コンピュータの反乱「未来の二つの顔」
<SF(90歩目)>
ジェイムズ P.ホーガンさんの50年ちかく前に書かれた作品です。
50年前のSF設定ですが、既に実用化されたもの(コンピュータネットワーク・AI・ドローン等々)もあり。先見性を感じます。
特に前世紀に急速な発展を遂げたコンピュータに対して、そして現代のAIに対してのホーガンさんの世界は参考になります。
未来の二つの顔
ジェイムズ P.ホーガン (著), 山高 昭 (翻訳)
東京創元社
「90歩目」も、ジェイムズ P.ホーガンさん。
「巨人たちの星」シリーズを再読したら、またホーガンさんの世界に戻ってきました。(笑)
この作品でのホーガンさんの世界は「コンピュータの反乱」で、現代の「AIの反乱」と読み替えるとしっくりきます。
「常識が欠けていること」って、人間でもあるのですが(笑)、特にコマンドに忠実なコンピュータでは顕著ですね。
「目的」に究極的に特化するコンピュータが人間に敵対するのか?この命題をもとに進んでいきます。
この命題を解くために、意図的に「戦争」状態を起こす発想が20世紀的な発想だと感じるとともに、リアルさ故にとても読ませてくれる。
さすがホーガンさんの世界。半世紀を経ても面白いです。
テクノロジーは「とんでも系」が多いのですが、やっぱりホーガンさんの世界は読ませますね。
よい読書の時間を過ごせる作品です。
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