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「チーム・ジャーニー 著者による本読みの会 第15話『ミッションを越境するチーム』」に参加しながらまとめてみた

 実家に帰省中で参加する読書会(6週間ぶり2回目)。今回はセミファイナルで次回は最終回です。

ミッションを越境するチーム

自分たちでプロダクトの構想をつくれないチーム

 前話で社長がプロダクトマネージャーに就任し、社長がバックログの選別をこなしていくようになりました。

 ただその選別の基準が共有されないまま一方的にプロダクトバックログが捨てられていくところから話が始まります。いきなりつらい。そして200個近くあったらしいプロダクトバックログが3,4個しか残りませんでした。捨てすぎィ!

 社長の名前は江島。まさかのカイゼン・ジャーニー主人公!!!(カイゼンジャーニー読まなきゃ💦)ウラットさんは特徴のある名前だったのでパラ見だけしてたんですが見覚えありました。そんな感じでカイゼン・ジャーニーから一部引き継がれて登場します。

「このプロダクトチームを解散する。」

 えええええええええええええええ😲

「これまでみたいな状況が続いたらね。」

 社長は成果主義みたいですね。簡単に人を変えるし解散も特別な選択肢ではない模様。心理的安全どこ行った。

「スプリント、1回止めてみます。まず1週間ですね。その間に事業継続につながるプロダクトバックログに仕立てて欲しい。」

 「一週間後もう一度ここに来てください。本物のプロダクトバックログというものをお見せしますよ」って言えたらいいですね🙄

社長 vs プロダクトチーム

 1週間後、プロダクトオーナーたちが合議してまとめたプロダクトバックログを社長に提示しても一つも通らず。なおその間に開発チームは何かしていなければ気が気ではないと手を止めることなく開発を続行しています。

 もう1週間延ばされ、その間に社長は自分でプロダクトバックログを積み始めます。

「開発チームが開発を続けていたのは知ってたよ。スプリントの中止って、蔵屋敷さんに教えてもらわなかったの? 基本ができていないよね。」

 強い😇

 そしてこの社長はリポジトリの中まで見に行って技術的負債のプロダクトバックログを積んだりもしている模様。強い😇

 プロダクトオーナーとチームリーダーでプロダクトバックログの再提示をしますが……

「3週目突入だね。」

 こいつコミュニケーション取る気ねぇな。

 社長の期待に応えるため開発チームのスループット目標を多少無理してでも上げるもそれが裏目に出てしまいます。

 そして太秦さんが社長にスプリントの中止を上申。。。

持ち場を越えて同じものを見よう

 社長が太秦さんを呼び止めます。

「太秦さん。君の持ち場はどこにありますか?
私たちは同じものを見ることができているのか、と。」

 どの口が言ってんねんってちょっと思った。社長からの試練やね。

私にもどうするべきかという正解があるわけではないよ。自分たちだけでわからないことをわかろうとするためには、何ができるかだ。」

 社長が正解を持っていないのに、社長の中にあるだろうと仮定した”正解”に合わせようにしてたと気づかされます。

「このプロダクトがもたらす価値とは何か」をとらえようとするまなざしを集める必要があるだろう。

自分たちの視座と視野を自在にする

 プロダクトをこれからどうしていくのか、チームで向き合うという課題を乗り越えるために、チームが備えておきたい視点の解説が始まります。

視座と視野で決まる視点

視座:どこから(高さ=目的)
視野:どこまで(広さ=対象)

視座がいくつか挙げられていました。

✔ ジャーニーの視座
✔ プロダクトの視座
✔ 事業の視座
✔ 組織の視座

 視野に関しては、プロダクトづくりにおいては「人」を見る行為が欠かせない。ということでいくつか挙げられています。

✔ プロダクトの利用者
✔ 利用はしないが意思決定に関与する利害関係者
✔ 自分が所属するチーム
✔ 他のチーム
✔ 上位職
✔ 経営層
視座や視野への偏りをつくらないこと
高低、広狭を自分たちの意思で行き来できること

 技術的負債は分かりやすい例で、現場側からしたら早く返済したいけど、ビジネス側からしたら優先順位が低く扱われたりするし、でもレガシーな環境は採用にも影響するから将来的には返済していく必要があります。これが視座や視野の違いってやつと考えました。

 この辺りの考え方の下敷きとして制約条件の理論が挙げられていました。ゴールドラット氏が執筆したザ・ゴールに書かれている理論だそうです。

視座と視野の移動を難しくする2つの要因

 こう判断しておけばだいたいオッケーという状態をつくらないこと。

 難しくする2つの要因がある。

現状の最適化

 自分たち自身が現状に合わせた思考、行動を取っていること自体に気づいていない状態にある
そもそも「この仕事で何を実現したいのか」とか、そもそも「この仕事は必要なのか」という問い直しができるか

役割による固定

 視座や視野が役割によって固まってしまう。

役割を置いて、その上でいかにそれぞれの役割を越えたり、重ねたりができるかがチームとして狙っていくところになります。
チームの中でリード役を決めて、それをジャーニーなどの単位で動的に意図的に動かしていく

 具体的なやり方として星取表を描き、チームの今後についてむきなおることが挙げられていました。

プロダクトオーナーの民主化

 プロダクトオーナーと開発チームの間は、専門性が大きく異なるため分断が起きやすいです。こうした状況を超えていくために求められるのは双方からの境界を越えていく姿勢が挙げられています。

 できるだけ早い段階から、プロダクトの方向性を決めることを役割から解放しておくことが「プロダクトオーナーの民主化」と書かれています。

 視座と視野をいかにして動かすか、偏りに気づけるようにする2つの方法があります。

多次元からの捉え

物事を見る観点は複数あり、チームとしてどの観点を持つようにするか捉えておくこと。

 観点を言語化して整理する。これをチームで臨むことが必要とります。 これが多様性を武器にしたチームのあり方といえます。

自分たちに問う

チームの思考や行動に問いをぶつけることで揺さぶりをかけること

 自分たちの主観や置かれている状況を超越して考えるように促せるという利点があります。

自分たちが気づいていないことに気づく
あえて回答不可能、正解がない問いを置いて向き合ってみる。たとえば、それは「正しいものを正しくつくれているか?」という問いです。

 どっかで聞いたワード😄

 自分の前提を疑う方向へもっていく力がこの問いにはあります。

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 社長が出てきてどうなるかと思ったらまさかのカイゼンジャーニー主人公でした。社長によって悪い意味でひっかき回されると思っていたので一安心です。とはいえ現実的にはそんな甘い話もなく……😥

 視野や視座が違うのはしょうがないと思ってたんですが、それだとちぐはぐなものができたり、納得感持って仕事できないと思うので大切なことがわかりました。どうしても付き合っていられないって言うのなら別プロジェクトへ異動を志願したり転職って形でチームを出て行ってしまうことになるんでしょうね。しみじみ。。。

 次回最終話! 長い戦いでしたが楽しかったです。最後に寝坊は絶対やらかしたらダメなので張り切って望みたいと思います。

 また後日感想戦が予定されているそうです。一人ずつ感想を言い合う会になるんだとか。

 さらにその後は正しいものを正しくつくるの読書会を予定しているそうです。買わなきゃ!

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ふじい
😉

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