ブッダが 「悟り」 を開いたブッダガヤの大菩提寺を訪ねた翌々日は 〜 フラワー・トラベリン・バンド の "SATORI" ♫
ブッダが 「悟り」 を開いた場所、ブッダガヤの大菩提寺(マハーボーディ寺院)を訪ねた 〜 1984年1月3日 早朝
というわけで、まさかこのコロナ禍で海外旅行なんぞしているわけもなく、拙者であるところの筆者がブッダの「悟り」の場所を訪ねたのは 37年前の「一昨日」。前年 1983年4月からのバックパッカー海外「放浪もどき」旅でソ連(古い!もはや教科書にしかない国)、ヨーロッパ諸国、トルコ、シリア、ヨルダン、パレスチナとイスラエル、エジプト、再びトルコ、そしてイラン、パキスタンを旅した後、パキスタンのラホールから(当然ながら陸路で)インドに入ったのが、同年11月29日。北インドを旅しつつ、年越しはヒンドゥー教の「聖地」ガンガーのヴァーラーナシーにて(郊外に釈迦、つまり仏陀 = ブッダ が初めて説法を行なったサールナート、鹿野苑があるので仏教の「聖地」でもある, ただし仏教はある意味、カースト制度・カースト差別のあるヒンドゥー教へのカウンターの面があったものと思うが)。
で、1984年1月2日午後4時半頃にヴァーラーナシーを発ち、同日夜9時頃にブッダガヤ着。その夜はブッダガヤにあるビルマ寺(昨日も note に書いた「脱線」話題をしつこく記しておくと 〜 あの地にあるビルマ寺は今はミャンマー寺と言ってるのかもしれない、さてここから「脱線」、ミャンマーにおけるロヒンギャ・ムスリム差別・弾圧は宗教間の紛争というより少数民族の人権の問題だと思うけれど、あの国の人々の多くが今も敬虔な仏教徒であるのなら、釈迦牟尼が「三途の川」の向こうから眺めて嘆いてるだろうなぁとか考えて自戒しないのかね?.. 「戒」って字を使うと「モーセの十戒」を思い出してユダヤ・キリスト・イスラームのアブラハムの宗教のことが浮かんできてしまうんだけど、あれもねぇ、パレスチナ人の土地を「盗む」、パレスチナ人を「殺す」、と十戒を平気で破る1948年「建国」のイスラエルのシオニストがいくらでもいて、もう無茶苦茶だけどなぁ、なんだこの長い括弧は?アブラハムの宗教の説教だって仏教のお経だって長いじゃんかよ!まぁ拙者のはただの脱線括弧だけどね) ...
とにかく! その夜はビルマ寺の宿泊所に泊まり、翌1984年1月3日の朝は「日の出」前の4時半頃起床(と当時の日記に書いてある!)、顔を洗った後、その足でまだ見上げれば星空という時間にブッダガヤの日本寺に行き、僧侶の指導のもとで座禅を組む。
その後、ブッダが紀元前530年頃に悟りを開いた場所であるとされるブッダガヤの大菩提寺(マハーボーディ寺院:寺の創建は紀元前260年)を訪ねた時は、寺は朝もやに包まれていた。
(ブッダガヤに着く前のインドの旅に触れた過去の note 投稿へのリンクも込み)
Make Up 〜 フラワー・トラベリン・バンド (Flower Travellin' Band, 1973)
フラワー・トラベリン・バンドは、日本のロック史におけるまだ黎明期だったと言ってもいいかもしれない1970年、そうか、もう半世紀も前になるのか、とにかく、そうです、「こんにちは、こんにちは、世界の国から ♫」(三波春夫)の1970年「大阪万博」の年にデビューした日本のロックバンド。
3年後の 1973年に解散しているけれど、その後、今世紀に入ってから、2007年に再結成している。ただし、日本のロック史に残るヴォーカリストで、1977年に映画「人間の証明」に俳優として出演し、また彼が歌った同映画の主題歌が大ヒットして、ロック・ファン以外にも広くその名が知られることになったジョー 山中(1946年9月2日生まれ)は、惜しくも 2011年8月7日に亡くなっている。例によって「脱線」話題だけれども、ジョー山中は映画「人間の証明」公開の年、1977年に大麻取締法違反容疑で逮捕されているのだが、上述の主題歌「人間の証明のテーマ」は歌手ジョー山中の逮捕を受けてラジオでのオンエアが自粛されたものの、一方で、映画そのものが事件後に上映中止になるようなことはなかった。ある意味、つまり、何から何まで中止してまるで「臭いもの」であったかのように、「臭いものに蓋をする」かのように、そんなふうに、もともと臭くもないものまでこの世に無かったかのようにしてしまう(仮に臭いものだったとしても大抵のものは構わないと思うが)、そんなことが日常茶飯事の現代と比べれば、当時は「古き良き時代」だったのかもしれない。「脱線」話題、長かった。
