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『宇宙兄弟』を読み終えて【だい記#253】

おはようございます。
家にいるとストレスが溜まるのは、日光が一切差し込まない独房のような部屋にずっといるからだと気づき、最近はよくリビングに行くようになっただいきです。

さて、
今日は「『宇宙兄弟』を読み終えて」というテーマで書いていきます。

ここ1ヶ月くらい、宇宙兄弟を読みまくっていました。
きっかけは、ある講演で講師をしていた方が勧めていたのと、漫画サークルの先輩が「宇宙兄弟は人生だ」と散々聞かされていたからです。

もともと最初の数話は読んだことがあったのですが、まじで最初の方だけだったので、新鮮な気持ちで読み終えることができました。
#僕の記憶は、「ヒビトが死んだ」で止まってました。
#いやなんでしんどんねんって

今日は、毎度恒例、漫画を読み終えた後の感想をつらつらと書いていこうと思っています。

 

あらすじ

宇宙兄弟は、主人公のムッタとその弟ヒビトが宇宙飛行士になって宇宙を目指す物語です。

まぁ、ヒビトは物語が始まってすぐ宇宙に行くので、どちらかというとムッタが宇宙を目指す!っていう方が正しいかもしれません。

しかし、宇宙を目指すのはもちろんムッタだけではありません。
宇宙飛行士の仲間もいるし、NASAの職員、ロケットや月面を走行するバギーとかを作る人、宇宙のすべてを知りたいと望む天文学者、彼らを応援する家族や仲間、、、。
たくさんの人が関わり方は違えど、同じ宇宙を目指しています。

そして、宇宙兄弟で一番面白いのは、一人ひとりの人生が事細かに描かれていることです。

宇宙を目指すっていうのは、人生最大の夢かもしれませんが、同時に命を落とすかもしれません。
そういう極限状態での物語なので、それぞれのキャラクターの心情が非常に濃密に描かれています。
サブキャラのエピソードで「うお。。。。」と絶句してしまうほどです。

あとはそうですね。
ムッタははじめは夢を諦めて自動車関連の仕事をしていたのですが、宇宙に行った弟のヒビトをあざ笑った課長に頭突きを食らわせて、クビ。
このクビが一つ宇宙を目指すきっかけになりました。

そしてもう一つが、幼い頃天文学者のシャロンと交わした約束です。
「月にシャロン月面望遠鏡を建てる」
というものです。

シャロンと久しぶりに話したムッタは、かつての約束を思い出し、もう一度宇宙を目指そうと決意することになりました。

ムッタは約束を果たすことができるのか!?
このあたりが感動のポイントですね(泣)(泣)(泣)。

 

それぞれのリーダーシップ

宇宙兄弟では、一人ひとりが事細かに描かれているという話をしました。

また同時に、宇宙を目指す過程で、誰もがリーダーになり得るというのも面白いところです。

宇宙兄弟には個性豊かなキャラクターが非常に多いです。
ムッタのような、保守的で人に優しいタイプ。
ビンズのような、分析的なタイプ。
ヒビトのような、自由奔放で好奇心に従うタイプ。
シャロンのような、さりげなく人を導くタイプ。
エディのような、安心感と興奮を与えるタイプ。

このようにいろいろなキャラクターがいるからこそ、それぞれリーダーシップのとり方も全然違います。

一般的に言われているリーダーシップって、ブライアンのような「ガンガン引っ張っていくタイプ」だと思うんです。
東京リベンジャーズでいえばマイキーのような、コムドットのやまとのような、そんなタイプです。

しかし、ムッタは全然リーダーっぽくはありません。
リーダーっぽくないのに、ムッタがいるとなんだかうまくいくことが多いんです。

ムッタは自然と、周りの人を巻き込んでみんなをプレイヤーにするというリーダーシップを発揮しています。
要するに、「頼ること」ができているんです。

一人で意思決定をするとなると、一人分の脳みそしかつかうことができません。
それよりも、何人もの脳みそを使えたほうが、意思決定の質もスピードも高まるはずです。

ムッタを見ていると、こんなリーダーでもいいんだと思わされます。
誰でもリーダーになれる、ということをひしひしと感じさせられる、素晴らしい漫画だなと思います。

 

ざっと紹介しましたが、先輩の言葉を借りるとすると、まさに宇宙兄弟は「人生」です。

自分はどのキャラクターに似ているんだろうと考え、そのキャラクターの生き方やリーダーシップのとり方を見れば、実生活にも応用できる場面は多数あると思います。

もちろん、宇宙への好奇心もバク上がりですww
僕は宇宙兄弟を読んで、アストロバイオロジーという地球外生命体への関心もかなり高まって、大学で研究するかも、というところまで到達しています。

ぜひ皆さんも手にとって読んでみてください!!!

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