見出し画像

なぜ新規で桃農家を選択したのか


こんにちは。ご覧いただきましてありがとうございます。
今回は、私が数ある作物の中で「桃」を選んだのかについてお話したいと思います。


■桃農家になるまでの流れ

別の記事で、農家になるまでの流れについてはお話しております。

実際に私が農業体験やお話を聞いた作物は、トマト、ほうれん草、ナス、ネギ、いちご、みかん、オレンジ、桃です。この中で桃を選択しました。

正直、作物を選ぶときは悩みました。
 ・どれも作ったことがない。体験だけでは作業の一部しかわからない。
 ・自分が好きな野菜や果物を選ぶべきか?
 ・収益性の高いものを選ぶべきか?
 ・安定する野菜を選んだほうがいいか?
といろいろと検討しました。

最終的には、自分の強みを生かせる『桃』を選ぶことに決めました!

■桃を選んだ理由

私が『桃』を選んだ理由は、4つあります。

①    差別化を図りやすい。

いいものを作り、それに見合った値段で買ってもらうことができると考えたからです。農協出荷では、ある程度の基準をクリアしていれば、どれも同じ価格として販売されます。これには、多くのメリットとデメリットがありますが、前職の経験(食品の開発)を活かすには、いいものを作り、ブランドを定着させることができる作物がいいと考えました。
桃は、味、糖度で差別化を図ることができると思ったのが理由の1つです。

②    仕事が夏場に集中している

農業をする上で、年中作業に追われる、というのは避けたかったからです。雪が降り、冬場に農業ができない飛騨地方を選択したのも、それが理由です。
年中作物を作ることができれば、年中採れるように複数の作物でスケジューリングします。それが効率的ですし、安定します。
しかし、私はこれは嫌でした。
雪で現場作業ができない時期が、私が農業をするにあたり必要と感じました。以下の3つがそれの理由です。
 ・1年の振り返りをして、来年の計画を立てるため
 ・農業以外のもう一つの柱となる事業を進める
 ・冬場に休みを多く取り、家族との時間を増やす、リフレッシュする

③    高齢化が進んで、土地が今後借りやすい

非農家出身としては、土地が借りれるか?というところは大きな課題です。私が希望する飛騨地域では、高齢化が進み、特に桃を生産している農家さんは年々少なくなっております。土地についても、今後借りやすい状況であるのも大きな理由です。

④    飛騨の桃が一番おいしいから

桃の産地としては、無名な飛騨地域ですが、私が食べた桃の中で一番美味しかったです。
寒暖差の大きい気候が関係しています。
単純に自分が一番おいしいと思ったものを作ることを選択しました。

■今後の展望

まずは、技術を学ぶ。
美味しい桃が作れることが第一優先です。そのために時間がかかっても、まずは技術の習得に全力を注ぎます。

将来的には、桃農家と、冬場にできるアウトドア事業にもチャレンジしていきたいと思ってます。
また、自然災害でのリスクのある農家なので、リスクマネジメントの観点からも飛騨以外の地域でも桃を作れるような事業形態にしていきたいと思っております。

以上です。ご覧いただきましてありがとうございました。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?