日本の国家安全保障2000年代 119
第1章 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍(現・インド太平洋軍)
2000年代 20
合衆国海軍 5
スプルーアンス級駆逐艦
の
後継艦
として
DD21ズムウォルト級陸上攻撃駆逐艦
が
配備されることになった。
しかし、
ズムウォルト級陸上攻撃駆逐艦
は
陸上攻撃コンセプト
に
疑問が生じ、
汎用駆逐艦
に
変更されることとなったが、
計画は大幅に遅れた。
次世代駆逐艦DD(X)ズムウォルト級駆逐艦
は
満載排水量14000トン級、
建造費3000億円
で、
2009年に建造工事を開始した。
ズムウォルト級護衛艦
は
複合材も使用した
ステルス船型
で、
Mk57垂直発射システム
80セル
(RGM-109トマホーク陸上攻撃ミサイル、RGM-162ESSM発展型シー・スパロー・ミサイル短距離艦対空ミサイル)、
を
装備する。
Mk57垂直発射システム
には
艦隊防空用のRIM-156 SM2艦対空ミサイル、
対潜水艦にRUM-139垂直発射対潜ロケット
も
装備する予定だった
が
中止された。
砲は、
対地対艦
に
155mmAGS(先進砲システム、GPS誘導砲弾)、
対空対艦
に
Mk110 57mm砲(ボフォース SAK Mk3ステルス砲塔)
が
搭載される予定だった。
Mk110 57mm砲
の
搭載は中止され、
対艦用
として
Mk46 30mm機関砲
が
採用され
変更が重なることになった。
変更が重なり計画は遅れ、
1番艦DDG-1000ズムウォルト
は
2014年に竣工した。