さっき飲んだコーヒーが寄付に?- スターバックス「Be a Santa ドネーション」
冬の寒さが身に染みる季節となりました。10月末のハロウィンを過ぎると一斉に街中にはイルミネーションが輝き、クリスマスソングが流れています。皆さんも家族や友人との時間を楽しみにしていますか?
僕は毎度毎度子ども達の強烈なリクエストを伺い予算と調整しつつも楽しんでいます。
そんな中、昨日スターバックスのレシートに見慣れぬキャンペーンの文字列を見つけました。Be a Santa ドネーション??なんだこれ?
少し調べてみました。
「Be a Santa ドネーションプログラム」とは
ドネーションとは寄付のことです。いわゆるチャリティです。
2022年から始まったこのプログラムは、今年で3年目を迎えます。クリスマスを心から楽しめない子どもたちがいて、スターバックスコーヒージャパンは、そんな子どもたちに笑顔を届けるため、「Be a Santa ドネーションプログラム」を実施しています。
このプログラムは、コーヒーを楽しむだけで社会貢献ができるという、まさに「一石二鳥」の取り組みなのです。
ビバレッジ(ドリンク)の売上の一部と、スターバックス®リワード会員からのStar寄付を通じて、地域のこども食堂にホリデーギフトを届けるという温かい取り組みということです。
「あー。あの何に使ったら良いかいまいち分からず、ただただ貯まっていくだけのお星様こんなことに使えるのねー、ほえー」と少しビックリです。
具体的な活動内容
ビバレッジ売上の寄付: 11月1日から12月25日までのホリデーシーズン期間中、ビバレッジを注文すると、その売り上げの一部が寄付されます。
Star寄付: スターバックス®リワード会員は、30 Starsから寄付が可能です。オンラインで簡単に参加できるため、より多くの人々が気軽に寄付できるようになりました。
ホリデーギフトの配布: 集まった寄付金で、お菓子やスティックタイプのコーヒーなどをセットにしたホリデーギフトを作成し、こども食堂に届けます。
サンタ訪問: スターバックスのパートナー(従業員)がサンタに扮して、一部のこども食堂を訪問します。
寄付先のこども食堂
このプログラムは全国規模で展開されており、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえを介し、47都道府県の508ヵ所のこども食堂に寄付が行われています。
昨年の実績では、約2万5,500人の子どもたちにホリデーギフトが届けられました。今年も同規模もしくはそれ以上のギフトが贈られることが期待されています。
今年の新しい取り組み
ネスレ日本との協力: 今年は新たに、ネスレ日本株式会社から「キットカット」の寄付を受けています。これらもホリデーギフトの一部として子どもたちに届けられます。
鈴木おさむさんとのコラボレーション: 放送作家の鈴木おさむさんが、プログラムのメッセージに共感し、『君だってサンタクロースかもしれない』という絵本を書き下ろしました。この絵本は全国のスターバックス店舗と公式HPで公開されています。
他国のスターバックスのドネーションの取り組み
スターバックスの社会貢献活動は世界各地で展開されています。例えば:
アメリカ: 「Starbucks Foundation」を通じて、若者のリーダーシップ育成や地域社会の発展を支援しています。
イギリス: 「Community Café」プログラムを通じて、地域のチャリティ団体と協力し、恵まれない人々にコーヒーや食事を提供しています。
中国: 「Starbucks China Youth Development Program」を通じて、若者の教育とキャリア開発を支援しています。
他企業のこの時期のドネーションの取り組み
株式会社アンデルセン: シュトレンの売上の一部をチャリティーサンタに寄付しています。
ユニクロ: 「服の力プロジェクト」を通じて、冬物衣料を必要としている人々に寄付を行っています。
イオン: 「幸せの黄色いレシートキャンペーン」を通じて、地域のボランティア団体に寄付を行っています。
プログラムの課題と今後の展望
スターバックスの「Be a Santa ドネーションプログラム」は素晴らしい取り組みですが、今後さらなる発展が期待されます。
一時的なイベントに終わらせることなく、持続可能な支援システムとして継続的に展開していくことが重要です。
どんなに良い話でも継続は力なりです。
終わりに
スターバックスの「Be a Santa ドネーションプログラム」は、コーヒーを楽しむという日常的な行為を通じて、社会貢献ができるという画期的な取り組みです。このプログラムは、企業の社会的責任を果たすだけでなく、顧客に社会課題への関心を持ってもらう機会も提供しています。
たった一杯のコーヒーが、誰かの人生を変える可能性を秘めています。
「何か寄付とか募金って気合い入れまくって寂しいお財布からお金を出すなんてちょっと」「気恥ずかしいなあ」なんて思っちゃう僕です。そんな僕にとっては、使い道に困っていたStarをちょびっと使うだけでなにかお役に立てるなら、それは嬉しいことだなあと思うのです。
記事中にふれましたが、スターバックスの「Be a Santa ドネーション」に限らず普段の何気ない消費の中で出来ることがあります。この記事を読んで、なんか自分もちょっとだけやってみようかなって思って頂けたら幸いです。
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軽佻浮薄だがバカではない
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