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電気代が1/4になることも。住まいの断熱で光熱費がどれだけ変わるのか?体験型ショールームで断熱先生が解説します【断熱先生のダンネツノートvol.24(後編)】

皆さんこんにちは。前回、住まいの断熱性能について体感できるショールーム「住まいStudio」をまわりながらの解説記事の前編をお届けしました。いかがでしたか?

『もしかしたら我が家もそうかも・・・』と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。今回は後編として、「これからの家」を中心に皆さんをご案内したいと思います!

実は、いま、様々な住まいの断熱に関する補助金制度がありますので、ぜひこの機会に住まいStudioにご見学に来ていただけたら嬉しいです。

「昔の家」「今の家」についてご紹介している前編はこちら

体感されたほとんどの人が『え!?こんなに!?』と驚く、「これからの家」の断熱性能

冬の住まいの断熱性能を比較する見学コースで最後にご案内するのが、「これからの家」です。壁や床、天井の断熱材は、LIXILの高気密・高断熱・高耐震の「スーパーウォール工法」を使用しており、窓は最新のアルミ樹脂複合サッシの複層ガラスになっています。これは、HEAT20 G2(20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会)レベル、断熱等級6に相当します。

3つの部屋を同時に比較したサーモカメラの映像です。通常は行っていないのですが、今回は特別に3部屋同時に人が立った映像になります。上が「これからの家」で下が左から「昔の家」「今の家」なのですが、こう見るとその差は歴然ですよね。「これからの家」は部屋全体が黄色くなり、頭からつま先まで、暖かいのがおわかりいただけると思います。

暖房している部屋は温度ムラが無く隅々まで暖かいのですが、最も大事なポイントはそれ以外の部屋も暖かいことです。

暖房していない廊下やトイレに移動した際にも、温度差が少なく、ヒートショックのリスクを低減した、快適な住まいになっています。


電気代が1/4以下になるという試算も!? 住まいの断熱は光熱費の節約にも直結

そして、電気代が高騰する中、やはり気になるのは光熱費。断熱性能の低い「昔の家」と、断熱性能の高い「これからの家」の電気代を比較した場合、試算では年間10万円程度お得となります。10年単位で考えるとその差はさらに大きくなります。

算出条件
●住宅プラン:2 階建て/ 延べ床面積1 2 0 m 2( 自立循環型住宅モデルプラン) ● 建設地:東京( 地域区分:6 地域、日射区分:A 3 )●設備仕様( これからの家):暖冷房 高効率エアコン、給湯器 電気ヒートポンプ給湯器、換気 エコエア9 0 ● 電気料⾦2 7 円@kWh ※「昔の家」は一般的な戸建て住宅の場合( L I X I L 調べ) ※「今の家」はエネルギー消費性能計算プログラム( 住宅版)における基準一次エネルギーによる試算 ※ シミュレーションに基づく試算のため、実際の金額とは異なる場合があります。

断熱アップが光熱費削減になる理由を見ていきましょう。3つの部屋を今度は屋外からサーモカメラで見てみると、このようになっています。「昔の家」の窓が真っ赤になっていることが分かりますよね。これは、断熱性能の低い窓から、室内の暖房で温めた熱が逃げているからなんです。

一方で、「これからの家」は青くなっていますので、室内の熱がほとんど漏れていないことになります。また、「昔の家」のエアコン室外機は赤くなっていて高い負荷がかかっているのに対し、「これからの家」の室外機は青く負荷が低いことがわかります。3部屋ともエアコンの温度を20℃に設定していますが、こうした理由から消費電力に差が出てきます。エアコンの消費電力量(=電気代)は、「これからの家」は「昔の家」のなんと1/4で済んでいます。

今後、さらに電気代が上がったら……と思うと、断熱材や窓、玄関ドアにお金をかけるのは、「賢い選択」と言えます。


なんでそんなに断熱性能に差が出るの?普段見ることが少ない、住まいの断面を見ると一目瞭然!

その他にも、見学コースでは、「昔の家」と「今の家」、「これからの家」の断熱材と窓を横から見た模型も展示しています。普段、壁の中がどうなっているかって見る機会はほとんどないと思うのですが、実はこんな風になっているんですね。

断熱材の厚みと密度、窓に大きな差があるのが分かると思います。『断熱性能が低いってどういうこと?』と疑問に思われていた方も、これを見て「断熱材の種類と厚みがこんなに違うのか」、「たしかにこんなに隙間があったら冷気が入るよね」と納得していただけることが多いです。

もしも壁の内側や窓がこういった状態だと、いくら暖房で室内を温めても熱が逃げていってしまうんですね……。地球にも家計にも、負担大です!

左から「これからの家」「今の家」「昔の家」の壁の断面

「ここまで断熱って必要?」の疑問が「必要だね」の納得に変わる体験型ショールーム

駆け足になりましたが、今回は「住まいStudio」の一部をご紹介しました。比較体感していただくことで、温かい家の価値、良さを身体で知っていただけます。多くの人にとって家づくりは何回も経験するものではありません。お金のかけどころを考える意味でも、ぜひ一度、「住まいStudio」にご来場ください。お待ちしております!

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