#50 平日の晩に4歳児・0歳児と過ごすごく普通のスナップショット
4歳児と0歳児の息子たちを持つ父親です。子供たちの成長の様子をしたためることで将来の息子たちへのプレゼント(酒の肴)になれば、と筆を執っています。
さて。お父さんはここ最近毎日キミたちのことを書き綴っている。来週は海外出張でいないのできっと書ける回数が少ないだろうから、今週はサービスで連日書いておくね笑。こうやって書いておくと後で振り返って、キミたちだけの様子でなくてお父さんの状況もわかっていいね。コロナ禍で自粛していた海外出張がリスタートで、3年ぶりくらいの海外出張だ。パスポートもこの期間中に新しくなったよ。
では、まず0歳児のキミへ。今日はキミたちが起きている時間帯に帰ってこれたので、しっかりとキミを抱っこする時間があったよ。キミはお父さんに抱っこされるのが好きなのか、お父さんが帰宅後に夜ご飯を準備しようと、キミを床に這わせて、キミから離れると、凄い勢いで泣きじゃくる。
お父さんが背中を向けるとすぐに泣くね笑。お父さんが台所でご飯を取り分けたりして食事の準備をすると、いつもの左右非対称なずりばいでぎゃんぎゃん泣きながらお父さんに向かってくる。ごめん、キミをほったらかしにしたわけではなくて、お父さんも仕事終わりでかなりお腹が空いているんだ笑。
キミはお父さんの足元までやってくるとお父さんを見上げて、ようやく泣き止む。はいはい、抱っこだね。お父さんは作り置きのおかずをお皿に乗せて、キミをよいしょっと抱っこして、お皿に乗せたおかずをレンジに入れて温める。キミは満足なようだね。目線がお父さんと一緒で、目に溜めた涙と共にいつもと違うアングルで部屋の中を満足げに眺めている。
お父さんが椅子に座ってご飯を食べていると椅子の足の脇にスタンバって、食べ終わってからお父さんが床に座ってキミに話しかけると、キミはずりばいからクルンと回ってお腹を見せて指しゃぶりを始める。お父さんは「よしよしよし」と言いながらキミのお腹を撫でると、ニコニコして気持ち良さそうな表情をするね。何だか犬みたいに。安心するとお腹を見せるのか笑。
4歳児のキミへ。キミはカエルの卵が孵化するユーチューブを見ながら、「おたまじゃくしかわいいねー」と寝る前にまた無駄にテンションを上げている。「パパ、見て!オタマジャクシに足が生えてきた。あっ、目も生えてきた!口も生えてきた!」と、どこまでも無駄にハイになっている。目は生える?とお父さんは一応相槌をうつけど、キミはカエルの世界に夢中でお父さんの言葉はあまり耳に入っていない。
もう21時なので寝る時間だね、の段になって初めてお父さんの存在を思い出したのか、「今日はパパと寝たかったんだー」と急に優しくなる。お父さんの歯ブラシと歯磨き粉を持ってきてくれて、お父さんが寝ながら歯を磨いていると「パパ、危ないよ」と注意喚起をしてくれる。いつも立ったり寝たりしながら歯みがきをすると喉に詰まって危ないよ、とお母さんに言われているキミの学びをお父さんにも教えてくれる。
キミは怖い夢を見たくないと言いながらお父さんにくっついてくるので、「楽しいことを考えれば良いよ」と歯磨き注意喚起の御礼に今度はお父さんが教えてあげた。「じゃあ、ブロッコリーをたくさん食べることを考えるね」とキミが選んだのはアイスでも果物でもなくブロッコリー。どこまでも健康志向だ。そして、お父さんのお腹に背中をピタッとくっつけて楽しい夢を見るためにキミはブロッコリーのことを考え、信じて疑わない。
キミがまどろむのを見てから、そっと布団から抜け出し、お父さんはお風呂に入り、湯舟に浸かっていると、台風で看板が飛んできたかのような大きな音でお風呂場のドアが開き、「パパー」とキミがやってきた。湯舟を見ながら「海みたいだねー、波もあるねぇ」と、一通り好きなことをしゃべると「じゃあ、おやすみー」と言ってお風呂場から去っていった。寝入ったと思ったけど、まだ起きていたのだね笑。
そしてお父さんがお風呂から上がるとキミはもう夢の中だ。今日はブロッコリーのおかげで楽しい夢を見ているだろうね。
お父さんはこんな些細な出来事ではあるけど、早く帰ってキミたちを過ごせた時間に感謝してその様子を記してから寝ることにするよ。
Have a nice dream.
これから羽ばたくキミたちへ。寒くなってきたから、ちゃんと布団をかけて寝るんだよ。