フラワー・トラベリン・バンドがデビューした1970年と言えば、1960年生まれの筆者はまだ10歳になる年。オランダのロックバンドであるショッキング・ブルー (Shocking Blue) の「悲しき鉄道員」(Never Marry a Railroad Man) を聴いてロックに目覚め出した頃で、日本のロックについては当時よく知らなかった。その2年ぐらい前、小2 の頃はいわゆる「グループ・サウンズ」の音楽をよく聴いていたけれど(リアルタイムではただのミーハーのガキだったけれど、スパイダースとかゴールデンカップスは音楽的にもかなり優れていたんだと思う)。
日本のロックで、その少し後になって聴くようになったのは、はっぴいえんど。その他は、これもフラワー・トラベリン・バンドの時代よりも後年だけれども、カルメン・マキ&OZ ぐらい。ただ、他の日本のロックバンドも当時どこからの情報だったか、雑誌とか 3歳年上の兄が家に持ってくるレコードなどもネタだったのかもしれないが、バンドの名前はわりとよく知っていた。現時点で残る当時の記憶だけで挙げるので、時系列的には前後すると思うが、要するに順不同でフラワー・トラベリン・バンド、クリエイション、めんたんぴん、四人囃子、外道、頭脳警察など。ファー・イースト・ファミリー・バンドという名も思い出す。
さて、フラワー・トラベリン・バンドと言えば、自分がよく記憶しているのは 1973年の曲 Make Up で、何故かというと、あの曲がリリースから 4年後の1977年、筆者は高校生の時だけれど、日立のテレビ・コマーシャルで使われたからで、あの曲を知らない人は兎にも角にも聴いてくれればおそらく多くが納得すると思うが、これがとにかく、カッコいい。今の時代、2021年に聴いても、十分にカッコいい。
*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。
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テレビ・コマーシャルはこれ。
*既に YouTube 上より消滅(2022.9.1 加筆/編集)。
Shadows of Lost Days 〜 フラワー・トラベリン・バンド (Flower Travellin' Band, 1973)
フラワー・トラベリン・バンドの曲で、かなり昔から知っている曲がもう一つあって、それがこれ、あ、違う(わざとらしい)、これは筆者がフォローしている Instagram アカウントがアップした写真の一つ。何となくあの歌に似合いそうなので、先に載せた ... いや合ってないかも。まぁ歌詞はともかくとして、曲調には合っているような気がする。このアカウントが上げている写真とは別に、もっと合いそうな写真があるけれど、ここに載せて万一顰蹙(ヒンシュク!)を買ってもいけないのでや〜め。Facebook 上でも削除されてない写真だけど、勿体ぶった末、やめておく(笑)。
肝心の曲へのリンクは、歌詞と共に、この写真の下。
*既に Instagram 上より消滅(2022.9.1 加筆/編集)。
Shadows of Lost Days 〜 from Flower Travellin' Band's 1973 album "Make Up"
*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。
Hiroshima 〜 フラワー・トラベリン・バンド (Flower Travellin' Band, 1972)
曲は、以下、筆者の過去の note 投稿 4点の後にリンク。
Hiroshima 〜 from Flower Travellin' Band's 1972 album "Made in Japan"
*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。
Satori Part III 〜 "Hiroshima" の原曲, フラワー・トラベリン・バンド (Flower Travellin' Band, 1971)
Satori Part III 〜 from Flower Travellin' Band's 1971 album "SATORI"
SATORI 〜 フラワー・トラベリン・バンド (Flower Travellin' Band, 1971)
ではでは、ようやく(?)のこと、今日の note 投稿のタイトルに上げたフラワー・トラベリン・バンドの SATORI,
それは 1971年リリースの彼らの 2枚目のアルバムのタイトルなんだけど、前年 1970年リリースの最初のアルバム "Anywhere" はカヴァー曲のアルバムなので、オリジナルを揃えたアルバムとしてはこれが 1枚目。
アルバムの収録曲は、"Satori Part I" から "Satori Part V" までの 5曲("Satori Part III" は前章で載せた)。
