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【ココロの話】「僕は誰かに笑われている」という認知の歪みについて

こんにちは、ダイキです。

ファッションを趣味とすること。それは、スニーカーや革靴など「モノ」への偏愛でない限り、原則誰かに自分を見せることと直結しています。
今日は「人に見られる」ことに対する認知の歪みについてお話します。


「誰かに笑われている」という意識

友人や街行く人に「笑われている」と思ったことはありませんか?
僕はメチャクチャあります。
「僕の所作が挙動不審だから」「僕の髪型が変だから」「僕の着ている服が流行遅れだから」
笑い声が聞こえると、そんな劣等感とともに被害妄想に陥っていました。
最近は減りましたが、特に強く感じていたのは10〜20代の頃。
なぜそうなってしまったのでしょうか?

それは「認知の歪み」のせいです。

認知の歪みとは?

認知の歪みとは、物事の捉え方や解釈に偏りが生じる心理的な現象。
簡単に言えば「客観的な事実」に対する「自分の主観(解釈)」が乖離してしまうこと。

たまたま友達はテレビの話で笑っていたという「事実」を、自分が笑われているという「認知」にしてしまった。それが先程の例です。
一つの事実に対して、認知の仕方は人それぞれ。これがネガティブな方向に作用してしまうと、メンタルに悪影響を与えてしまいます。

「認知の歪み」の実例

では、実際にどのような認知の歪みがあるのでしょうか?下記サイトから抜粋して実例を考えてみましょう。(全文は下記サイトをご参照ください。)

① 結論の飛躍

「通りすがりに誰かが笑った」(事実)→「自分のことを笑っている」(認知)

当たり前ですが、人が笑うのは様々な理由があります。そして、本当に笑った理由は本人に聞かないとわかりません。
それを飛ばして、自分のネガティブな結論に結びつけてしまうこと。
これが結論の飛躍です。ネガティブに考えるにも、本来は論理性が必要ですね。

② 過小評価・心のフィルター

「友達に笑われた」(事実)→「自分の所作がキモいからだ」(認知)

友達が笑ったのは、あなたの服にユニクロのサイズ表記シール(Lサイズ)が貼ったままだからかもしれません。
自分に少しでも自信がない部分を拡大解釈してしまう。そして、物事をネガティブな心のフィルターを通して見てしまう。
事実をもとに、心当たりを自ら探して自分を痛めつけてしまう・・・これも認知の歪みのせいです。

③ 一般化のしすぎ

「一度友達に服をバカにされた」(事実)→「街行く人がみんなバカにしている」(認知)

一般化のしすぎとは、一度起こった悪い出来事が、その先も長期間にわたり繰り返されると思い込むことです。
友達に服をバカにされたのは事実かもしれませんが、それを全体に適用するのは非常に危険。今後の人生がすべてネガティブになってしまいます。
事実は事実として、客観視することが必要です。

「認知の歪みがある」という認知を持つ

以上、認知の歪みについての簡単な解説でした。
詳しい解決方法については専門サイトに譲りますが、まず大事なのは「認知の歪みがある」ということに気付くこと。
それだけでも、ネガティブな認知の頻度を下げることができるはずです。

僕もそうでしたが、この認知を改善するのはとても長い時間がかかります。
「自分に自信を持て」「他人は関係ない」というアドバイスはなかなか心に染みません。もし悩んでいる方がいれば、ぜひ気持ちを共有させてください。
自分を客観視し、自らを傷つけることの無いよう考えていきましょう。

それでは今日はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました!

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ダイキ@ファッション✕自己理解
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