メジャーじゃなかった心の病パニック障害【23】
ー 薬のために働くという間違い ー
病気を患っているにも関わらず、
休んで治す勇気を受け入れられないでいたぼくは、
絶望感に似たスパイラルに陥ります。
病を認めたくないとの思いが継続し、
治療に専念ではなく、
健常者として社会の一員でありたい
との思いの方が強く出てしまったことで、
次のような悪循環がおこりました。
病気を治したい(本音)
↓
薬で治していく
↓
通院、処方には健康保険、収入が必要
↓
仕事をして安定させる。
↓
業務で病気がばれたら干される。
↓
薬で凌ごう。
↓
通院処方が必須(あきらめ)
こうして土曜日(仕事がない日)に通院し
薬のストック不足の不安解消で満足するといった
間違った生活を長きに渡り送ってきたのでした。
そんなお勧めできない経験をすると、
それなりの知恵もつき、学習するもので、
不安とのつきあい方も、
我流でこなしたりもできてしまいます。
社会活動しながら、どうやって治そうかと、
"心と時間"に抵抗があるなかで、
日々悩みました。
医師以外で克服するために、
共感できる本を探すのも良いと思います。
但し、病気を治すための本は、
リアルな事案が書かれていたりして、
自身に悪影響を及ぼすことから、
購入、立ち読みも避けた方が無難でしょう。
何故なら、
自身にかつてない新たな不安情報を入手してしまい、
新規でその症状を発症してしまうのではないかなど、
不安を覚えてしまうからです。
なので、どストライクをはずし、ちょっと距離をおいた内容の本を読まれると、回復への明るい道がみえてきます。
内容比較として簡単に例えると、
×お薦めできない→【自律神経失調症を治すには】
◯お薦めしたい→【自律神経を整えるには】
ぼくは、後者の類の本を読んでだことにより、心身ともに回復できる気持ちになりました。
つまりポジティブになれたのです。
心にゆとりが持て、かつての辛い毎日から明らかに解放されたと実感できました。
本を読むことで、
ポジティブになるための"ヒントを得るチャンス"が増え
それらを実践することで、少しずつですが楽しくなってくるものです。
今まで損していた人生を取り戻すために。
つづく。