ここでは、まずは "Satori Part II" を歌詞と共に載せ、その後でフル・アルバム(後者はいつか消えるかもしれないし、note から下ろすよう著作権者から要請があれば少なくともここからは直ぐに外そうと思う、でも大丈夫なのかもしれない、分からない!)。
Satori Part II 〜 from Flower Travellin' Band's 1971 album "SATORI"
*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。
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SATORI 〜 Flower Travellin' Band's 1971 album
All tracks are written by Flower Travellin' Band.
Side A
1. "Satori Part I" 5:25
2. "Satori Part II" 7:06
3. "Satori Part III" 10:44
Side B
4. "Satori Part IV" 11:01
5. "Satori Part V" 7:58
Joe Yamanaka ジョー山中 – vocals
Hideki Ishima 石間秀樹 – guitar
Jun Kozuki 上月ジュン – bass
George Wada 和田ジョージ – drums
付録: ラホール(パキスタン)で観た、ガンダーラのブッダ(仏陀)
ここに掲載する写真は、インドに入国する前の日、1983年11月28日に、当時も今もイスラームの神政国家となっているパキスタンのラホールで観た、断食中の仏陀(博物館所蔵の仏像!)。こういうものは、外に出しておくと、簡単に壊されるかもしれないね、いわゆるイスラーム「原理主義者」たちに(タリバンが破壊したアフガニスタンのバーミヤン渓谷の大仏のように)。
故あって、以下のパキスタン・イスラム共和国のラホールで観た「断食中の仏陀」の写真の下に、それより 4ヶ月ほど前、真夏の 1ヶ月を過ごしたギリシャ、アテネで 1983年7月13日に観たアクロポリスに聳え立つパルテノン神殿の写真も掲載。
The statue of Buddha on fasting, Greco-Buddhist art* from Gandhara, at the museum in Lahore, Pakistan (currently, Islamic Republic of Pakistan!)
*Greco-Buddhist art is the artistic manifestation of Greco-Buddhism, a cultural syncretism between the Classical Greek culture and Buddhism. That was the mixture of the culture of the ancient India and the ancient Greece(*).
https://en.wikipedia.org/wiki/Greco-Buddhist_art
https://en.wikipedia.org/wiki/Gandhara
* 以下は、1983年7月13日のギリシャ、アテネのアクロポリス、パルテノン神殿。
Bonus track 〜 "Killing in the Name" by Rage Against the Machine (1992)
今日の nore 投稿の最後に載せるのは、Rage Against the Machine のデビュー・アルバムに収められた曲。アルバムのジャケットには、アメリカ合州国の傀儡政権だった当時の南ベトナム政府による仏教徒弾圧に抗議して 1963年に焼身自殺した僧侶、ティック・クアン・ドック Thích Quảng Đức のその写真が使用された。
以下、ウィキペディア と Wikipedia の下に前章で載せた「断食中の仏陀」の写真をあらためて掲載し、その下に掲題の曲を歌詞と共に。
以下の写真(上述の通り、前章「付録」に載せたもの)の下に、曲のリンク。
Killing in the Name 〜 from Rage Against the Machine's self-titled debut album (1992)
*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。
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