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上田早夕里さんの短篇集で、世界観が素晴らしいです「夢みる葦笛」

<SF(144歩目)>
この短篇集も世界観がいい。いい感じの作品ばかりです。

夢みる葦笛
上田早夕里 (著)
光文社

「144歩目」は上田早夕里さんの短篇集の傑作の一つ。

上田早夕里さんの短編集です。
特に「華竜の宮 ハヤカワ文庫JA」「深紅の碑文 ハヤカワ文庫JA」にかかわる海にかかわる作品が有名ですが、その他の作品からスピンオフした質が高い短編が読めました。

私は、「上海フランス租界チヂロ320号」が歴史改変物として、余韻が残る。とても素晴らしい作品。

また、「アステロイドツリーの彼方へ」は無人探査機ものとして、数ある作品の中でも素晴らしい。上田さんが提示された「人間らしく」「人間らしさ」についての一つの回答で考えさせられる物語。

とても良かったです。また上質な読後感でした。

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