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チャイナ・ミエヴィルさんの短篇集「ジェイクをさがして」

<SF(133歩目)>
「都市と都市」以上に、心にひっかかる作品集。ちょっとSFよりも文学寄りです。

ジェイクをさがして
チャイナ ミエヴィル (著), 鈴木康士 (イラスト), 日暮雅通 (翻訳), 田中一江 (翻訳), 柳下毅一郎 (翻訳), 市田泉 (翻訳)
早川書房

「133歩目」は、最近は早川さんの推しになっていないが、とても読み応えある短篇集。

同好の友人は、SFよりもホラーとのこと。私は幻想の文学です。

チャイナ・ミエヴィルさんは、「都市と都市」が有名ですが、この短編集の作品に、ミエヴィルさんらしさ感じます。

14篇おさめられているのですが、ローカス賞受賞作の「鏡」や表題作の「ジェイクをさがして」よりも、「基礎」「ボールルーム」「ロンドンにおける”ある出来事”の報告」「ある医学百科事典の一項目」「仲介者」「もうひとつの空」「飢餓の終わり」の方がミエヴィルさんらしい作品で、とても印象深かったです。

それでも「鏡」はやはりとても心に残る。というより、記憶に深く刻まれる作品でした。

また‪後日、この短編を再読すると思います。

今日で266日目、私の朝のルーティンです。

#朝のルーティーン

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