブルに出会うまで「読書は好きだけど、時間がなくて読めない」というのが悩みでした。というより読むのが遅いんですよね。
最近はスキルアップや独学が流行しているので、本を読む人が増えています。「このままでは社会から取り残される」と焦ってオーディブルを使い倍速で読書を始めました。1冊の本を数時間で読み終えるというのは達成感があります。
どれだけ読書時間を短縮できるか一覧にしてみました。
こちらは人気のあるハリー・ポッターと賢者の石ですが、普通の速度で聴くと12時間44分かかります。読書に慣れていない人にはちょっとハードル高がいかもしれません。それが再生速度を調整するとこのように読書時間が短くなります。
1.0倍:12時間44分
1.5倍:8時間17分
2.0倍:6時間22分
2.5倍:5時間5分
3.0倍:4時間14分
ハリーポッターが8時間以上も時間を節約できることには驚きました。しかし3倍で再生しても内容を理解できる人は少ないとは思います。
倍速再生で集中力もアップ
オーディブルで速度を上げて聴く2つ目のメリットは、集中力が上がることです。
例えば早口の人と話をしていると、内容を理解するために自然と意識を集中して聞くことがありますよね?
人間は元々、慣れないスピードで話かけられると理解するために、脳が処理速度を上げるようにできています。
特にオーディオブックは皿洗いなど他の動作をしながら聞くことが多く、聞き流してしまいがちです。僕のおすすめは80%の意識で作業に集中して、残りの20%でオーディブルを聴くぐらいの速度。
「オーディブルのバックグラウンド再生で「ながら生活」始めてみました」で他にもバックグラウンド再生の便利な使い方を紹介しています。
本の理解度が増加
オーディオブックを倍速で聴くと、普通のスピードで聴くよりも理解力が増すことを紹介されています。
【DaiGo×中田敦彦】心理学でYouTubeヒットの法則を徹底分析!
この動画で最も共感できたポイントは音声学習が理解を助けてくれるという根拠を示している点です。
自分で本を読んで理解するよりも人から聞いた話の方が、頭にスーッと染み込むように理解できる経験をしたことありませんか?
オーディブルを使った読書では、プロのナレーターのお陰で、自分で読むよりも理解しやすくなります。
活字の本を読むのは時間がかかり、最後の章を読み終える頃には冒頭で書かれていることを覚えていないなんてことがよくあります。
倍速で聴けば同じ本を2度3度と読み返す余裕が出るので記憶の定着も良くなります。
語学学習にも効果を発揮
ここまでは再生スピードを上げるメリットを説明してきましたが、逆に速度を落とすメリットもあります。
僕はオーストラリアで働いています。英語を話せるようになるまでオーディオブックにはとてもお世話になりました。その勉強方法とは音声をゆっくり再生して英語に慣れるという方法。
外国語を勉強している人にとって、相手が何を言っているのか聞き取れないのは大きなストレスの原因です。しかし音声の再生スピードを落とすと、なんとか聞き取れるようになってきます。
リスニングはこの繰り返しにより実際のスピードに近づけていくことが大切です。
英語学習者のレベルに合わせて速度調節できるオーディブルは、とても役立つ語学学習ツールにもなるんです。
専門書の読書にも最適
オーディブルの再生スピード調整は、専門書を読むときにも大きな助けになってくれます。専門書が読みにくい理由は専門用語です。専門用語は新しい分野の本を聴いくときの大きな障害。
専門用語がたくさん出てくる
だんだん読むのが面倒になる
勉強のモチベーションが下がる
資格試験などがなかなか進まないのはこんな原因があるのかもしれません。
どうしてもわからない単語は調べなければ進まないことがあっても、文脈から推測することも大切です。オーディブルなら速度を遅くして、しっかりと頭の中で文章の意味を読み取りながら読書できます。
僕は投資を始めるためにオーディブルで何冊か専門書を読みました。最初はとにかくゆっくり、そして普通のスピード、最後に1.5倍と徐々に再生スピードを上げることで理解力も増し、使われている難しい言葉も覚えられました。
オーディブルを倍速で聴くデメリット
オーディオブックの再生スピードを上げて読むことには、もちろんデメリットもあります。
早すぎて聞きとれない
読書後に内容を覚えていない
早すぎて聞き取れない
再生スピードを上げすぎて聴き取れないのは、ビデオやDVDを早送りした時に似ています。会話部分がキュルキュルと鳴るだけで全く理解できませんよね。
僕は早いスピードに慣れたので2.5倍までは何とか追いつけますが、それ以上になると無理です。効率を重視しすぎて、聞き取れないほど早く再生しすぎるのは意味がありませんね。
あなたが聞き取れる速度を見つけてみてください。
読書後に内容を覚えていない
多くのオーディブルの利用を検討している人が不安に思っていることかもしれません。
聞き流しでは本を覚えられない
他の動作をしながら本も同時に聞くなんてできない
しかしこの現象はオーディブルの利用に限って起きているものではありません。紙の本読をんでいても、読書後に頭の中に残っている情報量は本全体の10%だと言われています。
つまり読書後に覚えているかどうかは「紙か?オーディオブックか?」というより脳の性質に問題がありそうです。
じゃあ、どうやって記憶に残すの?と思う方もいると思います。「読書が頭に入らないのは普通です!色んな読書術を試して役立った9つを紹介」こちらの記事ではたくさんある読書法の中から効果があったものをおすすめしています。
本のジャンル別で再生スピードを工夫
これまで何冊もオーディブルで読書をしてきた経験から、僕がおすすめする本のジャンルと速度を紹介します。
すでに知識がある分野の本(1.5倍-2.0倍)
小説や物語などの長編(1.0倍-1.5倍)
語学学習のための読書(0.5倍-2.0倍)
すでに知識がある分野の本
仕事や趣味に関係するような本はもっともオーディブルの倍速再生に適していると言えます。
理由は簡単で、どのような内容が語られるか大体の予想ができるから。新しい知識や技術に関する情報はあまり出てきません。
つまり聞き逃してしまう心配がないということです。そんな本はどんどん速度を速めて、何度も聴き返すのがおすすめ。
小説や物語などの長編
オーディブルが最も適しているのはハリーポッターのような超大作でしょう。全7巻、それぞれが500ページもある本を読破するには倍速再生のチカラが必須だと感じています。
しかしスピードも大切ですが、小説や物語は雰囲気や行間を楽しむ人も多いはず。ナレーターが言葉に乗せている感情まで読み取れると、物語の世界観に浸れるのではないでしょうか。
あまり早くしすぎず、1.0倍から1.5倍ぐらいの速度で読むのをおすすめします。
語学学習のための読書
上でも書きましたが、オーディブルは他の言語を学ぶための教材としてもとても優れています。
ネイティブスピーカーの発音を聴ける
単語と単語の音のつながりを理解できる
長文に慣れる練習になる
僕が英語を話せるまでに活用した例は次のようになります。
勉強している言葉の「何とか理解できる」本を用意
余裕で聞き取れるスピードで再生する
シャドーイングを繰り返す
内容に慣れたら徐々に再生スピードを上げてる
これを何冊分も繰り返すと、あなたのリスニングは確実に上達します。リスニング、スピーキング、文法、単語などに対して効果を発揮してくれました。
オーディブルは再生スピードを上げて読書の効率化を!
読書のスピードが遅くて読書に時間がかかる人に向けてオーディブルの倍速再生をおすすめしてきました。
ボタン一つで速度を調整できるのでとても便利ですね。
再生スピードを上げるメリットは
またスピード調整を活用したおすすめの読書方法も参考にして、効率を上げてくださいね。
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