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ハイテンションなスペースエンタメSF「デシベル・ジョーンズの銀河(スペース)オペラ」

<SF(221歩目)>
翻訳者の小野田和子さんの技を感じる。中毒になる文体です。

デシベル・ジョーンズの銀河(スペース)オペラ
キャサリン・M・ヴァレンテ (著), 小野田 和子 (翻訳)
早川書房

「221歩目」は、キャサリン・M・ヴァレンテさんの笑えるスペースエンタメSFです。

エンタメSFとは、ムリ筋な設定から始まるのですが、結果は「面白い」です。

何時も真面目系のSFばかり読んでいたら、こんな設定もありなの!?とか思ってしまう。
小野田和子さんの翻訳の妙なのか?ハイテンションで中毒性あり。
パルプフィクションだった時代のSF作品って、こんな感じで面白かったのだろう!?とか感じた。

原点回帰として、こんな軽く読めるエンタメSFも出版不況の現代では必要かも。
シンプルに脳が面白いと思いました。

ユーロヴィジョン・ソング・コンテストを彷彿させると書かれているが、その通りだと思った。
私もたまたま2008年のジーマ・ビラーン優勝時に見てから既に長いこと見ていたが、新たな才能の発掘には素晴らしいコンテンツ。

同じく、宇宙でも新たな才能の発掘の場になると発想は面白い。
でも、罰ゲームが過酷すぎでそりゃないでしょ!とも思った。

続編あるようなので、この中毒になるハイテンションが続くことを祈ります。

#SF小説が好き #宇宙SF #デシベル・ジョーンズの銀河 (スペース)オペラ #デシベル・ジョーンズ #銀河オペラ #スペースオペラ #キャサリン・M・ヴァレンテ #小野田和子 #早川書房 #ユーロヴィジョン #エンタメ #SF #SF

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