Fearless Change パターン37~40 「メンター」「謁見」「相談できる同志」「成功の匂い」
Fearless Changeとは
「アイデアを組織に広めるための48のパターン」が収録された書籍です。タイトルの通り、組織に対して恐れ知らずの変化を与えるために必要なことが書かれています。48のパターンそれぞれに概要・使いどころ・使用例などがまとまっています。ナンバリングされていますが、順番に使うものではありません。適切な状況で適切なパターンを使いましょう。
パターン1~36
✔ パターン1~4 「エバンジェリスト」「小さな成功」「ステップバイステップ」「予備調査」
✔ パターン5~8 「ふりかえりの時間」「協力を求める」「ブラウンバッグ・ミーティング」「コネクター」
✔ パターン9~12 「何かを食べながら」「電子フォーラム」「アーリーアダプター」「外部のお墨付き」
✔ パターン13~16 「グループのアイデンティティ」「達人を味方に」「空間を演出する」「イノベーター」
✔ パターン17~20 「やってみる」「感謝を伝える」「次のアクション」「個人的な接触」
✔ パターン21~24 「便乗」「種をまく」「適切な時期」「定期的な連絡」
パターン25「勉強会」
✔ パターン25~28 「勉強会」「テイラーメイド」「著名人を招く」「経営層の支持者」
✔ パターン29~32 「正式な推進担当者」「アーリーマジョリティ」「達人のレビュー」「体験談の共有」
✔ パターン33~36 「みんなを巻き込む」「ちょうど十分」「身近な支援者」「場所重要」
パターン37「メンター」
プロジェクトに新しいアイデアの導入を始めたいならば、そのアイデアを理解していて、チームを手助けできる人に来てもらうパターンになります。実際の問題を通じて指導してくれるエキスパートがいれば、プロジェクトチームはさらに進歩でき、些細なミスが大きな遅れを生じさせるのを防ぐことができるでしょう。
メンターが行うべき事柄は明示しておきましょう。なぜ彼を雇うのか? 何をもってゴールとするのか? をはっきりさせておきましょう。
使えるパターンとして、下記が紹介されています。
✔ ちょうど十分(34)
✔ 個人的な接触(20)
パターン38「謁見」
組織の管理者やメンバーが、著名人を招く(27)の招待者と一緒に過ごす時間をお膳立てし、機会を最大限に活かすパターンになります。非公式なディスカッションの場を設け、組織の管理者やメンバーが著名人と触れ合うことで、彼らが身近な支援者(35)や経営層の支持者(28)になってくれる可能性があります。できるだけみんなを巻き込む(33)ようにし、公正にふるまいましょう。
使えるパターンとして、下記が紹介されています。
✔ 定期的な連絡(24)
✔ 感謝を伝える(18)
✔ みんなを巻き込む(33)
✔ 電子フォーラム(10)
パターン39「相談できる同志」
厳しい状況のときに必要以上に落ち込まないよう、新しいアイデアの導入で同じように困っている人たちと話す機会を見つけるパターンになります。同じ境遇にある人と一緒になることは、驚くべき解決策を導いてくれます。
気を付けないと、泣き言をいうだけの劣化したものになってしまうので、人が起こした問題への解決策に焦点を当てるようにしましょう。
使えるパターンとして、下記が紹介されています。
✔ ブラウンバッグ・ミーティング(7)
✔ 感謝を伝える(18)
パターン40「成功の匂い」
目に見える結果を残したとき、新しいアイデアに惹きつけられる人が現れるので、その機会を活かして教育に力を入れるパターンになります。彼らの質問に応える機会と、アクティブなサポーターになるよう彼ら促す機会を得ることで、人々を新しいアイデアになびかせます。
使えるパターンとして、下記が紹介されています。
✔ ちょうど十分(34)
✔ 個人的な接触(20)
✔ 協力を求める(6)
ここまでの感想
相談できる同志(39)の重要さはもちろんのことながら、「気を付けないと、泣き言をいうだけの劣化したものになってしまう」という部分にものすごく気を付ける必要があるなと感じました。
ネガティブなことは伝染しやすいですし、周りの情熱も下げてしまうと「アイデアを組織に広める」という本来の目的から遠のいてしまうでしょう。
なのでエバンジェリストにはある種の楽観さも必要なんでしょうね。そういう意味でも成功の匂いは常に意識しておきたい。
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