D.Yamamoto

Wine Shop Staff / Sommelier ワインを扱う会社で働いています…

D.Yamamoto

Wine Shop Staff / Sommelier ワインを扱う会社で働いています。趣味は珈琲と文房具と革靴。プロフィール写真はレストラン時代の頃の若かりし自分。https://www.instagram.com/daisuke_yamamo.to/

最近の記事

【決意】何でもかんでもコロナや円安のせいにするのはやめます

今年も桜の木の下で存分に羽を伸ばすことも叶わず、仕方がないので休みの日には左右交互に親知らずを抜いて過ごした春が、あっという間に終わりました。(痛かった。。。) 春が明けると、世間は値上げムード。 私たちが扱うワインも、この記事を書いている時点では大幅な値上がりはありませんが、もしかすると今後、プライスカードの数字を差し替える日が訪れないとも限りません。 政治経済についてとやかく語るのはタイトルにとどめるとしても、本音としては、売り手としても買い手としても、「値上げは勘弁

    • 他人に干渉すべきか、否か。お節介の意義と正当性について。

      お節介という言葉があります。 辞書やシーンによって定義は様々ですが、一般的には①当人は相手を思い「良かれ」と思ってやっていること②関与されることが相手にとって必ずしも必要としている行為ではないこと、辺りが共通認識でしょうか。 例えば、私が従事している「ソムリエ」という仕事はお節介の集合体で成立する職業だと思っています。 ソムリエというと、ワインの専門家のようなイメージを持っている方も多いと思いますが、半分だけ正解、といったところです。 本当の専門家は「ワイン造り」や「

      • 【目標】2月のテーマは「走りながら考える」

        早いもので、2月を迎えました。 こんなご時世だからか、日々は目まぐるしく移り行くもので。終わってみれば1月は狂おしい程に時間の流れが早く、若輩なりに、年を少しずつ重ねていることを実感しますし、良い意味で「夢中で」駆け抜けている実感が伴っています。 たぶん、良い傾向です。2022年、悪くないスタートが切れました。 「販売」という仕事柄、一日で完結する仕事も多いのですが、それだけじゃ駄目だよ、と自分に言い聞かせながら暮らす日々。PCを新調したり、スケジュール管理を電子化した

        • 【提案】ワインを「選ぶ」のはもうやめにしよう。

          ワインへの習熟度にかかわらず、「今日はワインを飲むぞ!」とお店に向かったほぼ方のほぼ全員が直面する葛藤があります。 「いざワインコーナーに行っても、どのワインを選んでよいかわからない。」 これ、ワイン業界に身を置く立場としては見過ごせない問題です。が、、未だキラリと光る解決策は浮かんでいません。今日は、いっそのことワインを「選ぶ」のはもうやめよう、というお話です。 親切じゃないかも?ワイン業界以前の記事で、「よりよいワインを選ぶコツ」と称してワインの写真を残しておくこと

        【決意】何でもかんでもコロナや円安のせいにするのはやめます

          【雑談】今からお引越しをする人のはなし。

          表題のとおりです。 あと数時間後には引越屋さんが来てくれて、転居します。 お願いするのも恥ずかしいぐらい近場での移動ですが、席替えの度に歓喜した少年時代の心そのままに、まぁちょっぴり高揚もしています。 東向きのベランダが好きでした。 平凡な部屋でしたが、家族がかつてプレゼントしてくれたカーテンの性能だけはやたらとよく、それはもうしっかり遮光してくれて。けれど、ある人が「カーテンはちょっと開けて眠りにつくと良いよ。特に東向きは日が差して気持ちがよい。」と言っていたのを思

          【雑談】今からお引越しをする人のはなし。

          ソムリエだからって、毎日ワインを飲んでるわけではない#この仕事を選んだわけ

          元も子もないタイトルですが、紛れもない事実です。 この仕事において、「味や香りがわかる」はソムリエとしてのあるべき姿の一つなので、黙々とワインと向き合う時間は取ります。仕事中に品質チェックをすることもあれば、仕事終わりに、自身の感覚と表現をすり合わせるために向き合うこともあります。もちろん、ワインは好きです。特別な日でなくとも一人でただただワインを嗜む夜もあれば、仲間と楽しくグラスを傾ける日もあります。 けれど、私の場合は前提として「仕事だから向き合う」という側面が強く、

          ソムリエだからって、毎日ワインを飲んでるわけではない#この仕事を選んだわけ