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【Vol.30】個人インタビュー・てばさき

こんにちは
DRAW A LOT Collegeです!

DRAW A LOT Collegeはクリエイティブの仕事だけで、まだ生活ができていないクリエイターさんに『クリエイティブで飯を食う』きっかけを提供すべく生まれたプロジェクトです。
(詳しくはこちら↓)


Season2は9名のクリエイターがカレッジ生として半年間互いに切磋琢磨していきます。今回はそんなカレッジ生へ個人インタビューを決行!

今回のインタビューに回答してくれたのは てばさきさん です!

てばさき
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女の子×スイーツをテーマに作品制作をしている。
広告漫画、CDジャケットデザイン、グラスデザインなど幅広く活躍。
最近では漫画制作にも力を入れており、将来的には漫画もイラストも描けるクリエイターを目指している。


■DRAW A LOT College Season2に参加した理由は?

・DRAW A LOT College Season2に応募したきっかけなど、教えてください。

(てばさきさん)
色々ありますね。まず、最初に知ったきっかけはリミッツがRTしたのを見たのかな? それでSeason1のときから知ってはいました。私は元々リミッツをやっていたので、リミッツから「DRAW A LOT College Season2の参加者を募集していますよ」というメールが来て。それで、やってみようと思って応募しました。

応募した理由は、イラストレーターとしてやりたいことに繋がるようなお仕事を貰えるきっかけになったらよいなと思ったからです。DRAW A LOT Collegeに提供している企業さんも大きな名前が多かったので、なにか自分の宣伝や実績になるのではないかと思いました。


■キャリアビジョンは?

・事前資料では「最近では漫画制作にも力を入れており、将来的には漫画もイラストも描ける人を目指している」と伺っていますが、詳しく聞かせてください。

(てばさきさん)
やっぱりイラストも漫画も描けるようになりたいなと思っていますね。イラストと漫画って全然違うものなので。今までのDRAW A LOT Collegeの講義でも「『イラスト+何か』をしたら爆発するよ」と仰っていただけたのですけれど、その中でも「イラストも漫画も描ける」のは十分大きいと思っています。色々なことをやっていきたいのですが、まずはそういう(イラストも漫画も描ける)イラストレーターを目指したいなと思います。

漫画連載もできたらいいな……いや、できたらいいなじゃなくて、したい。します! ああ、宣言したらちょっとプレッシャーかかるな。笑 私は今22歳なのですが、25歳までに何かできなかったらイラストを描くのをやめようかなと思っていて。仕事じゃなくて趣味に変えようかなと思っているのですが、でもそうしたくないので気合入っています。

・具体的にどのような現場でお仕事をしたい、というイメージなどはありますか?

(てばさきさん)
漫画に関すると、少女漫画ですね。イラストは物心ついた頃からずっと描いていて、お仕事にしようと思ったのが2019年あたりでした。それが20歳のときで、漫画は18歳のときに一度描いたことがあったのですよね。

高校の友人たちと一緒に同人誌を出したのですが、その漫画が初めて描いた漫画です。そこからは漫画を描いていませんでした。20歳頃、イラストのコンテストにとにかく応募していた時期があって、そのときに応募した少年マガジンのイラストグランプリで出版社の方から連絡があり、「マガジンで漫画を描いてみませんか」といきなり担当付きになったのですよ。

当時、担当付きになることがそんなにすごいことだと思わなかったのですよね。なので、結構軽い感じで漫画を描き始めたのが最初です。漫画って描くのが大変なのですよね。仕事をしながらだったら1作品に2ヵ月、3カ月くらいかかるし。でも、漫画を描くうちに完成したものを読むのが楽しくなってきて。

今4作品目で、過去の自分の作品を見ると「上手くなったな」と思うのもとても楽しいし。友人に「面白い。続きを早く描いて」と言われるのも嬉しかったし、自分に合っているなと思いますね。なので、連載できたら読者に喜んでもらえるような作品を描きたいなと思います。

・どうして少年漫画から少女漫画に路線を変更したのでしょうか?

(てばさきさん)
少女漫画を選んだのは、マガジンでネームを数本上げたとき「あなたの話は少年漫画より少女漫画のほうが向いているよ」と言われたからです。そこから研究を始めました。自分の漫画にはどの雑誌が向いているのかな、と。

その結果、今は別冊マーガレットさんに応募しています。いばらの道かもしれないけれど(作風が合っているのに加えて)一番アニメ化やドラマ化されやすいのは別冊マーガレットさんかなと思って選びました。


・続いてイラストについても聞かせてください。

(てばさきさん)
イラストだと色々なことにチャレンジしたいです。女の子を描くのが得意なのでそのスキルを使ったイラストを描いていきたいのですが、少しそこは不透明なところがあります。でも、以前やった「豆芝の大群」さんのコラボウォッチのデザインをしたときはとても楽しかったです。実際に女の子を描くわけではなく、担当する女の子の魅力を引き出して時計をデザインして、(担当した女の子の)ファンの方にも喜んでいただけました。実際に女の子を描くだけでなく、その人の魅力が伝わるイラストが描けたらよいなと思います。

色々なものが好きなのですよね。アイドルにしても色々なグループが好きだし。そういう感じでそれぞれのよいところを引き出せるのなら、自分のブランド力を高めるよりも人のよいところを引き出せるグッズデザインができたらよいな、と最近思いますね。これはコラボウォッチのデザインをしていたときに一番感じました。

・頂いている事前資料でも「見てくれる人に楽しんでもらえるような作品作りができたら」と仰ってますもんね。

(てばさきさん)
アイドルの存在が本当に大きいと思います。アイドルのファンサって、ファンが喜ぶ行為をしてくれるということじゃないですか。グッズデザインでも漫画でも、まず自分がファン目線に立って「こんな場面があったらいいな」思うものを描いていけたらよいなと思いますね。


■セールスポイントは?

