デジタルデトックスのやり方──暇な時間と向き合うこと。
自分には無関係だし、
必要ないと思っていたけど、
“デジタルデトックス”というやつを取り入れていったほうがいいかもと、最近になって考えるようになった。
“気付いたらスマホを触っている”という例のやつである。
無意識のうちにスマホをいじって、意味もなく、SNSやネット記事を“眺めている”。
“読んでいる”のではなく、“眺めている”というのが一つのポイントである。
読む行為となれば、少しばかりのストレスがかかる。なので、ぼーっと眺める程度に留めておく。
暇な時間をどう過ごしていいのかわからない。→暇な時間が耐えられない。
→暇な時間が不安である。
暇な時間との直面を避けるべく、スマホを眺め、画面に意識を向けることで、この時間をやり過ごす。
それはまさに、時間を“潰す”という表現がふさわしい。
これを避けるために、
デバイスを目の届かない遠くに置いたり、電源を切っておくというのが、よくある回避策なのだろうが、
スマホに限っては、いつLINE通知や電話がかかってくるかわからないから、電源をつけたまま手元に置いておかざるをえない。
スマホのデジタルデトックスは容易ではない。
どのようにしてスマホを遠ざけるかを考えるより、
何もすることがない、暇な時間との向き合い方を先に考えたほうがいいのだろうと思う。
デジタルデトックスを考えるとき、
「何も考えない、無の時間を過ごす」というマインドフルネスについても、あわせて考えるべきだろう。
「何かをして時間を過ごす」より、
「何もせず時間を過ごす」ことのほうが、実は現代においては遥かに難しいのだ。
これには、ある種の訓練が必要で、
マインドフルネス・瞑想であったり──いや、シンプルに「何もしないことに罪悪感を感じる」ような価値観を、まずは捨てるべきだ。
それにしても──
今、そんなことを考えながら、日記をスマホで打ち込んでいるのだから、世話ない。