- 運営しているクリエイター
2022年9月の記事一覧
体系的「場」つくり理論シリーズ その41 多元的的無知と各種バイアス
人間「場」つくりの知識コンポーネント群を紹介します。
「場」のプロデュースを進めてゆくにあたり、前提として認識しておくべきことは、『多元的無知』という概念を認識しておくことが大切です。多元的無知(pluralistic ignorance)とは、多くの人がある特定の価値観や意見を受け入れていないにもかかわらず、「自分以外の人たちはそれを受け入れている」と誤って思ってしまう状況のことです。
「自分
体系的「場」つくり理論シリーズその40『2025年の壁』を乗り切る組織体制と「場」つくりの提言!
少し古い話ですが、経済産業省が2018年に発表した『DXレポート』以降、社会のDXは「デジタル田園都市国家構想」に集結されて、DXニツポンつくりが進められています。
2018年レポートでは、『現在のレガシーシステムの課題を解消できなければ、企業はデジタルトランスフォーメーション(DX)が実現できないだけでなく、2025年以降、年間最大12兆円(現在の約3倍)の経済損失が生じる可能性がある!』とさ
体系的「場」つくり理論シリーズ その39 Work Tech & ソーシャル・テックを活用した「場」のプロデュース術最前線!
私が、現役時代から取組んできた『ワクワク健康・幸福場創り』の技術レベルが格段と洗練されてきました。
またテックサポートの環境が整いつつあることを受けソーシャルプロデュースに繋がるCreative Happiness Technologyをご紹介します、
多くのイノベーター達が、AI, IoT, Bigdata、センシングテック、DX、等を組み合わせた『Creative Happiness Tec
体系的「場」つくり理論シリーズ その38SDGsとWellを意識した「智場創造」
このシリーズではさまざまな視点からの「場」つくりを考察していますが、今回はSDGsとWellを意識した「智場創造」を考えてみます。
今更ですがSDGs簡単に解説すると、(外務省HPより引用)
『持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2
メタバースが学問に!
東大がメタバース工学部!
わくわくする学び場の学部ができましたね。
メタバースを学問とする意味とは!
工学部なので、AIをはじめとしたエンジニアリングを中心とした探究なのでしょうが、『人間科学』(哲学、心理学、行動学、生理人類学等)や、『自然科学』(医学、バイオ、宇宙等)、そして「ビジネス科学」(経営、組織、コミュニティ運営等)を総合的かつ統合的に、「学際を越境」してゆく新しい学問体系を創造
体系的「場」つくり理論シリーズ その36「自覚力」を高める『健康の見える化』テクノロジー
Apple WatchのECGソフトに採用されているAliveCorは、元GoogleのVic GungtraがCEOのスタートアップ企業です。
心電図が計測できる機能もあり、『健康の見える化』テクノロジーがまた進化しました。
私も使っています。
今回は、このような『健康の見える化』テクノロジー最前線を「ば」つくりに活かすべくいくつかご紹介してみましょう。
私は、幸福感を持って生きてゆくのに
体系的「場」つくり理論シリーズ その35クリエイティブワークに必要な「ゆとり」「無駄」「遊び」の効用 !
知識創造ワークスタイルには「ゆとり」や「無駄」や「遊び」という「心のスラック」を意図的につくり出すことが極めて重要です。
「ゆとり」というと、一生懸命に働かず、要領良く「手抜き」したり「楽する事」のような捉え方をする上長もいます。
特に『自分の時代には、毎日夜中まで猛烈に働いてきた。仕事に「ゆとり」がある奴らはもっと働ける!』と思い込んでいる世代の人たちが、日本企業にはまだまだいます。
私は「
体系的「場」つくり理論シリーズ その34「仕事」の気分転換は仕事(志事)で!『わくわくマルチライフスタイル』の薦め
私たち一人ひとりが持っている能力やセンス、そして経験価値を社会に提供して、報酬や対価を得られる力を、社会は総称して「キャリア」と呼んでいます。
組織に帰属しながら「キャリア」の幅を広げ深めてゆく事もあれば、個人活動(事業)を通して「キャリア」を蓄積してゆく事もあります。
私たちが生きてゆくための「仕事」、言い換えれば「生計を立ててゆくための労働」を、生きる為に仕方の無い「苦役」や「義務労働」と
求道者スティーブジョブズの苦悩と悟り
写真家の小平さんとの出会いがありました。
私と同世代のフォトグラファーがファインダーにおさめてきたITレジェンドたちの物語。
スティーブ・ジョブズの伝説は様々な書物で語られています。私も彼と同じ年齢であり、昔から多くのエピソードに触れてきました。
そして、2005-2007にデジタルエンタテイメント会社の米国法人で活動している時に、彼と彼のチームと仕事をしていたこともありました。
この本で一
体系的「場」つくり理論シリーズ その33「場」つくりで認識しておくべきネガティブ意識の人たちの特性と活性化手法!
人間が集団を作り何かの目標を持つと、目標に向かいポジティブ意識を持つ人たち(概ね10-20%)と、人任せの風見鶏ニュートラル意識の人たち(概ね60-70%)、そして何でも反対&ネガティブ意識を持つ人々(概ね10-20%)に分かれる傾向があります。
『2:8の法則』ともいわれます。
人間集団の特徴の一つです。
ネガティブな意識を持つ人々には共通項があります。
脳科学者の林成之氏の「脳に悪い7
体系的「場」つくり理論シリーズ その32『改革・変革』の意義と意味そして必要性!
「働き方改革」「組織改革」「組織文化・風土改革」「意識改革」....etc
世の中では様々な「改革」が花盛りです。
毎日のように、人事の専門家の方々や、組織デザインの識者・研究者がオンラインセミナーやウェブ講演会で、知見や経験知を発信されています。私も、多くのプロフェッショナルの人々から気付きをいただいています。
私は、「総務」の立場から「場」つくりの経験をしてきました。今も「戦略総務」や「ク
体系的「場」つくり理論シリーズ その30未来型コミュニティ・オフィスの在り方と展望
昨年、日本オフィス学会誌に寄稿した論文です。
かなりまとまったボリュームの論文です。
お時間のある時にご覧ください。
https://1drv.ms/w/s!AoWrz3JWTfgsgbtISqvtrd3An-m0vg
体系的「場」つくり理論シリーズ その28スーパーダイバーシティ&インクルージョンの実践とSDGs
多様性の社会と言われています。
社会経営では「ダイバーシティ&インクルージョン」が求められていますが、価値観や常識観、そして宗教観や人生観の異なる人間集団においては、簡単に実践出来るほど単純なものではありません。
ウトロの問題はヘイトクライムを引き起こし、依然として根深い差別社会を露呈しています。
組織社会での「ダイバーシティ」の意味は、『ダイバーシティ・マネジメント』に置き換えて考えるのが一