・作品やてばさきさんご自身のセールスポイントを教えてください。

(てばさきさん)
やっぱり女の子とスイーツを描くのが好きかなと思いますね。スイーツに関しては、専門学校に通っていたときにペンで実物を写実的に描かなければならない課題があって、そこで敢えて難しいジャンルにしようと思って(描くものを)全て食べ物にしたのです。そのときにあまりにも上手く描けすぎて、先生も「これはすごいわ」と言ってくれて。笑 そこからスイーツを描くのがとても好きになりました。

だけど、スイーツを描ける人は山ほどいると思っています。だからスイーツと何かを一緒に描けたらよいなと思ったときに、昔から女の子を描くのが好きだったので「女の子とスイーツ」というように組み合わせて描いていますね。DRAW A LOT Collegeの講義で「好きなもの×何か」がよいと言われたとき、自分はそうやってきたけれど本当によい方法だったのだなと思いながら聞いていました。

・作品のテーマがはっきりしているのは強みですね。

(てばさきさん)
専門学校の恩師に「あなたは色々描けるけれど、それ故にバラバラに見える。一個に絞ったほうがよい」と言われて、色々描くのが好きだったけれど敢えて絞って「女の子とスイーツ」にしました。

今の私があるのはこの専門学校の恩師の影響がとても大きいですね。tica ishibashiという先生なのですけれど。その人はとても明るい方で、最初からお話し易かった先生でした。悩んでいたときもこの先生の言葉を思い出して行動しましたね。

先生のおかげで行動できたし、勧められてライブペイントのイベントに参加することもできました。リミッツに参加できるよう繋げてくれたのも先生ですし、とても感謝しています。こういうインタビューがあったら絶対に言ってやろう、と思っていました。笑


・色々描けるというのも、お仕事を受ける上で強みになりますよね。

(てばさきさん)
まだまだ経験が浅いので、こういうのが描けますよっていうサンプルを作ってはいますね。それがきっかけで広告漫画を描かせていただいたこともあります。

・てばさきさんは絵画教室の先生もなさっているということですが、そこから得たことなどはありますか?

(てばさきさん)
人に教えることによって、自分がどういう風に描いていたのかがわかるようになりました。自分が描けても教えられないと意味ないので、どうやったら相手に伝わるか考えながら教えています。

それと同時に「私はこういう考え方で描いていたのか」と理解も深まっていって、結構楽しいです。自分の絵を改めて研究しようと思うようになりましたね。どういう描き方をしているのか、もっと魅力的に見せるためにはどうすればよいのかということを感覚的ではなく論理的に考えるようになりました。

・キャリアビジョンのときに出た「色々なものが好き」のお話もそうですが、てばさきさんの鋭い観察眼も印象的です。

(てばさきさん)
Instagramで所謂「映え写真」をよく見ていて、写真はできないけれど絵に描くことはできるなと思って描いていました。観察力はあるほうなのかな、と思いますね。魅力を見つけるのはたしかに得意です。

アイドルの魅力も色々あって、ライブパフォーマンスが素晴らしいグループ、とにかく可愛いグループ、バラエティ番組が面白いグループなどなど魅力は別々にあるのでどこが一位なんてないと思っています。このようにそれぞれの魅力を見つけるのは得意だと思います!笑 


■リミッツの所感は?

・リミッツに取り組んでみて、感じたことや気づいたことなどありますか?

(てばさきさん)
リミッツは2、3年前からやっていました。そのきっかけも専門学校の恩師がリミッツの選手で、面白そうだからやってみたいと思ったからでした。だからこそコネクテッド・インクに出場できなかったことがすごく悔しくて。リミッツに慣れていたからこそ、「こういう描き方で戦略的にいこう」と考えていたのでそれで勝てなかったのがすごく悔しかったです。

リミッツの選手には抽象画で攻めて相手に想像させる方もいるし、ちゃんとストーリーを描いて仕上げる方もいて、私はどっちかなと考えたときに圧倒的に後者だと思いました。ストーリーをちゃんと見せるとなったときに、絶対にぶっつけ本番ではできないなと思ったのであらかじめ全てのお題に対してのイラストの案を出していました。落ち着いて描けるように対策はしていましたね。


■一番気になっているカレッジ生は?

・まだSeason2では直接カレッジ生同士がコミュニケーションを取る機会がないので、難しい質問かもしれませんが……

(てばさきさん)
「わからんがな」が正直な意見なのですけれど。笑 Twitterを見る限り、湊谷さんは面白い作品をいっぱい描かれているなあと思います。

アイディアを出して、それをちゃんと作品にして、ちゃんと評価をしていただける方ってすごいことだと思うのですね。「頭の中にアイディアはあるし」と言う人もいると思うのですけれど、それを実際に作品にしてちゃんと評価を貰えるって本当にすごいことだと思います。だから、湊谷さんはそれを実現されているのがすごいなと思っていますね。


♢♢♢


以上、てばさきさんへのインタビューでした!
今後もカレッジ生の個人インタビューは続いていきます。
次のインタビューには誰が登場するのか……!?

次回もカレッジ生の個人インタビューをお届けする予定です。


次回もお楽しみに!


By. DRAW A LOT College



(続けて読むなら↓)


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