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「ブレスの入り口」

こんばんは、アカデミックブレスです。

今日は呼吸法(腹式呼吸)の説明に入る前に、呼吸することがが可能である、それぞれの場所からブレスを取った場合の特徴の説明です。

息の吸い方は鼻、口、あるいは鼻口両方からの吸い方が出来ますが、その時の状況に応じて使い分けられるように訓練します。

理由は、それぞれのブレスの長所と短所が有るからですが、以下がそれぞれのブレスの特徴です。

1鼻ブレス。

普段の生活では、鼻から吸って鼻から吐くことが多いですが、この鼻ブレスの長所は、ほこりや煙などの汚れた空気、又乾燥した空気を吸い込んだ時に対応力が強く、咳込みにくいブレスです。

会場やステージによっては、空気の悪い所も有ります。

例えば、ライブ会場などでは、未だにタバコが吸い放題の場所も有りますし、ステージでの演出で、ドライアイスや煙を焚く場合も有ります。

又、冬場の乾燥した空気や、エアコンなどで乾燥した空気にも咳き込みにくい鼻呼吸は有利です。

短所は、一瞬で大量に吸うのが難しく、大量に吸うには少し時間が掛かる所と、コンディションが悪くて鼻が詰まった時は当然ながら吸えない所です。

歌手は曲の場面によっては、一瞬でブレスを取らないとならない場合が多々有りますので、その際には間に合わない、あるいは少ししかブレスが取れないという所が弱点です。

演出でステージでドライアイスや煙を焚いたり、又、ライブ会場等は、会場内での喫煙が可能な所も多いですが、そういう場所で口から吸うと咳き込みやすいやすいので、鼻のブレスは有利と言えます。

2口ブレス。

次に、口から吸う口ブレスですが、このブレスの長所は一瞬で大量の空気が取れる所で、その一瞬で大量に吸えるスピードは鼻ブレスの比では有りません。

歌手や管楽器奏者は、緊迫した状況下で、一瞬にして息継ぎのブレスを大量に取らないといけない場面が多々有ります。

その際は、鼻のブレスでは間に合わないことがあるので、その場合は、この口ブレスは非常に有効です。

只、弱点は咳き込みやすいのと、口内が乾きやすい所ですが、口内が乾いた状態では発声し辛いです。

現在は、ステージや公演の壇上に飲料水を持って上がれる所も多いので、その際は乾きの問題は軽減されると思われますが、飲料水を持って上がれない場合は、事前に水分補給しておくことが大切かと思われます。

3鼻口ブレス。

最後に、鼻口両方からのブレスの説明をさせて頂きます。

一体いつ、鼻と口の両方から息を吸う場合があるのだろう?と疑問に思われる方も多いと思います。^-^

それは、あくびをしている時です。

日常生活では、あくびをしている時は、まず鼻口両方から息を吸い込んでいますが、両方から同時に吸うと、口から吸う空気がが多く入るので、鼻から入って来る実感はあまり感じないかも知れません。

歌っている時に、このブレスを使うと自然に吸えてる感が有り、リラックス効果が有ると感じる人が多いようです。

吸うスピードは鼻ブレスよりも速く、口ブレスよりも遅く、両方の中間的なブレスですが、弱点は口ブレスと同じく咳き込みやすいのと口内が乾きやすいことです。

鼻、口、鼻口それぞれのブレスを、その時の状況に応じて使い分けるようにしましょう。

以上、ブレスを取る入り口である鼻から、口から、鼻口両方からの説明でした。

本日もお読みいただきありがとうございました。

                                   

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